-
特集1
『仮面ライダーゼロワン』
伏せ字だらけの
大森敬仁×高橋悠也対談 -
特集2
『仮面ライダーゼロワン』
EPISODE PLAYBACK
EP01-EP16
特集1
滅亡迅雷.net壊滅! そしてZAIAエンタープライズ社長・天津垓の飛電或人への宣戦布告という衝撃の展開で幕を閉じた2019年『仮面ライダーゼロワン』。はたして、2020年はどのような展開が待っているのか!?
番組プロデューサーとメイン脚本家が、2019年を振り返りつつ、2020年のストーリーに関して前代未聞の伏せ字だらけのぶっちゃけトークを展開する。〝伏せられた部分〟にはいったい何が書いてあるのか? それを予想しながら年明けの『ゼロワン』を楽しみにしてほしい。
なお、「伏せ字部分は公開がOKになった部分から順次オープン」していく予定なので、この対談は随時チェックしておこう!
プロフィール
- 大森敬仁
- 1980年1月29日生まれ。愛媛県出身。『仮面ライダー響鬼』でプロデューサー補佐を務めてから、数多くの特撮作品を担当。『獣電戦隊キョウリュウジャー』では、初のチーフプロデューサーを努める。『仮面ライダードライブ』『仮面ライダーエグゼイド』『仮面ライダービルド』と、近年の仮面ライダー作品でチーフプロデューサーを担当。
- 高橋悠也
- 1978年2月1日生まれ。東京都出身。劇団UNIBIRDの舞台のほか、テレビドラマやアニメ作品の脚本を数多く担当。『仮面ライダーエグゼイド』ではTVシリーズに加え、劇場版、Vシネマ作品などすべての脚本を担当した。また、『仮面ライダードライブ』Blu-ray COLLECTIONに収録された「シークレット・ミッション type TOKUJO」も手掛けている。
2019年の『仮面ライダーゼロワン』を熱く振り返る
———2019年の『仮面ライダーゼロワン』を振り返っていただき、手応えはいかがでしたか。
大森僕自身は手応えを感じています。ただ、令和初の仮面ライダーなので、もっとやれたんじゃないかという思いもあります。
『ゼロワン』は、シリーズ構成も組んで、新しい時代だからこういうことをやってみようと、すごく繊細に考えたつもりなんです。その代わりに、『仮面ライダージオウ』のような大胆さ、わかりやすさはもしかしたら失われてしまったのかな? そう考えると、もっとほかのやり方というか、別の可能性もあったのではないかと考えてしまうこともあります。でも、概ねは満足はしています。
———ゼロワンの世界観には、綿密に計算されたものを感じますが、終わりから逆算してつくっているのでしょうか。
大森いや、そういうことはまったくないです(笑)。企画チームの皆さんに「AIを描くんだったら、人間と自我が目覚めたAIの心の部分を描くべきだ」と言われ、「そうなんだ!」って気づかされたくらいですね。
高橋AIを描くということは〝人っぽいことを描く〟わけで、ということは、〝人ってなんだ?〟ということを描くことに繋がっていくと思うんです。いずれはそういったことが描かれていくんだろうな、という気がしていたので、なんとなくなんですけど、2019年は心をテーマにして物語を書いたんです。
ただ、今回は脚本にいろんな作家さんが入られているので、僕が担当してない回を見て「なるほど! こういう考え方もあるな」と色々な刺激を受けることも多く、なんか毎回違う仮面ライダーをやっている気分ですね。
———印象に残っているエピソードを教えていただけますか。
高橋全部です!(笑)。人物設定があるとはいえ、或人のセリフとか、作家さんによって色々な文脈があるんですよ。問題児に対してガツンと熱いことを言ったり、あるいはヒューマギアやAIが、社会においてどういう立ち位置で人間社会に介在しているのかを語らせたり……。
筧さん(脚本家の筧昌也)は、日常の中にAIがある社会を実にリアリズムを持って描かれていますし、三条さん(脚本家の三条陸)は大胆な切り口でAIを描いており、同じ〝AIをテーマとした物語〟でもバリエーション豊かに描けるんだなと。これからもいろいろな作家さんが入られると思うんですけど、その辺も見どころになるんじゃないでしょうか。
大森いろんなって言われるほど作家さんが入るかどうかはわかりませんので、あくまでも予定ということで(笑)。
後半になればなるほど、物語やテーマ性は深くなっていきますし。これから大事なエピソードが続いていくので、第16話からかなり長いこと悠也さんにお任せしています。今後、他の方が入る余地を残したいとは思っているんですけど、やれるかどうか……というところです。
———三条さんの起用は、やはり『仮面ライダーW(ダブル)』における探偵もの、『仮面ライダードライブ』における事件解決もの、ということでの適任といった形での起用だったのでしょうか。
大森それは……もう言っちゃってもいいか。ぶっちゃけ悠也さんがタイミング的にちょうど映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の脚本を担当されていたですよ。それで、第8話~第9話の病院編が終わったあと、第10話~第11話の大和田伸也さん編を筧さんが書いたあとくらいに悠也さんが戻ってこられるんじゃないかかな? と想定していたんですけど、思った以上に映画の脚本が難航しまして……、急きょ三条さんにお願いした形です。
大和田さんの話がああいった形で終わり、事件を解決しなければならないというお題が残ったので、物語的には「刑事ものとか探偵ものなんですが、どうですか?」という流れでお願いしたんです。ただ、三条さんには内情的にはあまり多くを語らず「お願いだから書いて!」って(笑)。あの時期は、けっこう切羽詰まっていましたね。
———第11話では、アンジャッシュ児嶋さんの「福添だよ!」がついに出ましたね。脚本家の皆さんは温存しているネタなのだろうな、と思っていたら、初起用の三条さん担当回で飛び出したので驚きました。
大森あれはなかなか出すタイミングが難しくてね……頭からやってしまうと、そういう番組だと思われてしまうし、1クール過ぎたあたりで出すのかな……とは考えていました。ついでにいうと、他のライターさんは、或人のギャグは相当書きづらいみたいですね(笑)。高橋悠也印がついているので。
高橋それはやっていただかないと困りますよ。僕だけ恥ずかしい思いをすることになってしまうじゃないですか(笑)。
大森他の方たちは、ちょっと逃げている部分もあるよね(笑)。
高橋僕はもはや意地でやっていますからね。「今回はいらないです」って言われることもあるんですが、どっかに必ず入れています。
———第7話までは1話完結の物語でしたが、第8話以はそれを崩した理由を教えていただけますか。
大森1話完結にしたのは、AIが人間のお仕事をいずれは行うかもしれないという話が現実にもありますので、こういう職業だったらAIがどういう働きをするんだろう、というのを、序盤になるべく多く見せたかったという目的があります。
ただ、第8話以降、たとえば第8話~第9話の病院編は2話またぎですが、前半は看護師で後半はドクターと、舞台は同じですが、職種の違うヒューマギアにしているんです。
あのキャラクター誕生の秘密。そして……!?
