クレジット

原作:石森章太郎
脚本:三条 陸 ほか
監督:田﨑竜太 ほか
プロデューサー:
 佐々木基(テレビ朝日)
 大森敬仁(東映)
 望月 卓
制作:
 テレビ朝日
 東映
 ADK

KAMEN RIDER DRIVE

放送期間
2014.10.5~2015.9.27【全48話】
主題歌

SURPRISE-DRIVE / Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVE

「この男、刑事で仮面ライダー!!」

機械生命体・ロイミュードによる大規模破壊事件「グローバルフリーズ」から半年。沈静化したと思われていたロイミュードたちが活動を再開する。「特殊状況下事件捜査課(通称:特状課)」の刑事・泊進ノ介は、意思を持つ謎のベルト=ベルトさんや、個性的だが腕は確かな同僚たちと協力してロイミュード関連の怪事件を捜査。スーパーマシン「トライドロン」で現場へ急行し、仮面ライダードライブへと変身して市民の安全を守るために戦う。捜査と戦いに明け暮れながら、進ノ介は事件とその裏に隠された真実を解き明かしていく。

クレジット

原作:石森章太郎
脚本:三条 陸 ほか
監督:田﨑竜太 ほか
プロデューサー:
 佐々木基(テレビ朝日)
 大森敬仁(東映)
 望月 卓
制作:
 テレビ朝日
 東映
 ADK

第1話「俺の時間はなぜ止まったのか」

第1話「俺の時間はなぜ止まったのか」

第2話「仮面ライダーとはなにか」

第2話「仮面ライダーとはなにか」

相関図&各話詳細

 全部で108体存在する進化機能を持つ機械生命体「ロイミュード」が、人類を制圧せんと一斉蜂起。意識を持たせたままあらゆる動きを低速化させる「重加速反応」、のちに〝どんより〟と呼ばれる現象を引き起こし、一方的な破壊活動を行うロイミュードたちであったが、突如現れた謎の戦士が人知れずこの騒動を鎮圧。ロイミュードたちは自身をデータ化してネットワーク上へと逃走し、人類は平穏を取り戻した。だが、この時のどんよりの恐怖は、人々の心に暗い影を落とすこととなるのだった。
 その後、この事件の起こった日は「グローバルフリーズ」と名付けられ、事態を重く見た警視庁はロイミュード関連の犯罪を担当する「特殊状況下事件捜査課」通称〝特状課〟を設立。謎の出張ばかりでほとんど本部にいない本願寺純課長を筆頭に、メンバーには対どんより用の仰々しいアイテムを開発する電子物理学者の沢神りんな、知る人ぞ知るオタクたちのカリスマであるネットワーク研究科の西城究といった怪しい客員たちが選ばれ、さらには交通課から異動してきた笑顔を見せない生真面目な婦警の詩島霧子が配属された。そして、あまりにも胡散臭い面々により、仲間の警察官たちからも懐疑的な目で見られてしまうこの組織に、何者かのスカウトにより捜査一課から新たに配属されてきたのが、普段はまったくやる気を見せないが、いったんギアが入ると明晰な頭脳を見せ、卓越した行動力を発揮する刑事、泊進ノ介巡査であった。彼は天才科学者であるクリム・スタインベルト博士の意思が宿った喋るベルト「ドライブドライバー」を装着し、グローバルフリーズの日に現れた謎の戦士と同じ姿をした「仮面ライダードライブ」へと変身。クリムに関する何らかの事情を知る霧子とバディを組み、ほかの特状課のメンバーや、捜査一課との窓口として特状課に派遣されてきた追田現八郎警部補には自身の正体を隠しながら、ロイミュードが起こす事件に立ち向かっていく。
 そして、ロイミュードたちも新たな動きを見せ始めていた。先のグローバルフリーズ蜂起の際にもロイミュードたちの軸となったハートと頭脳明晰なブレンのふたりが、改めて人類を制圧すべく仲間たちの覚醒を促さんとする。さらにはハートの指示を受け、ロイミュードを守る〝番人〟にして、道を外れたロイミュードを始末する〝死神〟の役割を担うチェイスが単独で行動。彼はロイミュード事件を追う進ノ介たちの前にも度々姿を現し、冷徹なる戦士「魔進チェイサー」へと変化。ドライブと魔進チェイサーは激しい戦いを繰り広げるのだった。

