きのこもるぐキノコモルグ
- 登場作品
- 仮面ライダー
- 初登場回/初登場作品
- 第24話『猛毒怪人キノコモルグの出撃!』(1971年9月11日放送)
■説明
毒キノコの特性を備えた怪人で、ショッカーによって無期懲役囚13号と毒キノコを合成した改造人間。
口から人間を仮死状態にする毒キノコ胞子を放つほか、戦闘員と同じくレイピアを振るって戦う。
野原ひろみ、マリ、ユリと知り合いの小泉キミ子、松本宏をはじめ、人々に毒キノコ胞子を浴びせては仮死状態にし、特殊な光線バーリアで目くらましを施した基地へと拉致していた。のちに石倉五郎ら複数の子供たちをも連れ去ったが、追ってきた一文字隼人が変身した仮面ライダー2号と、ひろみたち立花レーシングクラブのメンバーに取り返され、仮死状態に関する秘密保持のため再度子供たちの回収を試みるも、付き添っていた隼人や滝和也らに阻まれ手失敗した。
しかし、ショッカーの科学陣が「24時間でふたたび発病し、触れた者に次々と感染する」という強力な毒キノコエキスを開発。これをキミ子と宏に植え付けると、キノコモルグは、「子供たちを返してやる」と連絡して隼人をおびき出し、ショッカーの仲間になれと要求した。拒否した隼人は仮面ライダー2号に変身。キミ子と宏が駆け付けた立花藤兵衛らに救出される一方、キノコモルグは仮面ライダー2号に毒キノコ胞子を浴びせて変身解除に追い込み、捕らえた隼人を基地へと連れ去った。
ショッカー首領は隼人の処刑を決定し、回転する丸鋸で真っ二つにせよと指示。すると、キノコモルグは「意識を回復させて死の恐怖を舐めさせてやるのだ」と、科学班に命じて隼人の意識を回復させてから改めて処刑を開始した。ところが、戦闘員に扮していた滝和也が、隼人の拘束を解いて機器を停止。ふたりに逃げられたうえ、隼人の意識を回復させた薬も持ち出されてしまう。
その後、キミ子と宏が発病し、ふたりに触れたひろみをはじめ、担当の医師や看護師も感染。さらに病院から逃げた患者が交通事故を起こし、感染は瞬く間に街中へと広がり、ショッカーの目論み通りとなった。しかし、滝が持ち出した薬が隼人の知り合いでもある小池助手によって解析されており、完成させた毒キノコエキスの治療薬によって人々は回復されてしまった。
改めて「仮面ライダーを倒せ」と首領に命じられ、キノコモルグは立花を拉致。隼人に「お転婆はほどほどに」と釘を刺された反動から、独断で山へ捜索に現れたひろみら4人を戦闘員に襲わせ、さらに駆け付けた滝をも捕獲して、現れるであろう隼人を待ち受けた。
しかし、戦闘員による不意打ちや仕掛けてあった爆弾による攻撃も通じず、戦闘員たちが倒されて仮面ライダー2号との一騎打ちとなる。キノコモルグはレイピアを手に善戦したが、毒キノコ胞子を放とうとしたところへ特効薬が入った瓶を投げつけられて悶絶。ライダーキックを受けて崖から転落、爆発した。
なお、劇場版『仮面ライダー対ショッカー』、劇場版『仮面ライダー対じごく大使』にも再生怪人として登場している。
身長:1.74m
体重:65kg
特色/力など:口から放つ毒キノコ胞子
声:八代駿(やしろ・しゅん)