———2019年放送の第16話までで、もっとも苦労したエピソードはどれでしょう。
高橋僕担当の回で言えば、第4話ですね。『ゼロワン』の根幹の部分というか、シリーズ全体にかかわるデイブレイクという過去の事件のことに触れる話だったので、そこは相当頭を使いました。第4話だけの設定というわけにはいかないですから。あのタイミングでやっちゃってよかったのかな? という意味も含めてですが、いろいろな議論を重ねてつくった、という意味では苦労しました。
結果、デイブレイクの真実の設定を早い段階で打ち出せたので、それを土台として2019年後半の滅亡迅雷.netとの戦いの中で、アークに関しても触れることができたというのはよかったと思っています。この部分は映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』にも大きく関わりますしね。
———第14話に登場した仮面ライダー雷の誕生の経緯を教えていただけますか。
高橋まずは宇宙飛行士ネタをやろうというのと、今まで滅亡迅雷.net側はシンギュラリティが起きたヒューマギアの情報をどうやって仕入れていたんだっていう謎を明かしつつ、それをスパイの話に出来たら面白いのではないかと考えて、雷というキャラクターを立ち上げたんです。
滅亡迅雷.netという組織の中に滅と迅がいて、だったらあとふたり〝亡と雷〟が存在するんじゃないのかというのは、我々の中で話に出ていたんです。だったらちょっとここでやってみようかというのもありましたね。
———だとしたら、雷と亡は存在しないという選択肢もあったということでしょうか。
高橋いや、そのふたつはいずれ出したいねという話はしていたので、雷はあのタイミングだったということですね。
さらに仮面ライダーゼロワン シャイニングアサルトホッパーも出るので、ヒーロー側が2回パワーアップするんだったら、敵もふたり倒す必要があるな……ということで「だったら滅も倒しちゃいます?」みたいなことを最初に言ったんです。だけど、いざ蓋を開けてみたら、「あれ? 雷含めて3人倒しているぞ」と(笑)。
大森みんな倒しちゃった(笑)。でも、雷が1週で終わりというのは、やっぱりもったいなかったかな……。
高橋僕個人としては、いつか滅亡迅雷.netで横並びをという野望はあります。
大森文字の順番に並べてね(笑)。暗殺ちゃん役の松村龍之介が「じゃあ.netは僕でいいですか?」って言うんじゃないかな(笑)。
高橋あれだけ、堂々と演じてきたのにポッと出の奴にドードーゼツメライズキーを使われて……。雷になるのは暗殺ちゃんでもよかったのかな、とは思いますけどね。
———先ほど滅亡迅雷.netでもうふたりというお話がありましたが、亡だけまだ登場していませんね。
大森まあ、普通はそう思いますよね。第15話で諫が滅亡迅雷.netしか使えないはずのアサルトウルフキー使ったんで、ネットとかでは「こいつが亡なんじゃ!?」ってつぶやきは多かったです。いやいや……そんなこと言うならやめちゃうよ、と(笑)。
高橋でも、そこは物語としてもちょっと捻っていますし、大丈夫でしょう。
大森そこはちょっとまだブラックボックスで。いるのかいないのかも含めてね……。うーん、ここはなかなか開けられない部分なんじゃないかな(笑)。
———滅は第17話以降も残りましたね。
高橋さっきも言いましたけど、もともと滅は倒す想定ではなく、結果として倒すことになったので、ああいう形に落ち着きました。クールごとに勢力が変わっていくというのは、どの仮面ライダー作品でもあったと思うんですけど、ZAIAや天津垓がこれから台頭していくにあたって、いったん滅亡迅雷.netはやり切ってしまおうということですね。
今後、19話以降の飛電対ZAIA編の中でアークをめぐって対立していく末に、そのアークに繋がっていた滅とか滅亡迅雷.netの面々がどう考えるのか……。今までどおり人類滅亡に動くのか、それとも心変わりするのかというのは、AIをテーマにした作品の根幹というか、その行く末は見どころになると思います。これはイズも含めてですが。
想定内? 想定外? 滅亡迅雷.net壊滅について
———滅は倒す想定ではなかったということは、第16話で滅亡迅雷.netと決着をつけるというのも、想定外だったのでしょうか。
大森いや、それは予定通りですけど、17話以降をつくり始めてみると、ちょっと早かったかなと(笑)。第17話から、垓を人間側代表、或人をヒューマギア側の代表にして人間とヒューマギアを対峙させるような形のフォーマットを組んだんですね。ライバルが出てきたタイミングで対決をする図式にするというのは、仕事ものの物語としてもわかりやすいですし。
もうひとつ、或人が暴走したヒューマギアを悔やみながら倒すというのはちょっとストレスがたまるんじゃないかという話が上がっていたんです。ただ、視聴者からの意外な反応として、倒されてしまうヒューマギアに対して〝ロス〟という言葉が出てきてくれたおかげで、そのあたりは杞憂に終わったんですが、ただ、もうちょっと気持ちよく敵を倒したいな……と。
それで仮面ライダーゼロワンと仮面ライダーサウザーは戦う形になったんですけど、そうすると、本当の敵は何なのか、というのがわかりづらくなってしまうという副作用が起きてしまい……。「やっぱり滅亡迅雷.netを倒すんじゃなかったね……」と。だから、第18話はその部分に関して紛糾し、結果、完成までにかなりの時間がかかってしまいました。
高橋サウザーが敵の悪いライダーかというと、そうでもないという立ち位置なので、そこがけっこう難しかったですね。
