■説明

一文字隼人がタイフーンによって変身した姿。

身体能力や鋭敏な感覚は常人を大きく超えており、視覚は常人の3倍、聴覚は40倍にも達する。全身の筋力は常人の10倍もあり、とくに優れた脚力によって垂直方向へ15ｍもジャンプできる。

改造手術そのものは本郷猛こと仮面ライダー1号に施されたものと同じ。しかし、隼人が柔道や空手の有段者という武道家でもあったため、全身の筋肉量は仮面ライダー1号を超えている。銀のラインが入った腕や脚で繰り出す攻撃のパワーも上回っている。

戦闘では敵から奪った武器を使うことも多いが、基本的には素手による格闘で戦う。必殺技には打撃系と投げ技系のものがあり、打撃系としては空中高くジャンプしてキックを繰り出す「ライダーキック」のほか、敵の頭部へ渾身の鉄拳を打ち込む「ライダーパンチ」、空中で前方宙返りをしたのち体を横方向へ回転させて攻撃力を増した「ライダー卍キック」、前方宙返りの回数を増して威力を増加させた「ライダー回転キック」などがあり、投げ技系では敵を抱えてジャンプしたのち、空中で体を捻って背負い投げのように投げ落とす「ライダー返し」、同じく敵を抱えてジャンプし、空中で回転させてから地表へ叩きつける「ライダー二段返し」がある。

特殊な必殺技としては「ライダー放電」がある。エイキングとの戦いでは稲妻を受けて帯電した体内の電流を反射するような形で放電して攻撃、弱体化させた。これ以後、自らの意志で電気エネルギーを放てるようになったようで、のちの戦いではヒルゲリラを叩き落した沼に電気エネルギーを放出、感電させて倒している。

また、搭乗したサイクロン号で体当たりを仕掛ける「サイクロンクラッシャー」のほか、仮面ライダー1号と共闘した際は、ふたりで同時にライダーキックを放つ「ライダーダブルキック」、ふたりで組み合って回転しつつ敵に接近する「ライダー車輪」なども披露した。

搭乗マシンは、本郷が日本を離れる際に譲られたサイクロン号のほか、改造サイクロン号を使用した。

変身者：一文字隼人

変身時に使用するアイテム：タイフーン