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<エピソード一覧>
仮面ライダージオウとは?
仮面ライダージオウ(かめんらいだーじおう)とは、2018年に放送を開始した平成仮面ライダーシリーズの第20作であり、平成最後(テレビシリーズ)の作品。「時計」をモチーフにしたストーリー展開で、平成仮面ライダー第1作の「仮面ライダークウガ」から第19作の「仮面ライダービルド」まで、歴代のレジェンドライダー・キャストが時空を超えて登場。平成仮面ライダーのラストを飾るにふさわしい、壮大なスケールで描かれた一作。
作品名:仮面ライダージオウ
放送開始:2018年9月2日~2019年8月25日(全49話)
原作:石ノ森章太郎
脚本:下山健人 ほか
監督:田﨑竜太 ほか
出演:奥野壮、押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、板垣李光人、紺野彩夏、兼崎健太郎、佐久間悠、生瀬勝久、井上正大、戸谷公人 ほか
声の出演:小山力也
ナレーター: 藤野直彦、小山力也(OPナレーション)
音楽:佐橋俊彦
主題歌/テーマ曲/挿入歌:
オープニングテーマ(op):「Over “Quartzer”」歌:Shuta Sueyoshi feat. ISSA(歌詞)
挿入歌:「ジオウ 時の王者」歌:常磐ソウゴ(CV:奥野壮)(歌詞)、「FUTURE GUARDIAN」歌:明光院ゲイツ(CV:押田岳)(歌詞)、「Black & White」歌:ウォズ(CV:渡邊圭祐)(歌詞)、「Next New Wφrld」歌:RIDER CHIPS(歌詞)
キャッチコピー:俺は仮面ライダーの王となる!
作品概要・あらすじ
最高最善の魔王を目指してタイムトラベルへ
時は2018年、9月。王様になることを真面目に夢見る高校3年生の常磐ソウゴ(ときわそうご/演:奥野壮)は、西暦2068年に「最低最悪の魔王」であり時の王者・オーマジオウとして君臨し、世界を支配することを、未来から来たツクヨミ(演:大幡しえり)から知らされる。
「王様になりたい」と願うソウゴは、未来の自分が魔王であるという事実に喜ぶも、最低最悪ではなく、皆を守り幸せにする「最高最善の魔王」になることを決意。オーマジオウの従者を名乗る男・ウォズ(演:渡邊圭祐)から「ジクウドライバー」を受け取り、仮面ライダージオウに変身。時空を超える戦いに身を投じていくことになる……はずが、目の前に現れたのは、オーマジオウの抹殺を目論む明光院ゲイツ(みょうこういんげいつ/演:押田岳)だった。
ゲイツは、2018年のソウゴを抹殺することでオーマジオウの誕生を阻止するために、ツクヨミと同じ2068年からやってきたという。だが、自分が知るオーマジオウとは異なるソウゴの姿に戸惑いを隠せないツクヨミ。彼女の説得により、ゲイツは抹殺計画を一旦保留。2人はソウゴの住むクジゴジ堂の2階に住み込み、高校生として光ヶ森高等学校に侵入するなど、あらゆる場面でソウゴを監視することに。
一方ソウゴは、自分がこの先、時の王者になるため覇道を歩むことになることや、タイムジャッカーと呼ばれる敵がアナザーライダーを作り出し、新たな王を擁立しようとしていることをウォズから聞かされる。アナザーライダーが発生することで、本物の仮面ライダーが存在せず、世界の歴史が変わってしまうことに気づいたソウゴは、歴代の仮面ライダーがいる時代へタイムトラベルし、彼らの力を持つ「ライドウォッチ」を手に入れ、歴史と民を守るために戦うことを決意する。
みどころ
歴代レジェンドライダーとの競演
平成仮面ライダーのラストを飾る節目の本作品には、歴代レジェンドライダー・キャストが多数出演する。それぞれの時間軸へタイムトラベルすることで、各時代の仮面ライダーだけでなく、作品にゆかりのある人物や場所が登場。ジオウを中心に、平成を彩った歴代の仮面ライダーたちが一堂に会するシーンは壮観だ。
仮面ライダージオウの変身シーン
常磐ソウゴは変身ベルト「ジクウドライバー」と仮面ライダーの能力が内蔵されたウォッチデバイス「ライドウォッチ」を使って仮面ライダージオウへ変身する。ジクウドライバーを腰に装着し、右手にライドウォッチを持ち、親指でダイヤルを回してプッシュすると、変身音「ジ・オウ!」とともにライドウォッチのフェイスが回転。ライドウォッチをベルト右側のD’9(ディーダッシュナイン)スロットに挿入すると、ベルト中央のディスプレイが時を刻み始める。右手を時計の短針、左手を長針のようにポーズを構え、空中で時を刻むように腕を回し、「変身!」の掛け声、とともにベルト中央を回転させると鐘の音が鳴り響き、変身音「ライダータイム!仮面ライダージオウ!」が鳴り響く。ベルトのディスプレイに「ZI-O」の文字が現れ、ソウゴは仮面ライダージオウへと変身する。
