かまきりめらんカマキリメラン

- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 第25話『怪奇!! デストロンレインジャー部隊』(1973年8月4日放送)
■説明
カマキリとブーメランの特性を併せ持つ機械合成怪人。
ふたつのカマキリの頭部が重なった奇妙な外見をしており、一見すると脱皮途中のようにも見えなくもない。
左腕の先端は鎌のような形状をしており、右肩部には“殺人ブーメラン”をふたつ収納。接近戦では左腕の鎌で斬撃を仕掛け、離れた敵に対しては殺人ブーメランを投擲という、距離を問わない戦いが可能だ。
また、殺人ブーメランを左腕の鎌に擦って甲高い音を発生させることで、仲間を呼ぶシグナルとしても活用する。
デストロン戦闘員のエリート集団である「デストロンレインジャー部隊」の育成と指揮を行う。
自分とデストロンレインジャー部隊の姿を工藤俊一、工藤健二兄弟に目撃され「少年仮面ライダー隊」本部に通報されるが、しばらく泳がせることを選択。立花藤兵衛が俊一と落ち合い、話を聞いている現場に殺人ブーメランを投げつけ、俊一を始末した。そこに駆けつけた風見志郎が仮面ライダーV3に変身し戦闘開始。殺人ブーメランを投げるも通用せず、ならばと左腕の鎌を利用した格闘戦を挑むが、有効打を与えられず撤退した。
その後、とある山中へとV3を誘い込み、予め戦闘員に捕まえさせた健二を人質にV3の無力化を図る。しかし、投擲した殺人ブーメランを逆に利用されて健二を捕まえていた戦闘員が倒され、健二を奪還された挙げ句V3にも逃げられてしまう。
この失態でドクトルG(ゲー)の叱責を受けるかと思いきや、ここまでは計画通り。カマキリメランの本来の目的は風見志郎の足止めで、デストロンレインジャーの第2部隊により、東京の浄水場に飲んだ人間を苦しめた末にミイラ化させてしまう「ミイラビールス」を混入させる「東京都民ミイラ化作戦」が裏で進められていた。
さらなる足止めのため、志郎と怪我をした健二が立て籠もる山小屋を取り囲み、デストロンレインジャー部隊とともに集中攻撃を開始。飛び出してきた志郎と滝の上での格闘戦を繰り広げて見事落下させるも命を奪うことまではできず、志郎はV3へと変身する。激しい攻防を繰り広げる中で劣勢となり、最後は「V3回転フルキック」を受けて爆散してしまった。
身長:172.0cm
体重:62.0kg
特色/力など:殺人ブーメラン、左腕の鎌、デストロンレインジャー部隊の育成
声:峰恵研(みね・えけん)