ぴらざうるすピラザウルス

- 登場作品
- 仮面ライダー
- 初登場回/初登場作品
- 第16話『悪魔のレスラーピラザウルス』(1971年7月17日放送)
■説明
かつて南米奥地に生息していたというピラザウルスの特性を備えた怪人。
ショッカーによってプロレスラーの草鹿昇とピラザウルスが合成された改造人間で、ロケット弾の直撃にも耐える強靭な体と、巨大な恐竜をも倒す猛毒のガス「死の霧」を武器に戦う。
当初は別の人間が改造されたが、こちらは死の霧の毒性に耐えられず、路線バスでの実験で息絶えてしまった。そこでショッカー科学陣は改めてピラザウルスを分析。コンピュータが最適者と判断した草鹿を拉致し、新たに誕生させたのがこのピラザウルスだった。
ピラザウルスは、幹部のマヤ、ハリケーン・ジョーらによる性能テストでその強靭さが証明され、翌日の最終テストではモトクロス練習場で練習中だった一文字隼人を襲撃。彼が変身した仮面ライダー2号と戦い、ウルトラキックを浴びせて仮面ライダー2号を池へと沈めた。
後日、ピラザウルスは覆面レスラー、サタンマスクとしてリングに登場。試合後、正体を見破りかけた弟の草鹿清を亡き者にせんとしたが、現れた仮面ライダー2号に阻止された。しかし、仮面ライダー2号も「お前の正体を確かめるまで勝負を預ける」と去っていき、勝負はつかなかった。
その後、順調に勝利を重ねたサタンマスクのタイトルマッチが決定。日本の政治経済を代表する人々も観戦に訪れる予定で、ピラザウルスはこれらの人々を死の霧で始末するよう命じられる。ところが、試合開始の直前に仮面ライダー2号が会場へ到着。サタンマスクの挑戦者としてリングに上がると観客に脱出を呼び掛け、客席の立花らも避難誘導をし始めたため計画は台無しになる。
サタンマスクはリング上で仮面ライダー2号と戦闘開始。マスクを外されて本来の姿に戻るとすかさず死の霧を噴霧したが、これを浴びたマヤが倒れる一方、仮面ライダー2号にはまったく効果がなかった。ガスを失ったピラザウルスは飛び上がってウルトラパンチを放つが、応戦した仮面ライダー2号のライダーキックに敗れ、もとの人間、草鹿昇に戻った。
身長:2.07m
体重:132kg
特色/力など:サタンマスクへの擬態、強靭な肉体、頭部から噴霧する猛毒のガス、ウルトラキック
声:谷津勲(やつ・いさお)