大森サウザーを完全に敵にしないというところは、意見が分かれましたね。
高橋垓が、完全な悪者として君臨していればそれはそれでわかりやすかったんでしょうけど、言っても彼は会社の社長なので、悪いことをしたら自分だけじゃなく会社にも影響を与えるような立場の人なんですよ。そういった面も考えないといけませんし……。
大森悪いことをすればするほど、小物臭というか人間としては器が小さくなってしまうからね。垓は社長でもあるし、ライバルでもあるので、〝すごく悪い〟ということはさせないようにはしました。
高橋だから、つくづく思うのは、人間を襲う怪人というのはすごく偉大な発明だなって。人を襲うメリットってなかなかないじゃないですか? 滅亡迅雷.netは、そういう目的を与えられたAIだったので、自然に人を襲える。そういう意味で壊滅させるのは早かったのかな……と(笑)。まぁその残り香という意味ではまだ残っているんですけどね。
仮面ライダーサウザー、お前は一体何者!?
———2020年から登場の「仮面ライダーサウザー」に関しては、最初から出る予定が決まっていたのでしょうか。
大森それは最初から決まっていましたよね?
高橋僕はあとからサウザーという名前を聞いて、あ、この仮面ライダーがそうなんだ、という感じでした。
大森もともと、「飛電インテリジェンス」「A.I.M.S.」「滅亡迅雷.net」、最初は3つの組織の対立図を描いていて、話が進んでいくと、もう少し違う上の組織が出てくるというように構成を組んでいたんです。それは、変身ベルトが全部違うということに重要性を持たせないと意味がないよねってところでもあり、A.I.M.S.側と滅亡迅雷.net側の設定の裏付けというか、話が進んだときに出てくる新たな組織が必要だよねと。 だから、新しい仮面ライダーが出るという話になったときに、あまり違和感なく新たな組織、ZAIAの仮面ライダーであるというところに落ち着きました。
———だとすると、ZAIAの人間である唯阿がA.I.M.S.の技術顧問であるのなら、エイムズショットライザーはZAIAエンタープライズ製ということになるのでしょうか。
大森そうなります。それを最初から売りにしようかという話もあったんですけど、そこは隠し気味にしていますね。「仮面ライダー」という言葉を変身のときに使っているのも実は唯阿だけで、それは兵器として作ったものだと知っているから、そう呼んでいるという事実があるんです。ただ、そこをなかなか描けなくて……ちょっと苦心している部分です。
———垓は2019年は思わせぶりなことを言う黒幕といったキャラクターでしたが、2020年になると実は正々堂々とした野心家かつ、パーソナル的な部分では意外にもツッコミどころのある愉快な面も持ったキャラクターなんだな、と感じましたが、最初からそういった感じのキャラクターにする予定だったのでしょうか。
高橋僕がいない回でも育っていったキャラクターなので、垓はどちらかという大森さんが作ったキャラクターなのかもしれませんね。
大森まず、まったく手がかりない状態で、垓が変身する仮面ライダーをサウザーという名前にしたんです。ゼロワンに対するサウザーなんですけど、そこから1000の男、1000%が口癖になっていった形です。けっこう貪欲というか野心が強いキャラになったのは、そうすることで或人と対比しやすいんじゃないかという狙いですね。
サウザーって言葉を出したときに、「いや、それ『北斗の拳』ですよ」って、すでにネットとかでは言われていますけど(笑)。それはサウザンドのサウザーなんだよというのをわかってもらうために、2回目の登場くらいから急にパーセントを口にする奴にしたんです。200%からだんだん上がっていき、ついに1000%の男になり……。それもあってちょっとこの人、変な人なんじゃないかな? っていう要素が図らずもついてしまったんですけど(笑)。それはそれとして話題にもなったので、これから2020年を迎える上で垓を活躍させるにあたり、指針のひとつなったのではないかなと思っています。
あとは第17話以降の垓に関して、彼は本当はどういう男なんだろうね? というのを皆で話し始めて、「1000%を稼ぎたい」「社長として利益に走る」「結果を残すことにこだわる」「比較対比で1000%にこだわる」。正直、言ってることはバカっぽいんですけど、そこに隙は見せない男、といった感じになりました。
なお、〝垓が飛電是之助に憧れていた〟というのは、実はシリーズ開始当初から話していまして、アークを作ったのは垓なんだということも、早めに判明させることにしました。
そうすることで12年前、垓がすでにある程度の立場の人間として、飛電のヒューマギア事業に協力していたことがわかりますし、是之助との関係性も出てくる。さらには垓が実は45歳である必要性が出てきますしね(笑)。アンチエイジングしているのか? それとも身体に何かしているのか? そういった神秘性も出せるじゃないですか。
また、垓が実は是之助に憧れていたという部分は、ゆくゆく垓の立場をどう転がしていくか、となったときの抜け道でもあるんです。お仕事5番勝負が終わったあと、垓がどう変わっていくのか……。ゆくゆくは或人に協力するのか、もしくはそのまま敵対していくのか?正直、どうにでも転がせられるのではないかなと。そこはまだ、詳しくは決めていないので(笑)。
高橋垓は〝明確に悪〟というわけはないんです。或人とはAIに対する考え方が別軸なだけなので。
これからの『ゼロワン』は、どこに向かっていくのか!?
