KAIJIN

ひーたーぜみヒーターゼミ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第26話『怪人ヒーターゼミのミイラ作戦‼』(1973年8月11日放送)

■説明

蝉とヒーターの特性を併せ持つ機械合成怪人。

両手の甲部分にある射出口からは小型ロケット弾を連続発射可能。

普通の蝉の姿に変化して、聞いた人間を激しい喉の渇きで苦しめる特殊音波を発生させることができ、蝉の姿からヒーターゼミに戻る際は目の部分が赤く輝く。また、女性の姿にも変化でき、その際には田口晴美を名乗った。

「デストロンレインジャー部隊」の第2部隊とともに、東京の浄水場に飲んだ人間を苦しめた末にミイラ化させてしまう「ミイラビールス」を混入させる「東京都民ミイラ化作戦」を実行。とある団地の人々をミイラ化させるなど、大きな被害をもたらした。蝉に変化して運転中の男性の車に乗り込み、特殊音波を聞かせてで喉を乾かせてミイラビールスの入った水を飲ませて命を奪うという、愉快犯的な悪事まで働いている。

「少年仮面ライダー隊」の隊員から連絡を受け団地にやってきた立花藤兵衛を蝉の姿で待ち構え、ミイラビールスに入った水を飲ませようとしたが、風見志郎が駆けつけてその場に駆けつけてしまい失敗。ヒーターゼミの姿に戻ると、志郎も仮面ライダーV3に変身し戦闘に突入する。小型ロケット弾の連射で一時優勢に立つもののすぐに反撃を受け、その場は撤退した。

その後、晴美の姿で志郎に接近。父はミイラビールスの血清を作れる田口博士だと騙り志郎を油断させ、隠れ家だという建物にしてデストロンレインジャー第2部隊に寝込みを襲わせる。だが、志郎は田口博士に娘がいないことを知っていたためこの計画は失敗。止む無く正体を現してV3との決戦となるが、この際に予め捕らえていた珠純子、珠シゲル姉弟を人質に優位に立たんとする。しかし、これもシゲルがV3から渡されたスクランブルホッパーを使い、デストロンレインジャー部隊の縛から逃れてしまう。

すべての策が水泡に帰し、水辺にて互いに殴り殴られの激しい肉弾戦を繰り広げるも、パンチを食らって怯んだ隙に放たれた「V3回転フルキック」が直撃。激しく吹き飛ばされながらも立ち上がり、最後の力を振り絞り小型ロケット弾を連射したがこれも避けられ、叫び声と共に大爆発して果てた。


身長:163.0cm

体重:55.0kg

特色/力など:のどの渇きで苦しめる特殊音波、両腕の小型ロケット弾


声:市川治(いちかわ・おさむ)

変身者

  • 田口晴美

関連人物

  • ドクトルG

  • 風見志郎

  • 立花藤兵衛(V3)

  • 珠純子

  • 珠シゲル

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員