
仮面ライダーガッチャード
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原作:石ノ森章太郎
脚本:長谷川圭一、内田裕基、井上亜樹子
監督:田﨑竜太 ほか
音楽:高木 洋
ゼネラルプロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)
プロデューサー:
芝高啓介(テレビ朝日)
湊 陽祐(東映)
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)
制作:
テレビ朝日
東映
ADK EM
錬金術…。
卑金属から貴金属を錬成する、その秘術によって、この世の万物を模した人工生命体<ケミー>を生み出していた。
その数、101体。
ケミーは<ライドケミーカード>に封印、慎重に保管されていたのだが、何者かによって一斉に開放されてしまった!
善なる心と響き合えば人間の仲間となるケミー、しかし、人間の悪意と結合すれば怪人マルガムへと変貌してしまう…。
現代の世に放たれたケミーを回収せよ!
悪意と結合したマルガムを倒し、ライドケミーカードに封印せよ!
原作:石ノ森章太郎
脚本:長谷川圭一、内田裕基、井上亜樹子
監督:田﨑竜太 ほか
音楽:高木 洋
ゼネラルプロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)
プロデューサー:
芝高啓介(テレビ朝日)
湊 陽祐(東映)
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)
制作:
テレビ朝日
東映
ADK EM
仮面ライダーガッチャード 第01話[公式]
仮面ライダーガッチャード 第02話[公式]
心ときめいたり求める何かを手に入れたときに発する言葉「ガッチャ!」が口癖の高校2年生、一ノ瀬宝太郎。進路に悩みながらも、ごく普通のスクールライフを送っていた彼の日常は、ある日を境に一変する。普段は物静かなクラスメイト、九堂りんねが、世界の均衡を保つために活動している〝錬金術師〟であること、そして錬金術より生み出された人工生命体〝ケミー〟の存在を知った宝太郎は、バッタのケミーである「ホッパー1」と機関車のケミーである「スチームライナー」に導かれ、異世界「ウロボロス界」に迷い込んでしまう。
そこで、のちにりんねの父親だと知ることとなる〝偉大なる錬金術師〟九堂風雅から〝希望〟の言葉とともに託されたのが、ケミーが封じられた2枚の「ケミーカード」を装填し、多重錬成することで絶大な力を発揮できるバックル型の錬成装具「ガッチャードライバー」だった。
こうして錬金術を操る戦士「仮面ライダーガッチャード」へと変身する能力を得た宝太郎は、りんねも通っている〝錬金アカデミー〟に入学すると、高校のクラスの担任かつ実はアカデミーの教師も兼任していたミナト先生に対し、自分の将来の目標は〝大物錬金術師〟になることだ、と告げるのだった。
アカデミーの生徒たちの当面の目標。それはウロボロス界から現世へと逃げ出した、101体のケミーを回収すること。宝太郎はりんねに加え、ケミーに関する豊富な知識を持つ鶴原錆丸と、面倒見は良いがちゃっかりした性格の銀杏蓮華らとともに、ケミーを捜索する日々を送ることとなる。
そんな彼らの前に立ち塞がるのは、〝冥黒の三姉妹〟の異名を持つ闇の錬金術師、アトロポス、クロトー、ラケシス。彼女たちはケミーを人が持つ悪意に染めることで誕生する怪人「マルガム」を使役し、〝世界を滅ぼす鍵〟でもあるガッチャードライバーを奪わんとする。そんな悪の胎動に対し、アカデミーを管理する組織〝錬金連合〟も黙っておらず、助っ人としてミナトの後輩にして〝超A級錬金術師〟の肩書きを持つ黒鋼スパナを派遣。自らが生み出した特殊錬成武具「ヴァルバラッシャー」を使用し、戦士「ヴァルバラド」へと変化できる力を持つスパナは、アカデミーの確かな力となるが、宝太郎に対しては「仮面ライダーとして認めるわけにはいかない」と糾弾し、その戦いやケミーに対する考え方を真っ向から否定。スパナを見返すべく奮闘する宝太郎だったが、同時に自分の未熟さも痛感するという歯がゆい思いをすることに。