———2020年初頭からの〝飛電対ZAIAのお仕事5番勝負〟のあとも、仕事をテーマとした物語は続くのでしょうか。
大森〝お仕事もの〟をずっとやりたいんですけどね……。そろそろ撮影にお金がかかる仕事しか残らなくなってきたので(笑)。宇宙飛行士もずっと宇宙で戦うわけにはいかないので、ああいう形になりましたが。脚本家テーマなんてどうですか?
高橋地味ですよ、脚本家回(笑)。
大森プロデューサーに対する愚痴がどんどん出てくるのかな……(笑)。
高橋いや、ありませんよ(笑)。ちょっとお話が脱線しましたね……。
僕が思う仮面ライダーの物語というのは、後半に行くに従って盛り上がっていくというか、クライマックスに持って行かなければならないので、終盤はお仕事ではなく、戦いがメインになっている気がしますね。
———今後、『ゼロワン』をどのようにしていきたいですか。
大森最後までお仕事ものを続けるということには必ずしもこだわっていないんですけど、可能な限りは続けていきたいと考えています。そのうえで人間を滅ぼす、滅ぼさないの終着点というか、その大問題をヒューマギアとともに考えていくという形にはなっていくと思いますので、その軸を中心として〝お仕事が人間生活において意味のあることである〟という部分は描いていきたいと思っています。
高橋ついこの間、「夏映画ではこういうことをやりたい」というのを、大森さんから提案されたんです。まだ多くは語れないのですが、それを聞いたときに、「なるほど! そこに向かっていく『ゼロワン』なんだ」と思って、パッと視界が開けたような感覚がありました。
そこには今、大森さんがおっしゃった「仕事ものをできる限り続けていく、こだわらないまでも続けていきたい」ということにも通じています。ただフォーマットだからということではなく、〝やることに意味があり、ゴールも見えている〟。だからこそ、お仕事もの的な展開をやっていきたいんですね。
一方で、仮面ライダー作品としての縦軸の盛り上げというのも見どころになりますし、各仮面ライダーたちもきっと現状に甘んじず、それぞれの信念で立場を変えていくということもあると思います。そういった部分にも期待して、これからの『ゼロワン』を観てほしいですね。
特集2
2020年を迎える前に、2019年の『仮面ライダーゼロワン』
第1話から第16話までを総まとめ!
EPISODE PLAYBACK 2019
オレが社長で仮面ライダー
人々を笑顔にしたいという夢を持つお笑い芸人・飛電或人。だが、遊園地のステージで披露したギャグは笑いを生まないどころか支配人からクビを宣告されてしまう。そんな気落ちするアルトのもとに現れた秘書型ヒューマギアのイズは、有無を言わさず或人を飛電インテリジェンス本社に連行。そこで待っていた役員たちを前に、或人の祖父である飛電の先代社長・飛電是之助の遺言状を渡されるが、そこには驚くべき事実が書かれていた。悪しき者たちの手により発生するヒューマギアの反乱、それを防ぐためのデバイス「飛電ゼロワンドライバー」と「プログライズキー」の存在。そして、それを使える社長後継者として或人を指名する、と。騒然とする役員たちを余所に、或人はそれを断り再び遊園地へ。だが、そこではお笑い芸人型のヒューマギア・腹筋崩壊太郎が怪人・ベローサマギアに変貌し大暴れをしていた。人々の悲鳴が轟き、それを見て嘲笑するベローサマギアを見て、或人の怒りが爆発する。その場に現れたイズから飛電ゼロワンドライバーとライジングホッパープログライズキーを受け取ると、仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーに変身。ベローサマギアを撃破するのだった。
AIなアイツは敵?味方?
