ねおせいめいたいネオ生命体

- 登場作品
- 仮面ライダーZO
- 初登場回/初登場作品
- 『仮面ライダーZO』(1993年4月17日公開)
■説明
望月博士によって創造された生命体。
「より強く、感情などに惑わされない完全な生物」を目指してつくられ、博士の手で育てられていた。ただ、ネオ生命体に感情が存在しないわけではなく、誕生したばかりの頃に聞いた宏の懐中時計が奏でる曲には、何らかの影響を受けていたようである。
「人間は二流の生物」と教育されたため、人間を不完全な生物として見下しており、やがて自分が神になって支配しようと考え始める。しかし、博士の意思を無視して勝手に動き始めたことから博士に恐れられるようになり、人間のように自由に動き回れる自身の体は与えられていない。自身が誕生し成長した生体プール外での活動に制限があるため、完全な生命体になるべく、博士を研究所の機械と融合させて改造手術を強要。これを拒否されると、博士の息子である望月宏を誘拐し、人質として利用しようとした。
プール外で活動する際には、直径15cmほどの飛行能力を持つ球体となって移動する。この球体はネオ生命体の本体でもあり、周囲の物質を分子分解して吸収し様々な姿に形を変える能力を持ち、戦闘形態である怪人、ドラスへと変化した。
配下の怪人によって宏の誘拐には成功したが、アジトである研究所に仮面ライダーZOが来襲する。この際、自身の意思を伝達するためか、生体プールにいたネオ生命体はレリーフのように少年の姿を模した円盤の姿で出現している。
その後、ネオ生命体はドラスへと変化してZOと戦い、ZOを吸収してドラス(赤)へと進化した。しかし、宏が持っていた時計から思い出の曲が流れ出すと動きが停止。この隙に宏が発した「ライダー!」という叫びによってZOの意識が目覚めてしまい、自身からの分離を許してしまった。さらに、ドラスはZOが続けざまに放った必殺の一撃「ZOキック」を受けて消滅。本体が失われたことで、生体プールに残っていたネオ生命体の意志も「パパ……」という悲痛なつぶやきを残し消え去った。
身長:不明
体重:不明
特色/力など:銀色の球体を放っての行動。周囲の物質を吸収、分解して新たな物体を生み出す。
声:湯沢真伍(ゆざわ・しんご)