そんなアカデミーの面々が、多少関係性をギクシャクさせながらケミー集めを続けるなか、密かにアトロポスが行っていた闇の錬金術による実験が結実。彼女が完成させた錬成装具「ドレッドライバー」により、ターゲットにされた錆丸は悪の戦士「仮面ライダードレッド」へと変身させられてしまう。
特別な力を持つ〝レベルナンバー10〟の〝ケミー〟「ユーフォーエックス」を得た「仮面ライダーガッチャード」こと一ノ瀬宝太郎は、強制的に「仮面ライダードレッド」に変身させられた鶴原錆丸の救出に成功。大きな苦難を乗り越え、〝錬金アカデミー〟の面々の絆はより深まることとなった。だが、その裏で〝冥黒の三姉妹〟の主である〝闇の錬金術師〟グリオンが動き出す。
グリオンの苛烈さは配下であるラケシスですら恐怖を覚えるほどで、やがてミナトを含めたアカデミーまでその手に掌握する。仲間たちを含めて追放処分となり、徐々に追い込まれていく宝太郎であったが、そんな彼の前に〝暁のガッチャード〟こと「仮面ライダーガッチャード デイブレイク」が現れて助力。過去へと飛んだ宝太郎は、幼い頃の自分がすでにケミーと出会っていたことを知ると、その時の宝物だったゴーグルから強化アイテム「ガッチャーイグナイター」を錬成。「仮面ライダーファイヤーガッチャード」へとパワーアップを果たす。そんな宝太郎を見届けたガッチャード デイブレイクは「流石は俺……」と、自分が未来から来た宝太郎自身であることを示唆する言葉を残し、静かに消えていった。こうして勢いを取り戻した宝太郎たちは、宝太郎の実家の定食屋を拠点とし〝キッチンいちのせ連合〟を結成。グリオンと戦う意志を新たにする。
その後、少し前に繰り広げられた激戦の最中に「仮面ライダーマジェード」への変身能力を得るも、力の使いすぎで変身できなくなっていた九堂りんねが、自分自身の信念を改めることでマジェードへの変身能力を取り戻す。また、黒鋼スパナはグリオンの策略により己の内に眠る〝黒い炎〟に飲み込まれ暴走してしまうが、亡き両親がかつて残した言葉、そして長きに渡って自分を支えてくれている師匠、枝見鏡花から託された想いを受け取り、黒い炎を克服。鏡花、そして宝太郎ら皆の力で創り上げた錬成装具「ヴァルバラドライバー」を使い、「仮面ライダーヴァルバラド」へと進化を遂げた。
かつての教え子たちが奮戦する姿を目の当たりにし、心揺さぶられるミナト。そんななか、グリオンの恐怖に怯えるラケシスは、ミナトにともに逃げるように懇願するが、これをアトロポスとクロトーに知られ、ひとり逃走する。また、宝太郎たちもミナトの真意に気付いており、戻ってきてほしいと必死に説得。だが、過去の自分に降り注いだ〝若者たちの命が奪われるかもしれない〟という恐怖に怯え、ミナトは頑なに皆を遠ざけようとする。結果、ガッチャードの変身に必要な「ホッパー1」を含むほとんどのケミーがグリオンの手に落ちてしまい、宝太郎は最大の危機を迎えてしまう。
そこに擬態を用いて現れたのはりんねの父、九堂風雅。彼は禁術を用いて「スチームホッパー」を「テンライナー」へと進化させ、宝太郎がガッチャードに変身可能なようにすると、自らも「仮面ライダーウインド」へと変身し戦いに参加する。だが、一瞬の隙を突かれる形で風雅はグリオンの刃に倒れ、グリオンは自身が欲していたレベルナンバー10のケミーを10体揃えるのだった。