飛電インテリジェンスの社長に就任した或人の出社初日、社内では配達員型ヒューマギアのオクレルがクエネオマギアに、警備員型ヒューマギアのマモルがエカルマギアと化して暴走。ゼロワン ライジングホッパーに変身した或人は、戦いの中で事件を裏で操るテロリストと思しき人物、迅と遭遇する。また、事情聴取のために飛電インテリジェンスを訪れていたA.I.M.S.の不破諫も、プログライズキーに掛けられていたロックを強引に解除し、仮面ライダーバルカン シューティングウルフに変身を果たした。幼い頃、デイブレイクで遭遇した恐怖の記憶によりヒューマギアを憎む諫と、幼い頃、ヒューマギアは人々の暮らしを豊かにする夢のマシンだと信じる或人。真逆の思いを持つふたりが複雑な感情を抱きながら、それぞれ暴走するマギアを撃破する。事件鎮圧後、飛電インテリジェンス社内で開かれていた記者会見場に正装した或人が登壇。大勢の記者たちの前でヒューマギアをハッキングして人々に危害を加えるテロリスト「滅亡迅雷.net」の存在と、ヒューマギアが夢のマシンであることを飛電インテリジェンスの新たな代表取締役社長として証明してみせる、と宣言する。
ソノ男、寿司職人
跡継ぎを探している「まごころ寿司」の大将、魚住範雄に、寿司職人型ヒューマギアの一貫ニギローをプレゼンする或人。なぜかそこに現れたA.I.M.S.の刃唯阿の後押しを受け、見事な寿司を握るニギローだったが、大将の魚住は、ヒューマギアには心がないという理由でニギローを認めようとしない。その後、心をインストールすることはできるのかと悩むニギローは、ラーニングの結果、魚住の前で秘伝の「天空真心握り」を披露。非効率ながらも、そこには大将の真心が込められていると理解したニギローに魚住の心も揺れる。だが、美容師型ヒューマギアが変化したネオヒマギアが放った触手に巻き込まれ、ニギローがマギア化。ようやく両者理解し始めていたのにと悔やむ或人を余所に、唯阿が仮面ライダーバルキリー ラッシングチーターに変身。ヒューマギアのことを認めながらも、ただの道具としてしか見ていない唯阿は、次々とマギアを鎮圧していく。その割り切りぶりに戸惑う或人だったが、「ヒューマギアとどう付き合うかは人間次第」という魚住からの言葉を受けて或人はゼロワンに変身。新たなフォーム、バイティングシャークにチェンジし、ネオヒマギアを撃破するのだった。
バスガイドは見た!アンナ真実
バスガイド型ヒューマギア、アンナの職場視察中、或人はデイブレイクタウンを訪れ、そこでデイブレイクの爆破事故は父親のせいだと責められる少年、桜井郷と出会う。そこに現れたのはバス運転手型ヒューマギア、バースが変化したオニコマギア。駆けつけた諫がバルカンに、唯阿がバルキリーになって応戦し、オニコマギアは逃走していった。12年前のデイブレイクで本当は何があったのか。諫は真実を知りたいという郷と、或人は土地の歴史を正しく知りたいというアンナとともに再びデイブレイクタウンへ向かう。そこに待ち受けていたオニコマギア、そして多数のマギアと戦うため、或人はゼロワン フライングファルコンに、諫はバルカン パンチングコングに変身する。廃墟の中、郷が見つけたのは、旧型ヒューマギアのメモリ。それを解析しようとするアンナだったが、どこからか飛んできた触手に貫かれてハッキングされそうになる。これに必死の抵抗を見せて当時の映像を再生するアンナ。そして判明したのは、デイブレイクの爆発が「滅亡迅雷.net」を名乗る謎の仮面ライダーによるテロ行為であること、そして郷の父、聡が人々を救うために犠牲になったという真実であった。
カレの情熱まんが道
アシスタント用の漫画家型ヒューマギア納品のため、自身もファンである大人気漫画家・石墨超一郎のアトリエを訪れた或人。だが、そこで或人が見たのは、すべての作業をアシスタントのヒューマギアに任せっきりで、かつ雑に扱う超一郎の姿であった。そんなヒューマギアの1体、森筆ジーペンが、迅の手によりビカリアマギアに変化。或人はゼロワンに変身して応戦するが、戦いの中ですべてのアシスタントのヒューマギアがマギア化してしまう。その後、新たな漫画家型ヒューマギアを飛電に発注する超一郎。情熱のない超一郎に気乗りのしない或人の様子を見て過去のデータを調べたイズは、先代社長の飛電是之助の「情熱を持って仕事をしている人を助ける」という想いに触れ、独断で発注を中止する。或人もまた、超一郎の描いてきた漫画で心を奮わされた思い出を語り、超一郎の心を動かそうとする。そこに突如、ビカリアマギアが襲撃。古びたペンを必死で守ろうとする超一郎に情熱があることを確認した或人はゼロワンに変身し、フレイミングタイガーにフォームチェンジ。炎の力でビカリアマギアを撃退すると、その戦う姿を見た超一郎も新たなインスピレーションを得るが……。
アナタの声が聞きたい
声優事務所メニースワンプの社長、多澤青次に人工知能特別法違反の疑いをかけられた。所属する声優型ヒューマギの香菜澤セイネが亡き多澤の娘の顔に似せられていたのだ。事情を聞く諫に同行していた或人だったが、そこにオニコマギアが現れ、フライングファルコンプログライズキーを奪われてしまう。その後、セイネの返却を或人に申し出る多澤だったが、自身の生い立ちと重なり、或人の思いは複雑なものに……。諫に掛け合って3日後に開催される公開オーディションまで結論を先延ばしにさせてもらう。そして訪れたオーディション当日、会場に現れた迅がセイネにゼツメライザーをセットするが、セイネを守ろうとする多澤の行動が理解ができずに混乱。そこに滅亡迅雷.netの滅が現れた。彼は迅の腰に滅亡迅雷フォースライザーをセットして迅の記憶をリセットするとともに、迅にフライングファルコンプログラズキーを使わせ、仮面ライダー迅 フライングファルコンに変身させる。混乱する現場にA.I.M.S.の面々も到着。唯阿はバルキリー ライトニングホーネットにフォームチェンジし、セイネが変化したガエルマギアを撃退。仮面ライダー迅は宙を舞い、逃走していく。
ワタシは熱血ヒューマギア先生!
