KAIJIN

きゅうけつまんもす吸血マンモス

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第35話『キバ男爵 最後の変身』(1973年10月13日放送)

■説明

秘密結社「デストロン」の大幹部であるキバ男爵の真の姿で、マンモスの特性を備える改造人間。

象のように長い鼻は伸縮自在で、人間に巻き付いて血を吸うと能力を備えており、鼻先からは目眩ましとして利用できる霧状の赤い液体「死の霧」を噴霧。また、口元から伸びる鋭く長い牙は刺突武器として使用するだけでなく、先端部からは弾丸を連続発射できる。左腕のみが象の足のように底が広く平たくなっており、思い切り地面に叩きつけることで、局地的な地震を引き起こすほどの恐るべき膂力を誇っている。

日本における重要人物たちを誘拐し、その頭脳を改造して秘密結社「デストロン」の都合に合わせた社会を創らんとする「日本頭脳改造作戦」を成功させるべく行動。この陰謀を電話で風見志郎らに伝えようとした人間を始末すると、急ぎ襲撃現場に駆け付けた志郎を襲った。仮面ライダーV3に変身できぬよう長い鼻で首を締め上げるが、佐久間ケンが救援に現れたこともあり、討ち取ることはできなかった。

志郎たちに計画の一端を知られてしまうも、その妨害を掻い潜ってターゲットとなる3人の要人の拉致に成功。その中のひとり、宮本経済長官は志郎が変装した姿であったが、それは既に見破っており、本物の宮本経済長官も拉致したことを牢内の志郎に見せつけた。志郎の始末を戦闘員たちに任せ、3人の要人たちの脳改造手術を行おうとするが、やはり戦闘員では荷が重すぎたのか、志郎は牢から脱出。ハリケーンを駆るV3に乱入され、手術は妨害され要人たちの脱出も許してしまう。

己の誇りとデストロンの栄光を懸け、キバ男爵の姿でV3に最後の勝負を挑み、戦いの中で吸血マンモスの姿に変化。左腕を踏み鳴らして地震を起こし、怯んだV3に弾丸を喰らわせ、自慢の鼻を伸ばして首を締め上げるが、優勢だったのもここまで。鼻を両手で持たれて崖下へと投げ飛ばされ、その勢いで鼻はちぎれてしまい、続けて「V3三段キック」の直撃を受け、さらなる崖下へと転落。

キバ男爵の姿に戻ると自身の最期を悟ったのか、滅亡を迎えるキバ一族に想いを馳せる言葉を残し爆散、消滅した。


身長:199.0cm

体重:89.0kg

特色/力など:怪力、吸血機能のある鼻、火炎弾を発射する牙、死の霧


声:峰恵研(みね・えけん)

変身者

  • キバ男爵

関連人物

  • 風見志郎

  • 佐久間ケン

  • 宮本経済長官

  • 中田科学局長

  • 山本総監

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員

  • ドクロイノシシ

  • オニビセイウチ

  • ユキオオカミ

  • 原始タイガー