己が野望を成就すべく異世界〝ウロボロス界〟へ赴くグリオン。宝太郎たちも最後の力を振り絞って風雅が開けてくれたゲートを通りこれを追う。今、ウロボロス界を舞台に、最大の激戦が始まろうとしていた。
皆の必死の思いがようやく通じ、恐怖を乗り越えたミナトがグリオンに刃を向ける。また、一ノ瀬宝太郎と心を通わせた〝レベルナンバー10〟の〝ケミー〟たちが力を合わせたことで、「ホッパー1」は「クロスホッパー」へと進化。宝太郎はガッチャードの新たな姿「仮面ライダープラチナガッチャード」へと変身し、その強大な力でついにグリオンの撃破に成功する。そして、暗黒の扉から出現した不気味な手に捕縛され、グリオンは闇の中へと消えていった……。
激戦から数日が経ち、〝冥黒の三姉妹〟から離れたラケシスが枝見鏡花の元に助手として身を寄せるなど、状況の変化が多少はあるにせよ、いつもの日常が戻ったと思ったのもつかの間、敗北を重ね怒りに焦れるクロトーが宝太郎に襲撃を仕掛けてくる。時を同じくして、数多の並行世界を侵略してきた強大な組織「ハンドレッド」に所属するアルファが、組織の尖兵であるカッシーンの大軍団を引き連れて出現。この世界のどこかにある〝超兵器〟を求め、宝太郎に猛攻を仕掛けてくる。カッシーンの姿に「どこかで見たような……」と訝しむ宝太郎だったが、そこに突如謎の力が介入し、宝太郎とクロトーはアルファごと謎の迷宮へと囚われてしまう。この不可思議な状況に宝太郎とクロトーは一時休戦し共闘。アルファを撃破すると、迷宮からの脱出にも成功する。これでクロトーとも心を通わせることができるかもしれないと感じる宝太郎だったが、今回の騒動に介入した謎の存在の正体が、暗黒の扉より現れた〝神働術を極めし冥黒王〟ギギストであると判明。ギギストはクロトーに闇の波動を浴びせて新たな力を与えると、彼女を連れて何処かへと消え去るのだった。
その後、アルファが残した発信機の電波を辿り、組織の幹部たる〝ハンドレッド四人衆〟に座するサイゲツ、ミメイ、タソガレが出現。彼らは高度な技術力を用いてコピーした変身アイテムにより、それぞれ「仮面ライダーダークキバ」「仮面ライダーゲイザー」「仮面ライダーエターナル」といったダークライダーへと変身し、宝太郎らこの世界の仮面ライダーたちに襲いかかる。
序盤は劣勢を強いられた宝太郎たちであったが、邪悪な力も所詮は借り物。この騒動により集まってきた人々による仮面ライダーを応援する声に宝太郎は心を奮わせ、九堂りんねや黒鋼スパナらも息の合った連携を見せてミメイ、タソガレを撃退。ハンドレッド陣営を徐々に追い込んでいく。そして、進退窮まった四人衆のリーダー格であるサイゲツは、奥の手とばかりに大空に広がる次元の壁たる「オーロラカーテン」をオープン。破壊メカ「ダイマジーン」軍団を呼び寄せようとするが、そこからまばゆい輝きとともに降臨したのは……ダイマジーンを殲滅していたゴージャスな青年、「仮面ライダーレジェンド」こと鳳桜・カグヤ・クォーツであった。カグヤはハンドレッドが探していた超兵器「レジェンドカメンライザー」も入手済みで、それを使って「仮面ライダーレジェンダリーレジェンド」に変身するとサイゲツを一蹴。瞬時にこの戦いを収めてみせるのだった。
そして宝太郎は、カグヤの執事であるバトラーの助けによりすべてを思い出す。かつて「レジェンドの世界」に迷い込み、カグヤとともにハンドレッドと戦ったということを。こうしてしばらくこの世界に逗留するというカグヤと再び交流することになった宝太郎だったが、逃走したサイゲツが捲土重来を胸にふたたびふたりの前に現れる。やがてそこにはギギストの意思までもが加わり、状況は最悪な方へと動き出そうとしていた。
「仮面ライダーガッチャード」一ノ瀬宝太郎と「仮面ライダーレジェンド」鳳桜・カグヤ・クォーツは、世界崩壊を告げる兵器「ドゥームズデイ・クロック」の破壊に成功。戦いを終えたカグヤは、皆との別れを惜しみながらも自分の世界へと帰っていった。