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 破天荒だがどこか憎めない愛嬌さも併せ持つ詩島霧子の弟、詩島剛がアメリカより来訪。彼はカメラマンでありながらクリム・スタインベルト博士の師であるハーレー・ヘンドリクソン博士に師事しており、ドライブシステムを超えるネクストシステムを採用した「マッハドライバー炎」の装着により、「仮面ライダーマッハ」へと変身を果たす。霧子の弟という立場を利用して「特状課」の捜査に協力しつつ、仮面ライダーとして「ロイミュード」と戦うのだった。そんな暴走気味な行動で霧子を混乱させる剛だったが、「仮面ライダードライブ」としてマッハの戦いを見た泊進ノ介は、剛の心に何か秘めているものを感じ取り、彼の暴走のブレーキ役を買って出る。
 そんななか、癒やしの能力を持つロイミュード、メディックが復活したことでハートが戦う力を復調させ、本格的に行動を開始。能力の限界を超える「デッドゾーン」を発揮してドライブやマッハに怒涛の猛攻を仕掛けてくる。それに対抗すべく、ドライブは調整中の「シフトデッドヒート」を使用し「仮面ライダードライブ タイプデッドヒート」へとフォームチェンジ。なんとかハートを退けたものの、ドライブ タイプデッドヒートは自分で攻撃を止められず暴走してしまうという欠点を持つことが発覚する。だが、密かに来日していたハーレー博士の助力もあり、シフトデッドヒートはドライブ、およびマッハ共用という形で完成。以後、ふたりの仮面ライダーの強大な力となるのだった。
 その後、「ロイミュード」の番人にして死神であるチェイスの正体が、「グローバルフリーズ」の日にロイミュードと戦っていた謎の戦士「仮面ライダープロトドライブ」だったと判明。グローバルフリーズの日に実はプロトドライブに命を救われていた霧子や、「魔進チェイサー」と幾度となく激戦を繰り広げながらも、その真っ直ぐすぎる戦いにどこか誇り高き信念を感じていた進ノ介は、チェイスに必死の説得を試みると彼の心も動揺。自分は本当は何者なのか……戸惑い、そして混乱するチェイスだったが、メディックが彼の記憶を上書き。完全なる戦闘マシンへと成り果てたチェイスは暴走するように人々を襲い、必死の静止の声も届かないと悟った霧子は、進ノ介に決着をつけるよう懇願する。そして、進ノ介はドライブの新たな姿である「仮面ライダードライブ タイプフォーミュラ」へとフォームチェンジすると、ハーレー博士が来日の際に残していたヒントを元に、沢神りんなが完成させた必殺武器「トレーラー砲」による必殺の一撃を炸裂させ、戦いに終止符を打つ。だが、チェイスのボディは完全には破壊されておらず、瀕死の状態ながらも街を彷徨うチェイスを霧子が保護するのだった。

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 人間と融合する新たなタイプの「ロイミュード」が出現し、警察内部にまで影響力を持つ敵の影が見え始めたことで、戦いは次なるフェーズへと突入した。実はベルトさんことクリム・スタインベルト博士の最大の理解者であり協力者だった「特状課」課長の本願寺純が、今後の動きやすさを考慮し、「仮面ライダードライブ」が泊進ノ介であることをマスコミにリークし世間に公表。これにより隠し事のなくなった特状課の結束力は、一段と高まることとなり、役立たずだと目の敵にし、進ノ介たちに数々の嫌がらせを行ってきた捜査一課の仁良光秀課長も、そう簡単に手出しできない重要な部署になるのだった。
 そして、霧子に救われたチェイスは、葛藤の果てに〝人間を守る〟という自身の本能に従うと決断。沢神りんなが作成した研究用の「マッハドライバー炎」を使用することで新たな戦士「仮面ライダーチェイサー」へと生まれ変わり、特状課の新戦力になるのだった。だが、すべてのロイミュードを憎む詩島剛はどうしてもチェイスを受け入れられず、その軋轢は日に日に悪化。あろうことか剛はブレンと手を組み、特状課と敵対するようになってしまう。
 その後、かつてハートやブレンとともにクリムの命を奪った、胸に001のナンバーを持つロイミュードの正体が、国家防衛局長官の真影壮一であることが判明する。真影ことフリーズロイミュードは、かつて矮小な存在でしかないと思っていた人間、泊英介から屈辱の感情を植え付けられており、満を持してその息子である進ノ介と対峙し、過去を払拭せんと猛攻を仕掛けてくる。迎え撃つドライブはこれを見事に跳ね返し、強敵の撃破に成功。だがその時、 屈辱の感情が頂点に達したことでフリーズロイミュードは黄金の輝きを宿し、ロイミュードの最終形である超進化態へと変化。その凶悪なる一撃がドライブを貫き、進ノ介は命を奪われてしまう。
 悲しみに暮れる特状課の面々だったが、ベルトさんが既のところで機転を利かし「ドライブドライバー」の機能を進ノ介の生命維持に振り切ったことで、なんとかその命を繋ぎ、仮死状態に留まらせていた。そして、新たに開発していた「シフトトライドロン」の全エネルギーをドライブドライバーに注ぎ込むことで、進ノ介の蘇生に成功。しかも、ベルトさんと意識を完全融合させていたことで、ドライブは「仮面ライダードライブ タイプトライドロン」という奇跡のフォームを得るに至り、その強大な力で今度こそフリーズロイミュードに引導を渡したのだった。
 とある事件で亡くなった父親の仇と目されていたフリーズロイミュードを撃破し、進ノ介は安堵の表情を見せる。だが、フリーズロイミュードが今際の際に残した言葉により、犯人は別にいると発覚。そして、様々な人々の助力を得た捜査の果てに、進ノ介はついに父親の命を奪った真犯人に辿り着く!?

