かざまつり だいもん風祭大門

「現段階では、とてもまだレベル3での実証は無理だ」

■プロフィール

種族：人間

性別：男性

年齢：45歳

職業・身分など：科学者

家族など：風祭真（息子）、真と愛の子供（孫）

　演：石濱朗（いしはま・あきら）

■説明

風祭真の父で、鬼塚義一と並ぶ臨床的免疫工学の権威。

過去、何人かの被験者が犠牲になったため研究中断を余儀なくされていたが、世界的な企業複合体「財団」の日本支部であるISS（生化学研究所）に招かれ、人体細胞改造の研究プロジェクトにおける主任に抜擢された。このプロジェクトは、ガンやエイズといった「不治の病」を克服するため、人間の体質を細胞レベルで改良しようというもので、大門は鬼塚らとともに分子的外科手術を用いた細胞改造の研究を開始する。しかし、本当の目的は生体兵器として運用される改造兵士「サイボーグ・ソルジャー」の開発にあり、大門はISSの真意を知らぬまま、息子の真を被験者として研究を進めることになる。

とはいえ、大門もプロジェクトに違和感を感じていたようで、真に対するサイボーグ・ソルジャーの到達点のひとつである“レベル3”への手術には躊躇していた。のちに鬼塚が姿を消すと、大門は被験者との信頼関係が成立していないことを理由に、所長の氷室巖にプロジェクトの中止を申し入れ、「今更降りるのは無理ですよ」という氷室の言葉から、プロジェクトに裏があると確信。氷室を問い詰めた結果、「無条件で協力する」ことを条件に真実を明かされるも、ISSの一室に監禁されてしまう。

その後、氷室に捕われた真の恋人、明日香愛も大門の部屋に監禁され、氷室と彼女のやりとりから愛が真の子を身籠っていると知った。ほどなくして愛の容態が急変すると、大門はドア越しに急を知らせ、氷室と警備員によって扉が開かれた。次の瞬間、愛の胎児がエネルギー波を発し、吹き飛ばされた氷室たちが昏倒。この隙に、大門は愛を連れ出して施設からの脱出を図った。大門と愛は警備員たちに追い込まれてしまうが、そこへ駆け付けた真と合流。やや遅れて現れたセーラ・深町らCIA部隊によるISS掃討作戦の混乱に乗じ、真や愛とともに脱出を目指す。ところが、途中で遭遇した氷室の銃撃で愛が落命し、激怒した真が仮面ライダーシンに変身。氷室の最期を見届けた大門はシンとともに施設外へ出たが、今度は深町らの部隊に追い込まれた。すると、そこへ飛来した財団のヘリが深町の部隊を掃射。大門とシンは網でからめとられて連れ去られたが、深町が放ったロケット弾がヘリに命中し、大門は墜落したヘリと運命をともにした。