KAIJIN

くさりがまてんとうクサリガマテントウ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第17話『デビルスプレーは死神の武器』(1973年6月9日放送)

■説明

テントウムシと鎖鎌の特性を併せ持つ機械合成怪人。

巨大なテントウムシから人間の四肢が伸びたような外見で、背中と頭部は赤と黒の斑点のあるテントウムシの鞘翅のような部位に覆われている。また、目はゴーグル状であり、額側にスライドさせると血走った目玉が露出する。

左腕の先端には三日月形の鎌が備わり、鎌の中心部分から分銅のついた鎖「スネークチェーン」が伸びており、3000ボルトの電流を流し込むことも可能。この左腕の強度はそれほど高くなく、敵の攻撃により破壊されてしまうこともあるが、ボディ内部には同じ武器が蓄えてあり、戦闘中に失っても補充ができるようになっている。さらに左右の腰には「テントウミサイル」という銃器が備わっているが、銃口が後方を向いているため、弾丸発射時は標的に対して背中を向けなければならない。

東京中に「デビルスプレー」を散布することを目的としたスプレーネズミのサポートが任務。秘密結社「デストロン」から逃げてきた人間を装って「セントラル・スポーツ」に潜入し、風見志郎らを襲撃した。しかし、志郎と立花藤兵衛に反撃されたため、その場にいた高瀬ユリ子をさらって撤退する。

追ってきた志郎が変身したV3と戦闘を繰り広げつつ、とある教会へとV3を誘い込むと、ドクトルG(ゲー)が仕掛けた爆弾が爆発。重傷を負ったV3をアジトへと運び込み、目覚めた志郎を処刑すべくスネークチェーンを巻きつけて締め上げるが、志郎はチェーンを破壊してV3に変身。ユリ子とともにアジトから脱出してしまった。

その後、スプレーネズミとともに偽の仲間割れ作戦を実行し、志郎をアジトへと案内するフリをして逃げ場のない部屋へと閉じ込めるも、この作戦は看破されており、志郎はV3に変身して脱出してしまう。

場所を変え、スプレーネズミを倒した直後のV3と対峙。スネークチェーンを巻き付けて電流を流し込むもV3には効かず、左手の鎌をパンチで吹き飛ばされてしまう。ならばと不意打ちでテントウミサイルを発射。爆破の煙を見て勝ったと思い込み歓喜しているところに「V3キック」で蹴り飛ばされて爆散した。


なお、劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』にも再生怪人として登場している。


身長:211.0cm

体重:77.0kg

特色/力など:左腕の鎌とスネークチェーン、腰のテントウミサイル


声:沢りつお(さわ・りつお)

変身者

  • 松葉杖の男

関連人物

  • ドクトルG

  • 風見志郎

  • 立花藤兵衛(V3)

  • 珠純子

  • 珠シゲル

  • 高瀬ユリ子

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員

  • スプレーネズミ

  • タイホウバッファロー