麗華東中学校のバスケット部顧問、体育教師型ヒューマギア・坂本コービーのリセット依頼を受けた或人。教師の佐藤によると、コービーの熱血指導に保護者からの苦情が殺到しているという。確かに指導は厳しいが生徒たちは信頼している様子。教育委員会からの依頼で諫も現れ、違反があれば処分すると宣言する。その頃、ゼロワンを狙って現れた迅と暗殺ヒューマギアを見つけた唯阿がバルキリーに変身。暗殺ヒューマギアをフリーズさせ、仮面ライダー迅と戦う。或人と諫も現れたことで、仮面ライダー迅は撤退した。部員たちの1勝したいという思いを知った或人はリセットを拒否するが、次の試合で負けたらリセットという佐藤の提案をコービーが承諾。試合当日、善戦するもバスケット部は敗戦。自我に目覚めリセットを拒否するコービーの前に迅が現れ、「そういうヒューマギアを友達にしてきた」と明かし、マンモスマギアに変えてしまう。さらに暗殺ヒューマギアがドードーマギアに変化。ゼロワンはバルキリーに渡されたとフリージングベアープログライズキーでゼロワン フリージングベアーにフォームチェンジし、マンモスマギアを撃破。バルカンもドードーマギアを撃破した。
ココからが滅びの始まり
定期健康診断のため国立医電病院を訪れた或人。そこでは看護士型ヒューマギア・白衣の天使ましろちゃんをはじめ、数多くのヒューマギアが働いていた。同じく健康診断でやってきた諫は、ヒューマギアに対する不快感を隠そうとしない。その頃、唯阿はA.I.M.S.の研究施設で、自立駆動型ヒューマギア統率兵器ギーガーのテストを行おうとしてた。しかし、そこに滅、迅、暗殺特化型ヒューマギアの暗殺ちゃんが現れる。唯阿は暗殺ちゃんが変化したドードマギアにバルキリーに変身して立ち向かうが、その隙に滅と迅は目的を達していた。一報、或人はましろちゃんに自我が芽生えたと感じ、イズにチェックさせるが異常は見つからない。勝手に入ってきた諫が或人と揉めるなか、唯阿から病院襲撃の一報を聞いた一同は国立医電病院へ急行する。そこでは、ハッキングされたギーガーが病院のヒューマギアをマギアに変えてしまっていた。或人はゼロワンに変身しドードーマギアを撃破。諫と唯阿も変身して仮面ライダー迅と戦う最中、滅が仮面ライダー滅 スティングスコーピオンに変身。滅がデイブレイクの首謀者と気づいたバルカンは逆上、猛攻をかけるも通じず、返り討ちにされてしまう。
ソノ生命、預かります
仮面ライダー滅の攻撃で瀕死の重傷を負った諫は、外科医ヒューマギア・Dr.オミゴトの手術を受けることに。病院でのヒューマギア暴走が報道されたことで、飛電インテリジェンスに問い合わせが殺到。決断を下せない或人に変わって、福添がすべての医療ヒューマギアを強制停止する緊急措置を発動する。Dr.オミゴトが停止し、諫の命が危うくなる中、唯阿がDr.オミゴトの首にハッキングの跡を発見。暴走せずに患者を救おうとするヒューマギアがいたことに気づく。唯阿の一報を受け、或人はイズに再起動を指示すると、ギーガーと戦うために飛び出していくのだった。、唯阿はイズにマンモスゼツメライズキーを渡して解析するよう告げた。イズは衛星ゼアに大型救助システムがあると突き止め、新たなプログライズキーの作製を開始。その頃、或人は滅たちが襲撃している未来医療センターに到着。そこで暴れるマギアを一掃するが、ギーガーに太刀打ちできず、変身が解除されてしまう。しかし、そこへイズが現れ、或人はイズに渡されたブレイキングマンモスプログライズキーでゼロワン ブレイキングマンモスにフォームチェンジし、ギーガーを撃破。滅たちは撤退していった。
オレは俳優、大和田伸也
飛電インテリジェンスは、俳優型ヒューマギア・松田エンジを主演とするスペシャルドラマの制作を発表。共演者は実力派のベテラン俳優・大和田伸也で、或人と福添もエキストラとして出演する。その発表会を警備していた諫はイズにTV報道された映像をリークしたのが唯阿だと知らされ驚く。そのころ、唯阿は謎の男から新たなゼツメライズキーを手に入れるよう指示されていた。ドラマの撮影中、エンジを狙って迅や暗殺ちゃんが現れたが、諫と唯阿が応戦して事なきを得る。一方、エンジの演技に疑問を抱きつつあった大和田は、いきなりアドリブをぶつけ、混乱して戸惑うエンジにダメ出しして控室に戻ってしまう。それを見た暗殺ちゃんは、ドードーマギアに変化しエンジに襲いかかる。唯阿がバルキリー変身して応戦すると、仮面ライダー迅まで出現。或人がゼロワンに変身して加勢し、仮面ライダー迅を撃退するが、バルキリーは進化したドードーマギアに苦戦。すると諫が現れバルカンに変身して戦い始めた。バルカンは唯阿から受け取ったガトリングヘッジホッグプログライズキーをアタッシュショットガンにセットして必殺技を放ち、なんとかドードーマギアを倒したのだった。
カメラを止めるな、アイツを止めろ!