仮面ライダージオウのフォーム一覧
フォーム | 登場作品(初登場話) |
仮面ライダージオウ | 仮面ライダージオウ(EP01) |
仮面ライダージオウ ビルドアーマー | 仮面ライダージオウ(EP02) |
仮面ライダージオウ エグゼイドアーマー | 仮面ライダージオウ(EP04) |
仮面ライダージオウ フォーゼアーマー | 仮面ライダージオウ(EP05) |
仮面ライダージオウ オーズアーマー | 仮面ライダージオウ(EP10) |
仮面ライダージオウ 鎧武アーマー | 仮面ライダージオウ(EP11) |
仮面ライダージオウ ゴーストアーマー | 仮面ライダージオウ(EP13) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマー | 仮面ライダージオウ(EP14) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマービルドフォーム | 仮面ライダージオウ(EP14) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーゴーストフォーム | 仮面ライダージオウ(EP14) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーエグゼイドフォームR | 仮面ライダージオウ(EP16) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーエグゼイドフォームL | 仮面ライダージオウ(EP16) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーオーズフォーム | 仮面ライダージオウ(EP19) |
仮面ライダージオウ ダブルアーマー | 仮面ライダージオウ(EP20) |
仮面ライダージオウⅡ | 仮面ライダージオウ(EP22) |
仮面ライダージオウトリニティ | 仮面ライダージオウ(EP30) |
仮面ライダージオウ クウガアーマー | 仮面ライダージオウ(EP33) |
仮面ライダーグランドジオウ | 仮面ライダージオウ(EP39) |
仮面ライダーオーマジオウ(2019) | 仮面ライダージオウ(LAST 最終回) |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマー龍騎フォーム | RIDER TIME 仮面ライダー龍騎 |
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーセイバーフォーム | RIDER TIME 仮面ライダージオウVSディケイド 7人のジオウ! |
仮面ライダージオウ オーマフォーム | 仮面ライダージオウ Over Quartzer |
敵対していた明光院ゲイツとの友情
ソウゴがオーマジオウとして覚醒する前に倒すべく、2068年の未来からタイムトラベルしてきた明光院ゲイツ。自分にも周囲にも厳しく、友達だと宣言するソウゴにも「馴れ合う気はない」と不愛想な態度を取っていた。また、アナザーライダーへ変身した人の事情や気持ちを汲み、根本的な解決や救いの手を差し伸べようとするソウゴに対し、「アナザーライダーを全て倒せば解決する」という実力行使かつ短絡的な思考が強く、衝突してしまうことも。
そんなゲイツも、自分を倒しに来たはずのゲイツを信頼し、ライドウォッチや自分の命運まで託そうとするソウゴにだんだんと揺れ動かされていく。ボロボロになっても戦い続け、敗北者の未来を絶つのではなく「過去のためじゃなく、今のために生きようよ」と諭す姿や、「ゲイツが居なくなって寂しい」と本音を告げる姿に心を打たれ、「倒すべき魔王」ではなく、「友」として歩むことを決意するのだった。
“黒・白” 2人のウォズと異なる未来
