KAIJIN

わなげくわがたワナゲクワガタ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第27話『生きかえったゾル・死神・地獄・ブラック』(1973年8月18日放送)

■説明

クワガタと鉄輪の特性を併せ持つ機械合成怪人。

ドクロのような不気味な頭部の左右からはクワガタの大顎のような角のほか、首の左右からも複数の突起が生えているのが確認できる。角や左腕には赤いリングが装着されており、戦闘の際には左腕のリングを取り出して投擲。「ワナゲ」の名の通り輪投げの達人でもあり、これを標的の首や腕などに引っ掛け、遠隔操作で縮めて締め上げる。また、左腕からは煙幕弾やガス弾を発射可能。不意打ちなどで威力を発揮する。

とある山中に潜伏し、棺桶に入れられた秘密組織「ショッカー」の怪人の復活を見届ける。この情報を知って駆けつけた風見志郎こと仮面ライダーV3と戦うが、手合わせ程度で撤退。あとは蘇ったイモリゲス、ウニドグマ、シオマネキング、ドクダリアンに任せたが、V3がショッカー怪人たちと戦っている最中に顔を見せ、重大な仕事が待っていると嘯くだけで姿を消した。

その仕事とは、日本全国に未知の毒ガス「ギラードガンマー」を散布する「日本全滅作戦」のサポート。ギラードガンマーを噴霧した現場に志郎が訪れると、人間の姿に化けて被害者を装い不意打ちを仕掛け、志郎の首にリングを掛けることに成功。さらにV3に変身しようとした隙を突いてガス弾を顔面に浴びせ昏倒させた。

風見志郎という手土産とともに意気揚々とアジトへと帰還。大幹部たちを前にその哀れな姿を披露しようとするも、何故か志郎の姿は戦闘員と入れ替わっており、元々アジトにいたはずの別の戦闘員がマスクを脱ぐと、そこには志郎の顔が。焦る面々を他所に、志郎はギラードガンマーの解毒剤を手にアジトを脱出しようとする。だが、ここは悪の巣「デストロン」のアジト。簡単に脱出を許さず志郎が変身したV3を蘇ったショッカー怪人たちととともに包囲する。

一部のショッカー怪人を犠牲にしながらもアジトでの激戦の末に、改めてV3の捕縛に成功。その後、「ギラードガンマー」の解毒剤を発明したという南原博士を始末するため、人間の姿に化けて新聞社の男を騙り南原博士に接触。助手とともに捕縛しアジトへと連れ帰る。だが、南原博士と助手の正体は立花藤兵衛と珠純子であった。留守中に志郎はアジトから脱出してしまっていたが、首領がふたりの正体を看破しており、立花と純子を人質として利用するよう指示。改めて志郎をアジトへと呼び出し捕縛する。

アジトごと爆破してV3の息の根を止めようとするも、短い期間ながらも特訓により力を増したことで、V3は易々と縛から脱出。猛攻を仕掛けられて連続でパンチとキックを喰らい、少し前までV3を閉じ込めていた檻に叩き込まれてそのまま爆散した。


身長:170.0cm

体重:80.0kg

特色/力など:伸縮する鉄輪、左腕から放つ煙幕とガス弾


声:八代駿(やしろ・しゅん)

変身者

  • 和装の男

関連人物

  • ドクトルG

  • 風見志郎

  • 立花藤兵衛(V3)

  • 珠純子

  • 伊藤正太郎

  • ゾル大佐(V3)

  • 死神博士(V3)

  • 地獄大使(V3)

  • ブラック将軍(V3)

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員