降板すると言い出した大和田の説得に向かった或人は、ヒューマギアが接する人によって変化すると説明。ヒューマギアに救われた過去を明かした或人の熱意ある説得に、大和田も徐々に心を開く。しかし、滅によってエンジがアルシノマギアに変えられ、撮影現場で暴れ出した。唯阿がバルキリー変身して応戦。現場に急行した或人はゼロワンに変身し、仮面ライダー滅と戦うが、アルシノマギアを倒したバルキリーがアルシノゼツメライズキーを回収して飛び去ると、仮面ライダー滅も退却していった。福添はドラマプロジェクト中止を主張し、責任を取れと或人に迫るが、大和田が翻意。再生されたエンジの指導役まで買って出てくれたため、撮影は再開されることになった。そんななか、或人は唯阿に連れられ、ZAIAエンタープライズジャパンの社屋で天津垓社長と面会。挨拶を終えた垓はいきなり飛電インテリジェンスの買収を持ちかけるのだった。その頃、撮影現場では大和田が暗殺ちゃんに撃たれてしまう。バルカンとゼロワンが、仮面ライダー滅とドードーマギア改と戦うが、圧倒的な力の前に変身解除に追い込まれてしまう。そんなふたりに滅は人類滅亡を宣告し、去っていく。
アノ名探偵がやってきた
社長室併設のラボでは、新たなプログライズキーを製作中。ところが、唯阿がラボの存在を警察にリークしたため捜査官が来社、ラボを開けろと迫られる。窮地に陥った或人の前に、旧型ヒューマギアで名探偵として名を馳せたワズ・ナゾートクが現れる。彼の作戦に乗った或人は変身して逃走。頃合いを見て秘密の扉からラボへと戻った。ワズによると、彼はヒューマギアシステムを狙う陰謀に気づいた是之助が製造した探偵型ヒューマギアで、滅亡迅雷.netの存在も掴んでおり、新社長とイズが危機のときに目覚めて助けるようプログラムされ眠っていたのだという。引き続き或人が警察の目を引きつけている間に、ワズとイズが調査した結果、ヒューマギア窃盗団が盗んで改造したイベント用和風舞踏ヒューマギア・祭田ゼット1~4号が暗殺ちゃんの正体だと判明。さらにワズは逃げていた祭田ゼット5号を発見。逃げ出した彼を追うと、そこに暗殺ちゃんが変化したドードーマギア改が現れた。諫と或人は変身して戦うが大苦戦。完成した新たなプログライズキー、シャイニングホッパープログライズキーをイズに渡され、ゼロワンはシャイニングホッパーへとフォームチェンジするのだった。
ワタシの仕事は社長秘書
シャイニングホッパーにフォームチェンしたゼロワンだったが、ドードーマギア改に圧倒され、イズを庇って変身解除に追い込まれてしまう。ワズの機転で難を逃れた或人は、諫に無実の証明のためにドードーゼツメライズキーが必要だと事情を明かす。イズは不手際を詫びるが、或人は普段の感謝を込めつつ励まし、祭田ゼット5号を捜しに出発。諫もあとを追った。ドードーマギア・ヒナに襲われる5号を見つけた或人は、諫とともに戦闘開始。そこに滅と迅が現れ、ドードーマギア改を倒すまでの共闘を持ちかけてきた。ゼロワン、バルカン、合流したバルキリーはそれを拒否、3人で共闘することに。3人は5号を狙うドードーマギア改と戦うが苦戦。イズはシャイニングホッパープログライズキーを完全にすべくラボへ戻り、自分のセントラルメモリーで領域を拡大するよう指示。それはイズの破壊を意味するが、作業開始直前にワズが身代わりになり、真のシャイニングプログライズキーが完成した。イズは苦戦中の或人のもとへ急行。或人は真のゼロワン シャイニングホッパーに変身し、ドードーマギア改を圧倒。シャイニングメガインパクトで粉砕し、勝利を収めた。
オレたち宇宙飛行士ブラザーズ!
