じしゃくいのししジシャクイノシシ

- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 第13話『恐怖の大幹部 ドクトル・ゲー!?』(1973年5月12日放送)
■説明
イノシシと磁石の特性を併せ持つ機械合成怪人。
頭部は兜をかぶったイノシシのようであり、口からは2本の鋭い牙が伸びている。また、左腕の先にはU字型の磁石ふたつを重ね合わせたスーパー磁石が備わっている。
スーパー磁石を発動させると、胸のランプが黄色く点滅。周囲に凄まじい磁力が発生し、磁力に反応するものであれば自動車ほどの重量物まで浮かして操るだけでなく、攻撃を跳ね返す電磁網「磁石バリア」を展開することも可能。さらに機械を狂わせることもできるため、仮面ライダーV3の電子頭脳に磁力を干渉させて苦しめるという使い方も披露している。
また、勢いをつけて目標に突進する、イノシシダッシュという攻撃も行う。
秘密結社「デストロン」の大幹部であるドクトルG(ゲー)の来日を悟られないよう、風見志郎たちの注意を引く「G(ゲー)作戦」を遂行するべく行動。イノシシ男の伝説が残る牙ヶ岳に潜み、人々を襲っていた。
イノシシ男の姿を写真に収めようとやってきた吉村秀夫を襲ってその姿に化け、調査に訪れた風見志郎を翻弄。やがてその正体を現すと、戦闘員とともに仮面ライダーV3との戦闘に突入する。
スーパー磁石を駆使した多彩な攻撃でV3を追い詰め、崖から転落させることに成功。この時に発生した轟音と煙で勝利を確信したが、実はこれはV3が発動させた「逆ダブルタイフーン」で偽装したものだった。
そうとは知らずビルの屋上から新幹線を狙ってスーパー磁石を発動させようとするが、そこに志郎が出現。逆ダブルタイフーンの影響で変身できない彼を一方的に痛めつけてビルの屋上から落としたが、落下途中に逆ダブルタイフーンの制限が解除され、志郎はV3に変身してしまう。
その後、場所を変えてV3と再戦。同じ手は食わぬとばかりに連続ジャンプで翻弄されて背後を取られ、必殺の手刀「V3電熱チョップ」でスーパー磁石を破壊されてしまう。切り札を失いながらも最後の力を振り絞り、イノシシダッシュによる体当たり攻撃を仕掛けるが、これも避けられてその勢いのまま崖下へと落下。大爆発を起こして息絶えた。
V3打倒にこそ失敗したが、志郎が自身に意識を向けている間に、ドクトルGとその配下たちは無事に日本に上陸。自らの命と引き換えにG作戦を成功させた。
なお、劇場版『仮面ライダーV3対デストロン怪人』にも再生怪人として登場している。
身長:185.0cm
体重:50.0kg
特色/力など:左腕のスーパー磁石、イノシシダッシュによる体当たり
声:峰恵研(みね・えけん)、山下啓介(やました・けいすけ)