すどう まさし須藤雅史
- 登場作品
- 仮面ライダー龍騎
- 初登場回/初登場作品
- 第5話『骨董屋の怪人』(2002年3月3日放送)
「今回のことを知る人間も、すべて始末してしまえばいいだけのことです」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:28歳
職業・身分など:警察官
家族など:不明
演:木村剛(きむら・たけし)
■この人物が変身する仮面ライダー
■説明
仮面ライダーシザースに変身する青年。
小竹署所属の刑事でありながら、邪魔者はすべて消せばよいという危険な思想の持主。
刑事として連続失踪事件を追う一方、アンティークショップ「TIN'S COKKECTION」のオーナーである加賀友之と組んで悪事を働いていたが、報酬の増額を要求されたことから憤慨し、加賀を手にかけた。そして、証拠隠滅のために彼を店の壁に埋め込んでいたところに神崎士郎が現れ、カードデッキ(シザース)を受け取って仮面ライダーシザースとなる。その後、須藤は仮面ライダー同士の戦いで頂点を極めようと考え、契約モンスターのボルキャンサーを強化すべく、本来は守るべきはずの民間人を襲わせていた。
連続行方不明事件を追っていた「OREジャーナル」の桃井令子が、数名の行方不明者が加賀の店と関係していると気づき、取材のために加賀の店に出現。須藤は店内に入ってきた令子を襲ったが、直前に彼女と話をしていた女性が戻ってきたため裏口から店外へ逃走。改めて刑事としてその場に駆け付け、自分が令子からの被害届を受け取り、そのまま揉み消すことで事件を伏せておこうと企んだ。
その後、仮面ライダー龍騎こと真司、及び仮面ライダーナイトこと秋山蓮に、ボルキャンサーを潜伏させているアンティークショップを嗅ぎつけられてしまった。しかし、「戦いを止める」と息まく真司が戦うつもりはないと訴え、店内に名刺を残していく。須藤は真司が自分を加賀だと思い込んでいると知り、加賀を装って彼に連絡。信用するためと称して真司や蓮、神埼優衣についての情報を引き出し、蓮と真司を闇討ちしようと企む。
しかし、この計画は失敗に終わり、変身して難を逃れた真司=龍騎と戦っているあいだに、アンティークショップを訪れた蓮によって隠していた加賀の遺体が発見され、通報を受けた警察が加賀についての捜査を開始。聞き込みで情報を得たと思われる刑事ふたりが入院中の令子を訪ね、須藤が彼女の被害届を止めていたことも露見する。
この間、須藤=シザースは時間切れで龍騎を仕留められぬまま戦闘終了。今度は優衣を拉致しようと企むが、気づいて追ってきた蓮に阻止されたうえ、そこへ現れた真司にも自分がシザースだと知られてしまった。2対1では不利と考え、須藤はその場から撤退。その後に令子からの呼び出しに応じたところ、加賀の件と令子への暴行の件でふたりの刑事に詰め寄られた。その場から逃走した須藤は、人気のない場所へふたりを誘導。ボルキャンサーに襲わせて始末したが、そこへ真司、続いて蓮が現れ、戦いを挑んできたナイトと一騎打ちをすることに。変身した須藤はやや優勢に戦っていたが、カードデッキ(シザース)が破壊されて変身が解除し、身体が粒子化し始めて苦しむなか、ボルキャンサーに捕食され消滅した。
【『仮面ライダー龍騎スペシャル 13RIDERS』では……】
警察官である点は同じだが、所属は警視庁になっている。
榊原耕一からカードデッキ(龍騎)を受けとった城戸真司が、落命した榊原に代わって仮面ライダー同士の戦いを止めようと行動開始。しかし、誰にも相手にされず、人間を信じられなくなったところ、須藤から彼に電話をかけて呼び出した。真司と会った須藤は、「あなたに力をお貸ししたい」と言い出して彼を喜ばせ、直後にミラーモンスターの気配を察して真司と一緒に変身。ソロスパイダーと戦った。しかし、そこに北岡秀一=仮面ライダーゾルダ、高見沢逸郎=仮面ライダーベルデ、芝浦淳=仮面ライダーガイ、秋山蓮=仮面ライダーナイトが現れると、「あなたの仲間になるつもりは、初めからなかったんですよ!」と彼らと一緒に龍騎を攻撃。さらに龍騎を羽交い絞めにしてガイに止めを刺すよう促す。ところが、そこに乱入してきた浅倉威=仮面ライダー王蛇に不意打ちされ、さらにファイナルベントのベノクラッシュを受けて倒された。
■戦闘時の決め台詞など
「確かにライダーとなって頂点を極めるのは、興味深い」
「生き残るためには、あなたたちのようなライダーを倒さなければならない。そのためには強くなる必要がある。当然でしょ」
「あなたは話が早い。いいでしょう、1対1で」