かめんらいだーにごう仮面ライダー2号

- 登場作品
- 仮面ライダー
- 初登場回/初登場作品
- 第14話『魔人サボテグロンの襲来』(1971年7月3日放送)
■説明
悪の秘密結社ショッカーに拉致された一文字隼人が、科学グループの手術によってバッタの能力を備える改造人間にされた姿。
常人を大きく超えた身体能力と、鋭敏な感覚を備えている。基本能力は仮面ライダー1号と同等で、もともとは仮面ライダーとなった本郷猛を倒す目的で改造されたと考えられる。
しかし、脳改造をされる前に本郷によって救出され、ショッカーと戦う彼の同志となった。そして、ほどなくヨーロッパへ渡った本郷から日本防衛を任され、本格的にショッカーとの戦いを開始する。
隼人の腰部にはベルト状の装具、タイフーンが埋め込まれている。変身ポーズをとると中央のシャッターが開き、ジャンプによってタイフーンの風車ダイナモが回転。風力を胸部のコンバーターラングで変換したエネルギーがベルト側部のエナージ・コンバーターに蓄積され、同時に起動した体内の小型原子炉から供給されるエネルギーが、全身の改造人工筋肉に行き渡ると変身が完了する。
専用の武器は存在せず、基本的にはパンチやキック、投げ技などを駆使して戦うが、ショッカー戦闘員が所持する武器を奪って使用することも多い。スペック上の能力は仮面ライダー1号と同じだが、変身する隼人が空手五段、柔道六段の武道家でもあるため、総合的な戦闘力は仮面ライダー1号を上回っている。
もっとも多用した必殺技は、大きく空中へジャンプしたのちキックを繰り出す「ライダーキック」。このほかにも、頭部めがけて拳を打ち込む「ライダーパンチ」、空中での宙返りを1回増やし、より強力なキックを繰り出す「ライダー回転キック」、仮面ライダー1号も得意とする空中からの投げ技「ライダー返し」、サイクロン号で体当たりを仕掛ける「サイクロンクラッシャー」など、さまざまな必殺技を使用する。また、ライダーキックが通じないアリガバリを倒すため、滝和也との特訓を経て「ライダー卍キック」を習得した。
仮面ライダー2号は日本に着任したショッカーの大幹部、ゾル大佐こと狼男を撃破し、後任となった死神博士ことイカデビルの野望をも打ち砕いた。そして、左遷された死神博士を追って南米へ渡ると、厳しい特訓によって仮面ライダー(新2号)へとパワーアップする。
この新たな姿は、仮面ライダー(新1号)とほぼ同等の能力を有しているが、パワーに関しては上回っており、仮面ライダー(新1号)の通称「技の1号」に対し、仮面ライダー(新2号)は通称「力の2号」とも呼ばれるようになった。
なお、同じ仮面ライダーである仮面ライダー1号とはテレパシーでの交信が可能で、何千km離れていても通じ合っている。
変身者:一文字隼人
変身時に使用するアイテム:タイフーン
変身者

スペック
■身長:172cm■体重:65kg
■ジャンプ力:一跳び15.0m
必殺技:「ライダーキック」「ライダーパンチ」「ライダー返し」「ライダー卍キック」「ライダー放電」など
コンバーターラング
風車ダイナモから送られた風力をエネルギーに変換し、エナージ・コンバーターに蓄積。同時に超小型原子炉を起動させ、全身の人工筋肉のパワーを発生させる装置。体内の熱を放出するラジエーターの機能も有している。エナージ・コンバーター
コンバーターラングにより変換されたエネルギーを蓄積する装置。風のないところでも変身できるよう、エネルギーの最大蓄積量は仮面ライダー1号のエナージ・コンバーターよりも多くなっている。エネルギーが残り少なくなると仮面ライダーの状態を保てなくなり、再変身もできない。
タイフーン
一文字隼人の体内に埋め込まれているベルト状の装置。これを起動することで仮面ライダー2号に変身する。風車ダイナモ
エネルギーの源となる風圧を受けるための装置。普段はシャッターが閉じられているが、一文字隼人が一定の変身ポーズを取り「変身」の掛け声とともにシャッターが左右にオープン。大きくジャンプすることで風を受けて内部の風車が回転し、その風力をコンバーターラングに送る。サイクロン誘導装置
離れた位置からでもサイクロン号をコントロールできる誘導装置。アクアラング
水中でも長時間行動できるよう、酸素供給装置が内蔵されている。その他の機能など
■超小型原子炉体内に埋め込まれた動力源。コンバーターラングにより発生したエネルギーによって起動し、そのエネルギーを全身に供給する。
■人工筋肉
超小型原子炉より送られるエネルギーが体内を通過することで強化される改造人工筋肉が身体全体に張り巡らされている。
格闘能力に長けた一文字隼人が改造されたことで、全身の筋量は仮面ライダー1号を上回っている。
- スペック
- コンバーターラング
- エナージ・コンバーター
- タイフーン
- 風車ダイナモ
- サイクロン誘導装置
- アクアラング
- その他の機能など

頭部
仮面ライダー2号の頭部。超触覚アンテナ
あらゆる電波や音波を捉えるレーダーアンテナ。クラッシャー
鋼鉄の鎖をも噛みちぎる鋭い牙を持つ、顎状の切断装置。Cアイ(キャットアイ)
人間よりも広い視覚を有し、赤外線放射機能により暗闇をも見通す複眼。物体の細部を見るためのズーム機能も備えている。Oシグナル
周囲4kmまで索敵可能な危険探知機。半径100m以内に敵怪人が近づくと、彼らが放出する特殊な波長をとらえ、ランプが点滅する。超聴覚器
常人の40倍の聴力を誇る集音装置。周囲4kmの音を聞き分けることができる。- 頭部
- 超触覚アンテナ
- クラッシャー
- Cアイ(キャットアイ)
- Oシグナル
- 超聴覚器