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 人類を滅ぼすのではなく従わせ、ロイミュードが人間を超える存在であることを見せつけたい。正々堂々としたハートの態度に泊進ノ介も胸が熱くなるのを感じ、そんな進ノ介が最高の好敵手であると認めることで、喜びに身を震わせたハートは、ついに超進化態へと至った。
 一方、敵に操られているふりをしていた詩島剛は、父親にしてロイミュードの開発者である蛮野天十郎の意識がインストールされた端末をブレンから奪取。蛮野は「特状課」のメンバーに対し共闘を提案するも、蛮野の本性を知るベルトさんことクリム・スタインベルト博士は真っ向から反対。案の定、蛮野はすぐに悪の本性を露わにすると、クリムをコピーしていたロイミュード004に新たなドライバー「バンノドライバー」を作らせて自分の意識を移し、ロイミュード006のボディを使って「ゴルドドライブ」へと変化。ハートのように超進化を遂げると同時に、自由に動ける体を得るのだった。
 その後、メディックも自身が人間態のモデルにした少女に触れることで、真実の愛の心を知って超進化態へと至るが、予め仕込まれていたプログラムにより彼女は自我を失い、蛮野の操り人形と化してしまう。だが、これによってひと足先に超進化態になっていたブレン、ハート、ゴルドドライブを加えることで、真の「グローバルフリーズ」を起こせる4体の超進化態が揃うこととなる。
 蛮野はロイミュード004に作らせた「シグマサーキュラー」なる装置に4体の超進化態の持つ膨大なエネルギーを集めようとするが、その反動として発生した余剰エネルギーがメディックに集中。これもシグマサーキュラー進化後に邪魔者となるであろう、癒やしの力を持つメディックを排除せんとする蛮野の目論見通りであったが、ここでブレンが余剰エネルギーを自分に向けさせることでメディックを救出。自我を取り戻し何故と問うメディックに対し、自分が心酔しているハートが最も愛しているのはメディックであると言い残し、静かに消滅するのだった。
 そして、膨大なエネルギーを吸収したシグマサーキュラーを手に高笑いとともに消えたゴルドドライブは、特防センタービルを拠点に据えると、その真の目的である全人類のデータ化とナンバリングによる支配を実行しようとする。この凶行を止めるため、泊進ノ介「仮面ライダードライブ」、詩島剛「仮面ライダーマッハ」、チェイス「仮面ライダーチェイサー」が現場に急行。さらに蛮野を許すことができないロイミュードのハートとメディックも、彼らに力を貸すのだった。

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 泊進ノ介「仮面ライダードライブ」がハートとの一騎討ちを制したことで、108体すべてのロイミュードの撲滅が完了。「特状課」の役割は終わり、メンバーたちもそれぞれ新たな道を歩もうとしていた。そんななか、かつて進ノ介が追っていた犯罪組織「ネオシェード」が再び動き出す。「グローバルフリーズ」のあの日、突如発生したどんよりの影響で相棒だった早瀬明に大怪我を負わせてしまったことで、心にモヤモヤを残したままだった進ノ介。ロイミュード事件が解決し、もう一度走り出すためにネオシェードとの一件に終止符を打たねばならない……。
 現場から押収された「眼魂(アイコン)」と呼ばれる、目の形をした謎のアイテムはいったい何なのか? 幽霊のように姿の見えない怪物の襲撃にどう対処すればいいのか!? 颯爽と現れた新たな戦士「仮面ライダーゴースト」も巻き込みながら、進ノ介は特状課で捜査する最後の事件に立ち向かう!

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登場仮面ライダー

主要登場人物一覧

主要アイテム一覧