かめんらいだーがたっく仮面ライダーガタック

- 登場作品
- 仮面ライダーカブト
- 初登場回/初登場作品
- 第22話『誕生特別編』(2006年7月2日放送)
「Cast off Change Stag Beetle」
■説明
対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」が開発した、クワガタムシ型の自律メカであるガタックゼクターに選ばれた者が、ガタックゼクターとライダーベルトを用いて変身した姿。
35年前にワームと敵対するネイティブがもたらした技術により、ZECTの前身となる特務機関が発足させた「マスクドライダー計画」の一環として開発された。計画の中ではかなり後期に完成したシステムではあるが、初期段階の開発ファイルにはすでにその詳細が記されており、そこには仮面ライダーガタックを「戦いの神」と称する記述もあった。
システムの核となるガタックゼクターが認めた者のみ変身できるが、当初から資格者は、開発者のひとりにしてやがてZECTのトップとなる加賀美陸の息子、加賀美新に決まっていた。
腰に装着したベルト型のツール、ライダーベルトのバックル部にガタックゼクターを装填することで、堅牢なマスクドアーマーで上半身を覆った仮面ライダーガタック マスクドフォームへと変身する。
その後、ガタックゼクターの大顎にあたるゼクターホーンを操作することで「キャストオフ」が発動。マスクドアーマーがパージすると同時に、両頬にあるローテートを軸にクワガタの大顎のような形状のガタックホーンが持ち上がって固定され、仮面ライダーガタック ライダーフォームへとフォームチェンジする。
ガタック ライダーフォーム時は、ライダーベルトの左右腰部にあるスラップスイッチを押すことで「クロックアップ」が発動。ガタックゼクターで生成された超エネルギー、タキオン粒子を解放して全身に行き渡らせ、一定時間ではあるが常人では目視できないほどの超高速移動が可能となる。
専用武器は、両肩にプラスカリバー、マイナスカリバーと1振りずつマウントされている2本1対の剣、ガタックダブルカリバー。その刀身はクワガタの大顎を模しており、刃先にエネルギーを満たして放つ連続斬りで敵を両断する。
必殺技は「ライダーキック」。ガタックゼクターのボディ後部にあるボタン、フルスロットルを3回押してゼクターホーンを操作。タキオン粒子が片足に収束され、すさまじい一撃の蹴り技を放つ。技のフォームは勢いをつけてジャンプし、腰を軸にした回し蹴りを放つのが基本だが、状況によっては、片脚を前方に突き出した鋭いジャンプキックを繰り出すこともあった。
ガタックダブルカリバーを使用した必殺技は「ライダーカッティング」。プラスカリバーとマイナスカリバーの凹凸部を合体させて大鋏型にし、刃の間に標的を捕らえて破壊エネルギーを流し込む。また、刃先に溜めたエネルギーを広範囲に放ち、範囲30m以内の敵を斬り刻むことも可能。
強化ツールのハイパーゼクターをライダーベルトの左側面に装着し、ハイパーゼクターのゼクターホーンを操作することで、仮面ライダーガタック ハイパーフォームへとフォームチェンジできる。
また、ガタックには「赤い靴」と呼ばれる暴走システムが組み込まれている。
これはワーム撲滅後、ネイティブが人類に敵対すると考えた日下部総一と陸が秘密裏に組み込んだもので、赤い靴が起動すると、ガタックは周囲にいるワームおよびネイティブを区別することなく、殲滅するまで戦い続けるようになる。
赤い靴の発動中は変身者は無意識の中で攻撃行動を行い、解除後も暴走中の記憶はない。
変身者:加賀美新
変身者

スペック
■身長:194cm■体重:97kg
■パンチ力:3t
■キック力:7t(ライダーキック:19t)
■ジャンプ力:一跳び36m
■走力:100mを5.8秒(通常時間時)
■必殺技:「ライダーキック」
ガタックブレスト
超金属、ヒヒイロノカネでできており、上半身前部を守る。頑強、軽量で、大爆発の衝撃をも吸収する耐衝撃性を持つ。ライダーアーマー
軽量、頑強なライダーアーマーは、レスポンスバンドで繋がれており、通常時間時に肉体の反応速度を人造的に0.05秒と、常人より格段に速くする。インセクトリング
両手、両足の動きを補助強化する三重のリング。これによって、一般人の何倍ものパワーを発揮できる。ライダーストンパー
特殊な足裏部分。500mの高さから飛び降りても変身者にダメージを与えないように、インセクトリング、ライダーアーマーヘと衝撃を繋いで吸収、緩和する。また、ガタックゼクターを操作して「チャージアップ」することで、ガタックゼクターから送られてくる超エネルギー、タキオン粒子を波動に変換して必殺技「ライダーキック」のキック力をアップ。時空を自在に動き回る敵にその一撃を叩き込み、原子崩壊を招き、消滅させる威力を発揮する。
スラップスイッチ
タップすることでガタックゼクターより発生した超エネルギー、タキオン粒子を全身に行き渡らせ「クロックアップ」が発動する。ライダーパーム
手のひらより高周波が放たれており、ガタックダブルカリバーやガタックエクステンダーのハンドルを握る際には圧着してフィット感を増す。また、ガタックゼクターより発生している超エネルギー、タキオン粒子をガタックエクステンダーに送り込み、「クロックアップ」による超高速移動に同調できるようにすることも可能。サインスーツ
頭頂部から取り入れられ、変換された高圧縮酸素が、快適な温度と湿度で常に全身を駆け巡ることで、一定の体温を維持。さらに、50口径の機関銃の衝撃を吸収でき、5000度の高温、絶対零度の低温などからも身を守る。また、スーツ自体に備わるニューロン細胞をシナプスで繋いで変身者に伝達し、まるで第2の皮膚のような感覚でマスクドライダーシステムを扱うことができる。- スペック
- ガタックブレスト
- ライダーアーマー
- インセクトリング
- ライダーストンパー
- スラップスイッチ
- ライダーパーム
- サインスーツ

右側面
仮面ライダーガタック ライダーフォームの右側面ガタックダブルカリバー
双剣型の専用武器。右肩にはプラスカリバー、左肩にはマイナスカリバーがマウントされており、必要に応じて取り外して使用する。- 右側面
- ガタックダブルカリバー

ボーンシェルメット
仮面ライダーガタック ライダーフォームの頭部。3層構造になっており、1層目が継ぎ目のない強度に優れた超金属のヒヒイロノカネ、2層目が軽比重で耐衝撃性に優れた特殊ケミカル、3層目が強度と弾性率を持つサインスーツ製。敵のどのような攻撃からも頭部を守る。ローテート
「キャストオフ」を発動しマスクドアーマーを弾き飛ばしたあと、この部位を起点にガタックホーンが立ち上がる。コンパウンドアイ
敵が「クロックアップ」したとき、自分が「クロックアップ」していなくても、ガタックゼクターより発生している超エネルギー、タキオン粒子の流れる目で、超高速移動している相手の動きを目視することができる。ガタックホーン
マスクドフォームのガタックレシーバーと同様に、一般人の4倍以上の聴力を持っており、16Hz~12万Hzの音域の物音を聴き取れるばかりか、5km先の針の落ちる音さえも聴き分けることが可能。Oシグナル
ワームが「クロックアップ」した瞬間、時間軸の乱れを感知して敵を発見する。- ボーンシェルメット
- ローテート
- コンパウンドアイ
- ガタックホーン
- Oシグナル