げんしたいがー原始タイガー

- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 第34話『危機一発! キバ男爵対三人ライダー!!』(1973年10月6日放送)
■説明
「キバ一族」の母と呼ばれる、呪いの魔女スミロドーンの真の姿。
およそ100万年前の地球に君臨していたあらゆる猛獣の祖先であり、ネコ科の雰囲気を感じさせる顔と口腔部から大きく突き出した鋭い牙が特徴。
戦闘では口から高熱の火炎を吐き出すほか、指先に備わる鋭い爪や牙を使って攻撃する。また、前面部から小型ミサイルを連続発射可能な、巨大な牙型のオートバイらしきマシンを乗りこなす。
永い間、深い眠りについていたが、キバ男爵の祈祷によって現代に蘇り、3人の仮面ライダーの命を狙う。スミロドーンの姿では、姉小路と名乗っていた。
「少年仮面ライダー隊」の本部にドーブー教の呪いの人形を贈って本郷猛の身体を猛毒で侵し、病院に運ばれたところに白衣を着た姉小路の姿で現れる。医者と偽って本郷を拉致すると、次は牙型のマシンに乗り、風見志郎を襲撃。ミサイルの連続発射で討ち取ったと思いきや、志郎は仮面ライダーV3へと変身した姿で現れる。これに対し自身も原始タイガーの姿になり応戦。素早い動きで翻弄しつつ火炎攻撃を浴びせて撃破すると、戦闘員に命じてアジトへ連行した。次なる狙いは一文字隼人。牙型のマシンで一文字が変身した仮面ライダー2号が駆る新サイクロン号と激しいデッドヒートを繰り広げる。互いにマシンを下りても戦いは続き、2号が茂みへとジャンプしたのを見計らい火炎攻撃を仕掛け、討ち取ったと確信したのかあとを戦闘員たちに任せてアジトへと引き上げていった。
仮面ライダーの殲滅は順調に進んでいたはずだったが、本郷と志郎は捕らえられたフリをしていただけであり、戦闘員の追撃から逃げ延びた一文字もアジトに侵入。3人はアジトで大暴れしたのちに脱出してしまい、スミロドーンはキバ男爵の命令によりそれぞれ1号、2号、V3に変身した仮面ライダーたちと戦うため、再び原始タイガーの姿へと変わった。
3人の仮面ライダーを相手に、攻撃を華麗に避けつつ火炎攻撃でけん制し、的確に攻撃してダメージを与えるなど、一歩も譲らぬ接戦を演じるが、V3に注意を惹かれている一瞬の隙を突かれて1号と2号が新サイクロン号に搭乗。さらにV3が2台の新サイクロン号の間に立って繰り出す大技「ライダートリプルパワー」を受け、さすがにそれには耐えきれずに爆発四散した。
身長:185.0cm
体重:65.0kg
特色/力など:高熱の炎を吐く、鋭い爪と牙、牙型のマシンを乗りこなす
声:山下啓介(やました・けいすけ)