それから時を置かずして、〝冥黒王〟ギギストの狙いが、「ガッチャードライバー」を介して宝太郎の中に眠っている、かつて失われた自身の身体の一部、のちに「賢者の石」の欠片と判明する物質を取り戻すことだと判明。ギギストは人の悪意を介すことなく〝ケミー〟自体を〝冥黒の波動〟に染め上げてマルガム化すると、やむなく宝太郎はそのマルガムを倒すのだが、解放されたはずのケミーはいつものようにカードに封印できず、そのまま存在自体が消滅してしまう。そして、ギギストの毒牙は宝太郎の一番の友達である「ホッパー1」にも向けられ、ホッパー1は怪人〝マルガム〟化。逃げ遅れた母娘を救うためとはいえ、その手で「ホッパー1マルガム」を倒し消滅させてしまった宝太郎は、悲しみと絶望の縁へと沈む……。
まるで何かに守られるように、巨大なタマゴの姿へと変化してしまった宝太郎。その殻の中にいたのは、宝太郎が「タマゴン」と名付けた虹色のタマゴだった。これまでの戦いを見てきて外の世界に出るのが怖いと言うタマゴンに対し、たしかに悲しいことが起こるかもしれないが、外の世界では輝かしい未来も〝ガッチャ〟できると語る宝太郎。そんな前向きな言葉に勇気をもらったタマゴンは、宝太郎とともに外の世界に出るとを決め、タマゴから孵化。可愛らしい怪獣の姿をした新たなケミー「ニジゴン」が誕生する。こうして戦いの場へと戻った宝太郎は、ガッチャードの新たな姿「仮面ライダーレインボーガッチャード」へと変身! 虹色の輝きでギギストを圧倒するだけでなく、その奇跡の光でホッパー1をはじめとする命を失ったケミーたちを復活させるのだった。
ニジゴンが仲間に加わったことで勢いづく〝錬金アカデミー〟の面々は、ついに101体のケミーを揃えることに成功。お祝いムードに湧く宝太郎たちだったが、その一方で新たな脅威も来訪していた。実は冥黒王はひとりではなく、〝錬金術を極めし冥黒王〟であるジェルマン、〝占星術を極めし冥黒王〟であるガエリヤ、そして、ギギストを加えた三位一体の存在であることが発覚。戦いで傷を負ったギギスト、星が巡っていないと静観するガエリアに先んじて動き出したジェルマンは、賢者の石=ニジゴンの奪取のみならず、己が野望の妨げとなるであろう〝錬金術師〟をターゲットに猛攻を仕掛けてくる。これにより九堂りんねが擬態ではない本物の九堂風雅と再開を果たすも、傷ついた身体を癒やすため風雅は再びりんねの前から姿を消す。そして、そんなりんねにアトロポスが接触。暗黒の扉の中でかつての主であるグリオンがジェルマンに吸収されたことを知ったアトロポスは、悪事を止めることと引き換えに、仇を討ってほしいとりんねに懇願するのだった。
また、戦いを終えたあとのケミーの処遇に対する考え方の相違により、宝太郎と黒鋼スパナの対立が再び表面化。「ケミーにできるのは戦うことだけだ」というスパナの辛辣な言葉を聞いてショックを受けたニジゴンだったが、短い時間ながらもひとり放浪してさまざまな人々と交流したことで、自分は誰かを応援できる力を持っていると知る。そして、再び猛攻を仕掛けてきたジェルマンに対してニジゴンが奮起。それを受けた宝太郎、りんね、スパナが同時に放ったキックにより、ジェルマンは爆炎に包まれた。そこにアトロポスが近づいていく。彼女はかつてグリオンが所持していた黄金のキューブをジェルマンの体内に埋め込むと、その身体を乗っ取るという形でグリオンが復活を果たすのだった。
〝冥黒王〟ガエリアが施した術により、〝錬金術師〟たちが人々の脳裏から消していた〝ケミー〟に関する記憶〟が復活。〝錬金アカデミー〟の存在まで世間の明るみとなり、一ノ瀬宝太郎たちは人々の好奇の目に晒されることとなる。この騒動を収めるべく黒鋼スパナは〝錬金連合〟の長に名乗りを上げ、自分の持つ〝黒き炎〟を用いてすべてのケミーと融合しようとするが、すべてをひとりで背負おうとするスパナに宝太郎は激怒。ふたりは本気の思いをぶつけ合う戦いを展開し、それは宝太郎の勝利に終わるのだった。