ゲイツやツクヨミと同じく、2068年の未来からやってきた謎の預言者・ウォズ(黒ウォズ)。黒い服装に腕時計、無数の歯車が施された「逢魔降臨暦」という奇妙な本を所持し、「オーマジオウが君臨する未来へと至る歴史」を知っており、その道を妨害するものを排除、というスタンスが基本。ジオウが新たな仮面ライダーの力を受け継いだ際には、「祝え!」と祝辞を述べ「継承の儀」を執り行ったり、第2話以降ではオープニングでストーリーテラー的な役割を務めたりと、ソウゴや物語に関わるさまざまな場面で登場する。崇拝しているのはあくまでもオーマジオウのため、18歳のソウゴに対しては横柄な態度を取ることも多いが、反面振り回されることも。
第17話「ハッピーニューウォズ2019」より、別の時間軸から来たもう一人のウォズ(白ウォズ)が登場。白を基調とした衣服を身にまとい、ノートPC型デバイス・未来ノートを携帯している。「オーマの日」にオーマジオウが倒された未来からやってきた存在であり、オーマジオウを倒したというゲイツを「我が救世主」と呼び、彼を慕うものの、救世主誕生のためならばゲイツ本人の意思でも一切考慮しない冷酷な一面を持つ。白ウォズはウォズミライドウォッチとビヨンドライバーで仮面ライダーウォズへと変身するが、その力は後に黒ウォズの仕掛けた罠により、奪われてしまうことになる。
2人のウォズが存在する意味、異なる未来を提唱する理由は一体何なのか。相反する2人が物語をさらに加速させていく。
時を止めるタイムジャッカー
ジオウと敵対する未来人・タイムジャッカーは、魔王候補として人間に歴代仮面ライダーの力を与えることで、アナザーライダーを生み出し、新しい王を擁立して歴史の改変を目論む。無邪気な少年ウール(演:板垣李光人)、大人びた雰囲気を持つオーラ(演:紺野彩夏)、冷酷なリーダー格の男スウォルツ(演:兼崎健太郎)には、共通して時間を止める能力が備わっており、ジオウとの交戦中に使用することも。「新しい王を擁立する」という目的は同じだが、候補者として選ぶ人物は各々異なるため、関係はあまり良好ではない。
名セリフ・名言・決めゼリフ
決めた、俺は魔王になる!ただし最低最悪の魔王じゃない、最高最善の魔王になってみせる!
(EP1・常磐ソウゴ)
祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウ。まさに生誕の瞬間である
(EP1・ウォズ)
みんなの幸せのためにできることがあるなら、命をかけたって惜しくない!
(EP16・常磐ソウゴ)
お前は最高最善の魔王になると俺に言った。だったら問題ない。最低最悪の魔王になったら俺が倒してやる!必ずな。俺を信じろ!
(EP16・ゲイツ)
ベルトを受け取った時から覚悟はできてる。…いや、もしかしたら生まれた時から
(EP48・ソウゴ)
時計の針はさ、未来にしか進まない。ぐるっと一周して元に戻ったように見えても、 未来に進んでるんだ。
(LAST・常磐ソウゴ)
何か…いけそうな気がする
(常磐ソウゴ)
うち、時計屋なんだけどね
(常磐順一郎)
あなたにちょっとだけ悪い知らせと、めちゃくちゃ良い知らせがあるの
(オーラ)
必殺技・必殺武器
タイムブレーク
敵の周囲に「キック」の文字を展開して動きを封じ、右足の裏に文字を集束させて飛び蹴りを放つ。EP48では、ジカンギレード・ケンモードにエネルギーを纏わせ、敵を切り裂いた。
ギリギリ斬り
ジカンギレード・ケンモードのギレードリューズを押し、ブレークトリガーを引いて発動する。
スレスレ撃ち
ジカンギレード・ジュウモードのギレードリューズを押し、ブレークトリガーを引いて発動すると、「ジュウ」という文字の形をしたエネルギー弾が発射される。
デュアルタイムブレーク
ディケイドアーマー時に使用できる必殺技。ライドヘイセイバーのハンドセレクターを回し、クレスト(歴代ライダーに与えられた固有の紋章)を選択、トリガーを引くことで各ライダーの技を具現化して放つ。
平成ライダーズアルティメットタイムブレーク
ディケイドアーマー時に使用できる超必殺技。ディケイドライドウォッチを装填して放つ。デュアルタイムブレークでは各ライダー単独の技を具現化するが、こちらは全ライダーの力を発動し、「ヘイセイ」の文字とライダークレストの描かれたカードを出現させ、十字に切り裂く。
ライダー斬り
仮面ライダージオウⅡの必殺技であり、サイキョーギレードを使用する。メインユニットであるギレードキャリバーのインパクトサイン表示が「ライダー」の文字になったとき、トリガーを押すことで発動。対象を横一線に斬る。
キングギリギリスラッシュ