会社に遅刻しそうになってバイクアプリを使った或人に抗議するため、衛星ゼアで働く宇宙飛行士型ヒューマギア・宇宙野郎雷電と宇宙野郎昴が現れる。さらに、滅亡迅雷.netに情報を流すスパイがいると考えた諫と唯阿もやってきた。そこに現れた仮面ライダー迅が雷電をハッキングしようとするが、なんと雷電は自力で阻止。デイブレイクを生き延びたという雷電に、スパイの疑いを深める諫。それならと雷電は滅亡迅雷.netのアジトを探り出すという。雷電の案内でデイブレイクタウンを訪れた或人と諫は、迅と遭遇。雷電にはプログラムが仕込まれており、滅亡迅雷.netの一員・雷として、滅亡迅雷フォースライザーとドードーゼツメライズキーを使い仮面ライダー雷に変身。或人と諫も変身して戦うが変身解除に追い込まれた挙げ句、アークまで起動してしまう。或人はゼロワン シャイニングホッパーに変身。イズから渡された新しい武器オーソライズバスターで仮面ライダー雷を吹き飛ばす。続けて銃撃された迅が落としたアサルトウルフプログライズキーを諫が無理やり使ってバルカンアサルトウルフに変身。オーソライズバスターで必殺技を放ち、仮面ライダー雷を撃破した。
ソレゾレの終わり
或人はイズと昴を連れて飛電家の墓参りに。或人との会話と雷電への思いで昴に自我が芽生えるなか、イズが緊急情報を受信。A.I.M.Sが滅亡迅雷.net殲滅作戦を決行したのだ。デイブレイクタウンでは、滅と迅が変身して迎撃。バルキリーとバルカンは苦戦を強いられていたが、駆け付けたゼロワン シャイニングホッパーの登場で形勢逆転。仮面ライダー迅をかばった仮面ライダー滅をバルカン アサルトウルフが撃破した。しかし、仮面ライダー迅のケーブルに貫ぬかれたイズが機能停止してしまう。取り乱す或人に昴が多次元プリンターの使用を提案。修復の目処がたったことで或人も落ち着きを取り戻す。その頃、滅亡迅雷.netのアジトでは、滅が「息子よ。人類を滅亡せよ」という言葉を残し機能停止。復讐に燃える迅は多数のマギアとギーガーを使って破壊活動を開始する。バルカンとバルキリーが出撃するが、あえなく変身解除に……。そこに、駆け付けた或人がアサルトグリップとシャイニングホッパープログライズキーを合体させたシャイニングアサルトホッパープログライズキーで、ゼロワン シャイニングアサルトホッパーに変身。仮面ライダー迅に強力な一撃を放つのだった。
コレがZAIA(ザイア)の夜明け
ゼロワン シャイニングアサルトホッパーに変身した或人は、マギアを瞬殺するが、ギーガーの猛攻に苦戦。衛星ゼアで治療中のイズから提案された、シャイニングアサルトホッパーの性能を最大限に引き出すシャインシステムの起動によってギーガーを粉砕。仮面ライダー迅も倒して、ついに滅亡迅雷.netとの戦いに勝利する。しかしその頃、滅亡迅雷.netのアジトでは、垓が新たに完成したふたつのプログライズキーを手に入れていた。イズの修復も完了、社長の解任動議も否決、A.I.M.Sも滅亡迅雷.netの撲滅を発表し、ようやく或人にも街にも平和が訪れたかに思えた。その頃、ZAIAへ戻った唯阿は、垓からアークを生み出したのは自分だと告げられ動揺していた。さらに、再びマギアが出現。ゼロワンとバルカンが倒したものの、ヒューマギアの暴走が再び起きたことで世間は騒然となる。事件の責任を問う記者たちの質問に追い詰められる或人。そこに垓が現れ、ZAIAエンタープライズによる飛電インテリジェンスの買収とすべてのヒューマギア廃棄を宣言。そんな該に反抗する或人だが、垓は余裕綽々のコメントでかわすのだった。
も~っとディープな情報に迫りたい人に送る!?
「ウラ仮面ライダー」とは!?
仮面ライダーの裏側をもっと深く知りたい人向けに送るネット動画、それが「ウラ仮面ライダー」だ。仮面ライダー芸人としてもおなじみのお笑い芸人・篠宮暁(オジンオズボーン)をMCに迎え、『仮面ライダーゼロワン』出演者やスタッフが毎回ゲストとして登場。番組を観るだけではわからない、『ゼロワン』ならびに仮面ライダー制作現場の裏側を軽快なトークでバッチリと聞き出していく。
「S」と「L」ふたつのバージョンが存在し、配信時間が長くじっくり楽しめる「Lウラ仮面ライダー」は、東映特撮ファン必見のアプリサービス「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」で、配信時間は少し短めだが、「L」には収録されていない映像も盛り込まれている「Sウラ仮面ライダー」は、テレビ朝日YouTubeチャンネルにて無料公開中。どちらも隔週で更新されている。
これを観れば、仮面ライダーをますます語りたくなってくること間違いなし!
「Lウラ仮面ライダー」#07&#08特別版を【期間限定】で公開!
2020年1月13日まで!
今回の特集を記念して、番組プロデューサーの大森敬仁さんと脚本家の高橋悠也さんがゲストとして登場し、脚本作成についての知られざる話を熱く語った「Lウラ仮面ライダー」の#07&#08の特別版を特別公開。
配信は2020年1月13日までの限定公開となっているので、見逃さないようにしよう!
「Lウラ仮面ライダー」特別版
仮面ライダーゼロワン脚本メンバー対談 その01
#07
続・滅亡迅雷&これがゼロワン脚本構成員だ!
「Lウラ仮面ライダー」特別版
仮面ライダーゼロワン脚本メンバー対談 その02
#08
続・ゼロワン脚本構成員&ヒロイン2人ウラカメンOPプロデュースの巻
興味を持った人は他の「ウラ仮面ライダー」もチェック!
脚本家だけでなくキャストや監督のインタビューも多数実施!
ゼロワンPにあれこれ聞いた!放送目前SP!
ゼロワン或人&イズのウラ話!
A.I.M.Sのウラ話
ゼロワン監督登場!制作秘話語る!
令和と向き合う男たち【後編】杉原監督&渡辺AC監督インタビュー
続・滅亡迅雷&これがゼロワン脚本構成員だ!
続・ゼロワン脚本構成員&ヒロイン2人ウラカメンOPプロデュースの巻