すぱいだースパイダー

■説明

秘密結社「ショッカー」に所属する、蜘蛛の能力を備えた改造人間。

専用の特殊強化服を着用し、6本の細長い足のような装飾が備わる蜘蛛を模した仮面を被ることで、スパイダーとしての姿に変わる。

掌や足の裏を壁面や大木の表面に貼り付け、縦横無尽に這いまわることができ、高所からの奇襲を得意とする。また、胸先から粘着液を変化させた強靭な糸を噴射可能。これを垂らして高所からぶら下がったり、ターゲットに放射して拘束する。

ショッカーの敵対者をはじめ、任務中の改造人間の目撃者といった組織にとって不利益となる者の抹消、並びに改造実験体の被験者の確保が主な任務。平常時はタクシー運転手として人間社会に溶け込み、ターゲットを客として車内に乗り込ませ、そのまま始末するという任務遂行方法を取っていたこともある。また、極度の潔癖症で自分のタクシー車内を汚すことを絶対に許さず、客がくしゃみをしただけで口汚く罵りの言葉を発していた。

実はショッカーが絡んでいた行方不明事件を追う緑川あすかと矢野克彦を、のちに仮面ライダー1号となる改造人間「ホッパー」とともに襲撃。あすかを気絶させたのち、克彦を襲い亡き者にしたが、任務中に1号が裏切ったため制裁の言葉を残しその場から消えた。

後日、生き残ったあすかを狙うも、1号が駆けつけたため戦闘に発展。バイクに乗ったショッカー戦闘員たちとともに、サイクロン1号を駆る1号と激しい追撃戦を繰り広げた。しかし、ショッカー戦闘員たちは全滅してしまい、最後は1号がサイクロン1号を加速させ、その勢いのままジャンプして放たれた「ライダーキック」を喰らい爆散、消滅した。

身長：178.0cm

体重：69.0kg

特色/力など：クモの能力、強靭な糸を噴射

声：板尾創路（いたお・いつじ）