ようかんのおとこ洋館の男
- 登場作品
- 仮面ライダー響鬼
- 初登場回/初登場作品
- 二十六之巻『刻まれる日々』(2005年8月7日放送)
「ちょっと思いついたことがあってね。上手く行けば、相当面白いことになるよ」
■プロフィール
種族:不明
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:不明
家族など:洋館の女(同居人)
演:村田充(むらた・みつ)
■説明
古びた洋館に住んでいる男性。
魔化魍(まかもう)を育てる童子と同じ顔をしており、いつも同じ和服に身を包んでいる。外見や話し方は通常の男性と変わらないが、睡眠に意味がないという趣旨の発言から人間ではないことがうかがえる。自ら「実験命だからさ」と口にしていたように、洋館でさまざまな実験を繰り返しており、一部の魔化魍をはじめ、クグツ(黒・男)やクグツ(黒・女)、クグツ(白・男)などを創ったのも彼だったようだ。洋館の男はクグツたちが見聞きしたものを感知できるため、洋館にいながら外の様子を知ることができる。
夏のある日、洋館の女と外出したところをイブキに発見された。しかし、全力疾走で追ってくる彼に対し怪しげな術を駆使して追いつけないようにすると、ならばと彼が放ったディスクアニマルもあっさり行動不能にし、行方を知られることなく洋館に戻っている。
のちに自身と洋館の女の毛髪をもとにスーパー童子とスーパー姫を生み出し、ふたりに3人のクグツを始末させた。スーパー童子たちが音撃増幅剣・装甲声刃(おんげきぞうふくけん・アームドセイバー)を奪ってくると、洋館の女の提案で解析することにし、イガ状の謎の塊を用いて剣の強力な波動を抑えることに成功。装甲声刃はスーパー童子たちが勝手に持ち出してヒビキたちに取り返されてしまったが、解析結果をもとに音波のバリアを張るヨブコを生み出し、一時は鬼たちを大いに苦しめた。
やがてスーパー童子と姫の精神に変化が生じ、自我が芽生えた彼らに反抗されたが、洋館の女とともに不思議な力で彼らの攻撃をやすやすと跳ね返し、逃亡したスーパー童子たちをそのまま放置。体内のエネルギーが切れて朽ちるに任せている。
またシュキとは面識があり、「お前は鬼なんかじゃない。むしろこちら側に属する者だ」と指摘したが、彼女が洋館の女の誘いを断るとあっさりその場で倒そうとするなど、行動には迷いがない。
後日、コダマの森が出現するとそれまでの方針をあっさり転換。敵対しているはずの組織「猛士(たけし)」の関東支部に式神を放ち、これを案内役として呼び出した支部長の立花勢地郎に「オロチ現象」に備えるよう警告すると、洋館の女とともに大地を清める聖地を探し出し、仮面ライダー轟鬼(トドロキ)を誘導して聖地の存在を知らせた。スーパー童子たちには鬼を守るよう指示してもおり、この世の破壊までは望んでいなかったことがうかがえるが、この命令が引き金となってスーパー童子と姫が離反することになった。
ヒビキたちの活躍で「オロチ現象」が鎮まった1年後、サトリに持田ひとみを拉致させると、「我々の分身となって働くものが必要」として彼女を媒介に新たな下僕を生み出そうと企むも、そのさなかに身体に異変が生じてしまう。その後、謎の女とともに現れた謎の男からイガ状の塊を与えられて復活しており、彼らもまた謎の男女に仕える存在だったことが判明する。しかし、どのような指令を受けていたのかは不明で、また猛士がどこまで把握しているのかも明かされていない。