■説明

秋山蓮がVバックルとカードデッキ（ナイト）を使用して変身する、仮面ライダーナイトの基本形態。

パンチやキックによる格闘戦はやや苦手としているが、召喚機であるとともに剣型の武器でもあるダークバイザーと、ソードベント（ナイト）で召喚した槍型の大型剣、ウイングランサーを使った剣技を得意としている。素早くも堅実な攻撃のほか、トリックベントを使用して生み出す分身を利用した搦め手を使うこともある。

契約モンスターであるダークウイングとの息の合った連携攻撃を仕掛けることも多く、ナスティベントを使用した増幅超音波でミラーモンスターやほかの仮面ライダーの意表を突いたり、ナイトのピンチをダークウイングが救う場面もあった。

仮面ライダー同士の戦いが始まった初期のころからナイトとして戦っており、ミラーモンスター相手にも冷静に戦い続ける。

また、蓮には「戦いに勝って昏睡状態の恋人を救うという願いを叶える」という確固たる目的があり、仮面ライダー同士の戦いにも臆することはないはずであった。

しかし、本来、蓮は優しい心を持つ男であり、仮面ライダー同士は止めるべきだと主張する城戸真司と関わっていく中で、迷いが表面化していく。

実際、仮面ライダーシザースとの一騎打ちで勝利したのも、偶然的なカードデッキ（シザース）の破壊によるもので、直接シザースを手に掛けたのは、契約から解除されたボルキャンサーであった。仮面ライダーガイを追い込んだ際も、ウイングランサーを喉元に突き付けたところで動けなくなってしまい、ガイに甘さを指摘されてしまったこともある。

誰かを犠牲にして自分の願いを叶えることなど間違っているということは理解しているが、絶対にやり遂げなければならない使命もある。

孤高の騎士は矛盾のなか、何かを吹っ切るように無心になり剣を振るう。

のちに、手塚海之からサバイブ（疾風）のアドベントカードを渡され仮面ライダーナイトサバイブにフォームチェンジできるようになる。

【『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』では……】

仮面ライダーナイトとして戦い続けており、生き残った6名のライダーのうちのひとりとなっている。

仮面ライダー同士の戦いが最終局面を迎え、神崎士郎によってタイムリミットが告げられると、自分の願いをかなえるべく激化する戦いに身を投じている。

【『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』では……】

仮面ライダーナイトとして戦い続けている。仮面ライダー同士の戦いを止めようとする真司を邪険に扱い、高見沢逸郎の口車に乗り、仮面ライダーベルデらとともに仮面ライダー龍騎を倒そうとした。

しかし、真司が正しいとどこかで理解していたために結果、高見沢たちに反目。龍騎とともに他の仮面ライダーに追い込まれてしまう。

変身者：秋山蓮

変身時に使用するアイテム：Vバックル、カードデッキ（ナイト）