CHARACTERS

みたむら はるひこ こぶら三田村晴彦/コブラ

登場作品
仮面ライダー THE FIRST
初登場回/初登場作品
『仮面ライダー THE FIRST』(2005年11月5日公開)

「咲いたんだ、一輪だけ……」

プロフィール

種族:人間→改造人間

性別:男性

年齢:不明

職業・身分など:不明→ショッカーの構成員

家族など:不明


 演:ウエンツ瑛士(ウエンツ・えいじ)


この人物が変化する怪人

コブラ


説明

緑山総合病院に長期入院していた少年。

のちに秘密結社「ショッカー」のスカウトに応じ、コブラのような改造人間、コードネーム「コブラ」となった。

重い病に冒されてはいたが、治療すれば完治するものであった。しかし、誰も見舞いに来ないという人間関係の希薄さや先が見えない入院生活への不安などから、閉塞感を抱いて自暴自棄になっており、他者に強く当たったり突発的に屋上から飛び降りようとするなど、周囲に迷惑をかける行動を繰り返していた。

そんな彼を気にかけていたのが、同じ病院に入院していた少女、原田美代子だった。晴彦は、ボランティアと称して親身に関わろうとする彼女を鬱陶しがっていたが、不安から夜中に病院を抜け出そうとしたある晩、見えない敵との戦いに心が押しつぶされそうになっているところへ美代子が現れ、ようやく彼女の献身を受け入れた。

その後、親密になったふたりは病院を抜け出し、まるで恋人同士のように街で楽しんでいたが、突如美代子が倒れてしまう。そして、病院へ戻った晴彦は美代子がボランティアなどではなく入院患者であり、しかも自分よりずっと重い病に冒されていたと知るのだった。

美代子の優しさに心打たれた晴彦だったが、彼女には時間が残されていないと知り、何も知らなかった自分や、これまでの行いに対する後悔の念に打ち拉がれる。すると、美代子を訪ねて秘密結社「ショッカー」の改造人間スパイダーが現れ、「病気は必ず治る」と断言。晴彦は美代子とともに彼の招きに応じ、改造手術を受けてコブラとなった。

それから約1年後、晴彦は改造人間スネークとなった美代子とともにショッカーの尖兵として活動しており、組織の裏切り者である一文字隼人こと仮面ライダー2号の命を狙った。同じく組織の裏切り者である本郷猛こと仮面ライダー1号が現れ一文字を連れ去ったため任務は果たせなかったが、のちに1号と2号がショッカーのアジトへ乗り込んできたため、スネークとともに再戦の機会を得る。

しかし、激しい戦いを繰り広げるなかで一瞬の隙を突かれ、1号によって空中へと投げ飛ばされると、追撃の「ライダーキック」を受けて重傷を負ってしまう。同様にスネークも2号のライダーキックを喰らい絶命。自身の命の炎が消えゆくなか、ふと大地を見ると、1年前に美代子とともに植物の種を植えた場所に、1輪だけ花が咲いていた。最後の力を振り絞ってそれを手折り美代子の頭部に飾ると、自身も静かに力尽きた。


関連人物

  • 緑川あすか

  • 原田美代子/スネーク

  • スパイダー

  • ショッカー幹部(女性)

  • ショッカー幹部(男性)

  • ショッカー幹部(老紳士)