ジオウⅡやグランドジオウがサイキョージカンギレードを使って放つ必殺技。ギレードキャリバーのインパクトサイン表示が「ジオウサイキョウ」の文字に変わり、巨大な斬撃が放たれる。サイキョージカンギレードからも「ジオウサイキョウ」の文字が現れる。
タイムバースト
仮面ライダーゲイツの必殺技。空中に飛び上がり、「らいだー」と「きっく」の文字でできた誘導レールに沿って突進しながら飛び蹴りする。
タイムエクスプロージョン
仮面ライダーウォズの必殺技。敵の背後に立体的な時計型エネルギーを発動。「キック」の文字を回転させることでエネルギーを溜め、回し蹴りを放つ。
FAQ・トリビア
仮面ライダージオウのテーマ・モチーフは「時計」
作品のモチーフは時計。仮面ライダージオウは機械式アナログ腕時計、仮面ライダーゲイツはデジタル時計、仮面ライダーウォズはスマートウォッチをモチーフにしており、変身時のポーズや音、複眼のデザインや全体のカラーリングなどがそれぞれ異なる。また、黒ウォズは本、白ウォズはタブレット(ノートPC型デバイス)を使用しており、アナログとデジタルで過去と未来の時間の違いを表現している。ソウゴの住む「クジゴジ堂」やタイムジャッカーが持つ「時を操る力」など、本作の至るところに時計や時間を連想させる演出が散りばめられている。
仮面ライダージオウの愛車・バイクは?
仮面ライダージオウ搭乗するバイクはライドストライカー。バイクライドウォッチのアクティブプッシュを押すと大型化し、バイクとして走行が可能になる。最高時速298km。
「仮面ライダーディケイド」との違いは?
歴代の平成仮面ライダーとのクロスオーバー作品という点で、第10作にあたる仮面ライダーディケイドと共通しているが、作品の差異を図るべく、仮面ライダージオウは「レジェンドから逃げない!(真正面から向き合う)」というキーワードが、企画段階からはっきり打ち出されていた。
仮面ライダーディケイドは、歴代ライダーをモチーフにしたさまざまな並行世界(=それぞれに似た人物であり、本人ではない)を巡る、ある種過去作品を知らない人に向けた作品紹介のような構成であるのに対し、仮面ライダージオウは、全平成仮面ライダーが同世界・同時間軸に存在しており、歴代のライダーも本人として登場する。
平成仮面ライダーシリーズを手掛けたスタッフが再集結
過去作品のライダーやキャストが登場するだけでなく、スタッフ陣も歴代ライダーを手掛けた人物が多くそろうのもジオウの魅力のひとつ。仮面ライダーディケイド以来、実に10作ぶりにTVシリーズのチーフプロデューサーを務める白倉伸一郎をはじめ、歴代作品のパイロット演出を多数務めた田﨑竜太、仮面ライダークウガ・アギト・響鬼・電王の音楽を担当した佐橋俊彦と、レジェンドがそそろい踏み。
仮面ライダー電王でAAAとして主題歌を担当した末吉秀太と、仮面ライダー555で主題歌を担当したISSAがタッグを組み、「Shuta Sueyoshi feat. ISSA」として手掛けたオープニングテーマも要チェックだ。
仮面ライダージオウに関連する映画・劇場版・ビデオ作品
<映画>
「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」(2018年8月4日公開)
「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」(2018年12月22日公開)
「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」(2019年7月26日公開)
「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」(2019年12月21日公開)
<Vシネクスト>
「仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ」(2020年4月22日発売)
<WEBムービー>
「仮面ライダージオウ変身講座」(2018年9月11日配信)
「今からでもわかる仮面ライダージオウ」(2018年9月29日、11月3日、2019年1月4日配信)
<東映特撮ファンクラブ>
「仮面ライダージオウ 補完計画」(2018年9月2日~12月23日配信)
「仮面ライダージオウ スピンオフ RIDER TIME」(2019年3月31日配信開始)
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