その後、かつてグリオンが生み出した人造人間〝ホムンクルス〟であるアトロポスのモデルが九堂りんねであると判明。ガエリアはこれを利用して、究極の人工生命体「キマイラ」を生み出そうとする。これに対しグリオンは、迫真の演技で仇敵である九堂風雅に偽りの共闘を持ち掛け、キマイラを我が物にせんと目論む。結果、自分に対する愛などグリオンは持っていなかったと気付かされたアトロポスが、りんねを守る形で消滅。本当は友達になりたかったと最後に心通わせたりんねとアトロポスは心の中でひとつとなり、りんねは新たな姿「仮面ライダートワイライトマジェード」を得るに至る。そして、幻惑的な動きを見せるトワイライトマジェードは、すべてを見通せるはずのガエリアの能力を凌駕。その完全撃破に成功した。だが、ガエリアの肉体を構成する「賢者の石」の欠片はグリオンが吸収。それを利用したグリオンは、ニジゴンに似た闇のケミー「エルドラゴン」を生み出すのだった。
一方、宝太郎に敗れたスパナは、風雅の隠れ家で傷を癒やしつつ、枝見鏡花の誘いによりホムンクルスから人間になる実験を受けていたラケシスが見守る前で、新たなドライバーの作成に没頭していた。そこへ自分に従うよう誘いをかけてきたのは、スパナと同じく黒い炎を宿す冥黒王ギギスト。これを断固として拒絶したスパナはギギストと激しい戦いを繰り広げるも、やはりギギストの力は強大で、スパナは徐々に追い込まれていく。かつては敵対していたラケシスが応援の声を上げるが、形勢は覆らない。薄れゆく意識のなか、どうしても頭から離れない宝太郎の理想を信じる心〝ガッチャ〟をようやく認めたスパナは、黒き炎を己自身の輝きである〝白銀の炎〟へと昇華させ、新たなドライバーを錬成。「仮面ライダーヴァルバラド 黒鋼」へと変身を果たすと、ついにギギストを打ち破った。スパナを認める言葉を残し消滅したギギストは、賢者の石の欠片へと姿を変えるが、突如飛来したエルドラゴンがこれを強奪。すばやく動いたラケシスがエルドラゴンを捕まえるも、グリオンが放った凶弾がラケシスの腹部を貫き、賢者の石はグリオンの手に渡ってしまう。そして、ラケシスはスパナの腕の中、人間になれた時にやりたかったことを思い浮かべながら、静かにその生命を終えた。
ニジゴンを除く賢者の石を手にしたグリオンは、いよいよ本格的に己が野望の成就に動き出す。賢者の石から「エルドラドライバー」を生み出すと、「仮面ライダーエルド」へと変身。世界を黄金へと染め上げ〝黄金郷=エルドラド〟を創造しようとする。そんなグリオンに姉と妹を失い傷心のクロトーが戦いを挑むも、その力の差は歴然。駆けつけた宝太郎に自分の本当の願いであった姉妹たちへの思いを伝えてあとを託すと、クロトーは力尽きて消滅した。
幸せや夢、憧れなど個々の願いを否定するグリオンに怒りを募らせる宝太郎。ケミーたちも宝太郎に力を貸し、グリオンに猛攻を仕掛けていくが、世界とともにケミーたちも黄金に染められて力を失い、「ガッチャードライバー」を破壊された宝太郎自身も黄金へと変えられてしまう。エルドラドの完成は目前と高らかに笑うグリオンだったが、決して諦めることのない宝太郎が仲間たちの思いを背に黄金を打ち破ると、グリオンには理解できない錬金術で、あの未来から来た宝太郎が所持していたものと同じ赤い「ガッチャードライバー」を新たに錬成。そして、驚愕するグリオンの前で、宝太郎は「仮面ライダーガッチャード アルティマスチームホッパー」へと変身を果たす。
今、人類とケミーの未来を懸けた、最後の戦いが始まろうとしていた。