KAIJIN

かまくびがめカマクビガメ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第43話『敵か味方か?謎のライダーマン』(1973年12月8日放送)

■説明

亀の特性を持つ改造人間。

複数の突起が生えた頑丈な甲羅を背負っており、首を長く伸ばすことが可能。これによって離れた場所を偵察したり、遠距離の相手に頭突きや鋭い牙での咬みつきといった不意打ち攻撃を繰り出す。移動の際は地に伏せてカメのように進むが、この速度はとてつもなく速い。口からは強力な毒ガス「デストロンガス」を放射可能。また、爆破と同時にデストロンガスを発生させる遠隔操作も可能な子亀型の爆弾を使役する。さらに1tまで自身の体重を増加させるという能力も有しており、ダウンした相手に突起の付いた背を預け、重さと鋭さを合わせた追撃を繰り出す。

秘密結社「デストロン」を裏切って逃亡する結城丈二と、その助手たちを始末すべく行動。助手のひとりである片桐二郎の妹、片桐幸江を監視し、彼女が二郎とコンタクトを取ったの見計らい襲い掛かった。二郎を橋から投げ捨てて重傷を負わせると、続けて次に幸江を狙ったが、そこに風見志郎が出現。志郎が仮面ライダーV3に変身したため幸江を取り逃がしてしまうも、V3との戦闘では子亀爆弾を連続で投擲して優位に立ち、変身解除させるまでダメージを与えた。

その後、結城たちが隠れている場所を見つけると、子亀爆弾でふたりの助手を始末。手負いの結城をアジトに連れ戻そうとした。だが、右腕に人造アームを移植した結城がライダーマンへと変身。V3の乱入もあり、撤退せざるを得なくなる。

アジトで待機していると、そこにヨロイ元帥への復讐に燃えるライダーマンが出現。ヨロイ元帥とともにこれを迎え撃ち、子亀爆弾を爆発させてのデストロンガス放出で苦しめてあと一歩のところまで追い込むも、またもやV3が乱入し、仕留め損なってしまう。この際、ライダーマンがV3に協力するのではなく、復讐の鬼となり逆にV3の戦いを邪魔したため、ヨロイ元帥よりライダーマンを利用するよう指示を受ける。そして、志郎ことV3と結城ことライダーマンを引き合わせるように仕向けると、ライダーマンに挑発の言葉を投げ掛け同士討ちを狙ったが、V3が熱り立つライダーマンを抑えるにとどまり、目論見通りにとはいかなかった。

ならばと次なる策として幸江を誘拐。V3とライダーマンが助けにきたところにデストロンガスを放射し一網打尽にしようと目論む。だが、カマクビガメが知らぬうちに志郎と結城に共闘関係ができており、V3が戦いを引き受けている隙にライダーマンに幸江を奪還されてしまう。結果、2対1の戦いを余儀なくされたため戦闘員を放ってライダーマンの相手をさせ、自分はV3と対峙。首を伸ばしての噛み付きや子亀爆弾を放つも、強力な味方を得たV3の勢いを止めることはできず、怯んだところに「V3パンチ」を食らってしまう。最後の手段と首を伸ばして脚に咬み付き、そのまま首を引っ込めてV3を甲羅内へと丸呑みし消化しようとするが、V3の放った「V3脱出パンチ」で内側から体を破壊され、そのまま消滅した。


身長:170.0cm

体重:65.0kg~1.0t

特色/力など:子亀爆弾、口から吐き出す毒ガス「デストロンガス」、伸縮する首


声:西崎章治(にしざき・しょうじ)

変身者

  • 赤ん坊

関連人物

  • ヨロイ元帥

  • 風見志郎

  • 結城丈二

  • 片桐二郎

  • 片桐幸江

  • 結城の助手たち

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員

  • 科学者班