ひむろ いわお氷室巌

- 登場作品
- 真・仮面ライダー
- 初登場回/初登場作品
- 『真・仮面ライダー 序章』(1992年2月20日)
「何が視察団だ……。何がビジネスだ」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:45歳
職業・身分など:ISSの所長
家族など:不明
演:原田大二郎(はらだ・だいじろう)
■説明
世界的な企業複合体「財団」の日本支部であるISS(生化学研究所)の所長。
軍需産業を主要財源のひとつとする財団のため、商品価値が高い局地戦用ゲリラコマンドとして改造兵士「サイボーグ・ソルジャー」の開発を計画。臨床的免疫工学の権威として高名な風祭大門、鬼塚義一を招き、「不治の病の克服」という名目で人体細胞改造の研究プロジェクトを推進させた。
氷室はバッタに着目した鬼塚の研究を高く評価しており、プロジェクトの真の目的に気づいた彼が独自に研究施設を設けたことや、自身の身体にバッタの細胞を融合させたことを知りつつ、「成功すれば彼自身が商品サンプルになる」との判断から黙認していた。しかし、のちに「真が敵のスパイ」だという鬼塚を信じて豪島に真の処分を命じたところ、豪島は真に接触していたCIAの工作員、セーラ・深町に撃退されてしまう。報告を受けた氷室は鬼塚を拘束し、彼が独断で真にも施術しており、スパイという告発はその結果を確かめるためだったと白状させた。欺かれたと知った氷室は、鬼塚をプロジェクトから解任。彼を商品サンプルとみなして豪島に移送を命じたが、深町らの襲撃によって鬼塚を失ってしまう。
一時は途方に暮れた氷室だが、真実を明かすことを引き換えとして大門に協力を強制。さらに、鬼塚に施術された真の覚醒と、彼の監視役だった明日香愛が真の子供を身籠ったと判明すると、真とふたりの子を新たな商品サンプルにしようと決めて愛を監禁した。
ところが、深町率いる工作部隊に襲撃され、ISSは壊滅的な打撃を受けてしまう。財団本部からの処分が決定的となった氷室は、混乱に乗じて脱走を試みた大門、愛、そしてふたりのもとに駆け付けた真を道連れにすべく銃撃。これによって愛の命を奪うが、氷室は激怒して変身した真によって命を絶たれた。