かにばぶらーカニバブラー

- 登場作品
- 仮面ライダー
- 初登場回/初登場作品
- 第19話『怪人カニバブラー北海道に現る』(1971年8月7日放送)
■説明
カニの特性を備えた怪人。
口から人間を一瞬で溶かしてしまう溶解泡を吐き、左手のハサミを振るって戦う。
ショッカーが進めていた「海底地震作戦」の実行責任者を務め、九州、四国、大阪の3か所で水中爆弾による津波発生実験を遂行。同時に、隠ぺい工作として自ら付近の各観測所に対する破壊工作を担当した。これらの実験が成功すると、作戦目標である北海道の海底基地へ移動。準備工作として気象庁小樽支所の地震計を破壊すると、その後は人間に化けて海底基地周辺を警備していた。
ところが、基地付近の海岸でダイバーを始末した際に無線機を落とし、直後に現れた神田に拾われてしまった。カニバブラーは彼の家を襲撃して無線機を回収。ついでに神田を拉致して改造人間にしようとモーターボートを呼び寄せたが、そのボートが一文字隼人に見つかって戦いになってしまう。
カニバブラーはふたたび神田に無線機を奪われたが、基地へ撤退しつつ無線機を爆破処分する。ショッカー首領は「一刻の猶予もない」と判断し、ただちに地震計画の実行を決定。科学班が爆発準備を進める一方、カニバブラーは札幌中央気象台の地震計を破壊することになり、仮面ライダー2号に補足されながらも無事に任務を果たして基地へ戻った。
かくして新水中爆弾の爆発準備は終了。10分後に爆発すると聞いたショッカー首領は一同に脱出を指示したが、そこへ海底基地の場所を突き止めた仮面ライダー2号が現れる。脱出直前だったカニバブラーは手動での爆破を試みるが、仮面ライダー2号に阻まれて失敗。基地を出て海岸へ上がり、そこで仮面ライダー2号と決着をつけることにする。カニバブラーは溶解泡を吹きかけ、仮面ライダー2号の視界を封じることに成功。しかし、とどめを刺そうと振り下ろしたハサミをかわされて岩を強打し、その痛みでひるんだ隙にライダーパンチを受けて爆発した。
なお、第37話、劇場版『仮面ライダー対ショッカー』にも再生怪人として登場している。
身長:1.88m
体重:98kg
特色/力など:人間を溶かす泡、左手の大きなハサミ
声:梶哲也(かじ・てつや)