ありきめですアリキメデス

■説明

ショッカーの科学陣がアリの卵から作り出した、女王アリの怪人。

武器は頭部の触覚から発射する赤い蟻酸で、かけられた物体は人間であれ鋼鉄であれたちどころに溶けてしまう。さらに人間を襲う凶悪なアリを使役し人間を襲わせる。一方で火に弱いという弱点がある。

生まれたばかりのアリキメデスは、テストとして銀行を襲撃。警備員を溶かし金庫の金を燃やすなどの成果を上げる。

ゾル大佐はアリキメデスの卵を日本全国に送り込み、孵化させて人間を襲うべく研究を続ける。しかし、この計画は滝和也や一文字隼人が知ることになり、卵のひとつを持ち去られてしまう。これを妨害しようとアリキメデスは美女に化けて滝をだまし卵の奪還を狙うが、隼人が駆けつけ失敗。隼人が変身した仮面ライダー2号相手にも蟻酸で苦しめたものの、逃げられてしまった。

その後、立花レーシングクラブに持ち込まれた卵を取り戻すべく大量のアリを仕向け、自身も滝たちを襲撃。一度は弱点の火を向けられて逃げたが、すぐさま戦闘員を引き連れて再襲撃を仕掛ける。再び仮面ライダー2号との戦いになるも、蟻酸をよけられ、取り戻すべき卵も自身の放った蟻酸で溶かしてしまう。最後は仮面ライダー2号のライダーキックを受け、自分の蟻酸が混ざった水中に落ちて溶けてしまった。

アリキメデスの消滅により、アジトに残っていた卵も連鎖反応ですべて消滅している。

なお、劇場版『仮面ライダー対ショッカー』にも再生怪人として登場している。

身長：1.89ｍ

体重：72kg

特色/力など：蟻酸、大量の殺人アリの使役

声：由起艶子（ゆき・つやこ）