KAIJIN

かみそりひとでカミソリヒトデ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第9話『デストロン地獄部隊とは何か!?』(1973年4月14日放送)

■説明

ヒトデと剃刀の特性を併せ持つ機械合成怪人。

巨大なヒトデがフードのように身体の背部を覆っているのが特徴的で、そこから覗く顔はガイコツのような不気味な表情をしている。右腕の先からは、デストロンのシンボルでもあるサソリの意匠が掘られた鋭い刃が伸びており、これを武器に戦う。また、胸からは発火効果を持つ白い泡を噴射する。

強い再生能力があり、身体の一部を断ち切られても瞬時に再生が可能。さらに水中での戦闘能力も高い。

秘密結社「デストロン」の首領より、仮面ライダーV3を迎え撃つカミソリヒトデのサポートを命じられる。手柄の横取りを懸念し、共闘をしぶるレンズアリだったが、首領の命令と聞くやこれを受け入れてふたりでの連携攻撃を仕掛けた。さらにレンズアリが拉致した珠純子、珠シゲルを戦闘員に連れてこさせ人質として利用。V3の心に揺さぶりを掛けると、その隙にレンズアリが破壊熱線を放射し、V3の撃退に成功した。

その後、レンズアリが捕縛してアジト内の牢屋に閉じ込めていた立花藤兵衛と「少年仮面ライダー隊」の隊員たちの脱走を許すも、ならばまとめて始末せんと彼らを純子、シゲルの処刑場へと誘い出す。レンズアリ率いる「レーサー地獄部隊」が立花たちに襲いかかったが、その中には実は生きていたV3こと風見志郎の姿が。改造によりデストロン傘下となっていたレーサー地獄部隊の面々も志郎の手により正気に戻され、結果、立花や純子たちにも逃げられてしまった。

再びレンズアリとの共闘でV3を倒さんとするも、ハリケーンを駆り逃げるV3を追ううちにレンズアリとはぐれてしまう。ようやく追いついたときにはレンズアリは既にV3によって倒されており、ならば仇討ちだと右腕の刃を振り上げてV3に一騎打ちを挑んだ。泡の噴射や再生能力など己の全力を駆使するもV3に大きなダメージを与えることはできず、最後はきりもみ回転のパワーを加えた必殺キック「V3きりもみキック」を受けて爆発、消滅した。


身長:180.0cm

体重:70.0kg

特色/力など:発火性の泡、右腕のカミソリ


声:市川治(いちかわ・おさむ)

関連人物

  • 風見志郎

  • 立花藤兵衛(V3)

  • 珠純子

  • 珠シゲル

  • モトクロスレーサーたち

  • 屋敷の男

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員

  • レンズアリ