すぷれーねずみスプレーネズミ

- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 第17話『デビルスプレーは死神の武器』(1973年6月9日放送)
■説明
ネズミとスプレーの特性を併せ持つ機械合成怪人。
頭部は凶悪な顔つきのネズミのようであり、頭頂部から2本の触角が伸びる。金属製の巨大な右腕「パワーアーム」は伸縮するギミックがあり、強力な打突攻撃を繰り出すほか、万力のような機構により相手を握りつぶすこともできる。また、この右腕の外側に噴射口があり、新種の病原菌を含んだ液体「デビルスプレー」を噴射。浴びた人間を高熱を伴う奇病で苦しめる。
デビルスプレーの人体実験を行うべく、ある教会の神父を襲って亡き者にし、彼になりすます。そして、結婚式にあこがれる高瀬ユリ子と市村明雄に近づき、自分の教会で結婚式を行わうよう打診する。そして結婚式の当日、ユリ子と明雄、そして式に参加した珠純子をデビルスプレーの実験台にしようとしたが、そこに風見志郎が乱入。変身した仮面ライダーV3との戦いでV3キックを右腕に受けたため撤退するが、明雄にデビルスプレーを噴射することに成功した。
その後、デビルスプレーを散布し東京の人々を苦しめようと大規模な活動を開始。クサリガマテントウがV3を引きつけているあいだに人を次々と襲っていく。そして、ドクトルG(ゲー)の策略で大ダメージを負ったV3をクサリガマテントウがアジトへ連れてくると、その処刑に立ち会うことに。しかし、志郎は処刑から逃れるとV3に変身して脱出。クサリガマテントウとともに追撃すると思いきや、「戦えなくなった怪人はデストロンに不要」とクサリガマテントウを攻撃。さらにこの仲間割れの隙を突いたV3の反撃を受け、撤退を決めた。
その後、行き場を失ったクサリガマテントウに案内される形で、デビルスプレーの解毒剤を求める志郎がアジトを来訪。だが、実はスプレーネズミとクサリガマテントウの仲間割れは芝居であり、この罠に掛かった志郎をアジトの一室に閉じ込めることに成功する。そして毒ガスを放射して志郎を亡き者にしようとするが、この仲間割れ劇は看破されており、志郎はV3に変身して脱出。アジトに保管していたデビルスプレーの解毒剤まで奪われてしまう。止む無く場所を変え改めてV3に襲い掛かるが、すべての攻撃を易々と避けられ、最後は必殺の「V3キック」を右腕に受け、吹き飛んで爆散した。
なお、劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』にも再生怪人として登場している。
身長:180.0cm
体重:59.0kg
特色/力など:右腕のパワーアーム、デビルスプレー
声:山下啓介(やました・けいすけ)