KAIJIN

てれびばえテレビバエ

登場作品
仮面ライダーV3
初登場回/初登場作品
第3話『死刑台のV3』(1973年3月3日放送)

■説明

蝿とテレビの特性を併せ持つ機械合成怪人。

アンテナがついたブラウン管テレビを横に2つ並べたような特徴的な目があり、その間から巨大な蝿の口が覗いている。

胴体は生物的で、節だった緑色の胴体に赤い手足が伸び、腕や足、肩部の周囲は黒い繊毛に覆われている。また、背中には蝿の羽が左右2対備わり、これを震わせて自在に中を舞う。

テレビ型の目には人間を操る催眠光線や破壊エネルギーを放つ殺人電波が放射可能で、透視能力も備えている。ただし、催眠光線には欠点があり、日光が差すなど明るいところでは効果が減衰してしまう。

秘密結社「デストロン」の首領の命令により、催眠光線で東京中の人間をデストロンの忠実な僕に洗脳せんと画策。手始めに第一総合病院に潜入して、病院のスタッフを催眠光線で支配下に置き、自らは院長である関三郎の身体を操って患者を洗脳していった。

一方で、仮面ライダーV3のデータを集めて強力な怪人を生み出すため、風見志郎をおびき出して襲撃。このときのデータを利用して志郎の合生音声を作って立花藤兵衛を病院へと誘い出し、催眠光線をかけて人質として利用する。とある海岸にV3が来るように仕向けてイカファイアに襲撃させ、V3の捕縛に成功した。

その後、静岡にある“かめや”という旅館を襲撃し、従業員たちを催眠光線で洗脳。そこには催眠光線により記憶喪失となった立花が迷い込んでおり、改めて立花に催眠を施すと志郎を手に掛けるように洗脳。これが功を奏し、立花を助けに現れた志郎に催眠光線を浴びせ改めて捕縛することに成功する。志郎をアジトへと運ぶとイカファイアとともにV3の秘密を暴こうとしたが、実は志郎に催眠光線は効いておらず、変身したV3にアジトで大暴れされてしまう。

止む無く屋外へと脱出し、駆けつけたイカファイアとともにV3に決戦を挑むことに。激しい戦闘の最中、立花を操って静岡を訪れていた珠純子を人質にし、V3が手出しできない状況をつくり、ふたりがかりでじわじわと追い詰めていくも、一瞬の隙を突かれてV3が放った「ライダー遠心キック」を受け、イカファイアともども爆発、消滅した。


身長:174.0cm

体重:50.0kg

特色/力など:催眠光線、透視能力、殺人電波、飛行能力


声:沢りつお(さわ・りつお)

変身者

  • 関三郎

関連人物

  • 風見志郎

  • 立花藤兵衛(V3)

関連怪人

  • デストロン首領

  • デストロン戦闘員

  • イカファイア