KAIJIN

どくがーらドクガーラ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第38話『子連れV3 死のスカイダイビング!』(1973年11月3日放送)

■説明

ツバサ大僧正が招集した「ツバサ一族」の一員で、蛾の改造人間。緑や赤、水色など、色鮮やかな体色が目をひく。

腕から生えた大きな翼で空中を自在に飛び回るほか、鱗粉を撒き散らすように猛毒を持つ蛾を放ち、触れた人間を白骨化させてしまう。また、口を鋭く尖らせて標的に突き刺すなど、人間を的確に始末する能力を備えている。さらに任意の人間への擬態も可能で、これを利用した撹乱作戦などもこなす。

ビルマのジャングルから飛来し、山中に隠されたデストロンのアジトを守ることを使命としている。

アジトの電力を確保するためか鉄塔から盗電しており、調査に現れた変電所の作業員を襲い亡き者にした。しかし、その状況に不信感を持った風見志郎がアジト近くに駆け付けてしまったため、迎撃のために戦闘員とともに襲い掛かる。志郎は秘密結社「デストロン」に父親の安藤を誘拐された少年、安藤ツヨシを連れていたため本来の力を発揮できず、これを好機と一方的に攻撃。仮面ライダーV3に変身する間も与えずに気絶させ、はるか上空から川底へと叩き落とした。

これで完全に息の根を止めたと思っていたが、志郎は大怪我を負いながらも生還。これを知ると今度は安藤に擬態して志郎に接触し、志郎とツヨシを乗せてトラックを走らせ、そのまま崖下へ突き落とそうとする。だが、ツヨシとの会話が噛み合わなかったために志郎に正体が悟られ、この作戦は失敗に終わってしまった。

その後、アジトに捕えていた珠純子を救出に来た志郎を襲撃。始末を試みるも志郎はV3に変身し、アジトへと侵入されてしまう。慌てて追いかけるも純子、さらには安藤まで奪還されたあとで、V3と拳を交えながら戦いの舞台は屋外へ。そこにはツヨシが身を隠しており、慌てたV3はできるだけ自由に動けるようにと紐で自身の背にツヨシを括り付け、そのまま戦いを続行。そんなV3を上空へと持ち上げて落とし、ツヨシごと地面に激突させようとするが、V3の意思に反応したハリケーンが駆け付けて大空高くジャンプ。そのままハリケーンに跨がられ、必殺の「ハリケーンラストダッシュ」が大空で炸裂し、逆に地面に激突させられ爆散して果てた。


身長:169.0cm

体重:66.0kg

特色/力など:猛毒の鱗粉、空中を自在に飛行、擬態能力


声:辻村真人(つじむら・まひと)

関連人物

  • ツバサ大僧正

  • 風見志郎

  • 珠純子

  • 安藤ツヨシ

  • 安藤

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員