じごくたいし地獄大使

- 登場作品
- 仮面ライダー
- 初登場回/初登場作品
- 第53話『怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦』(1972年4月1日放送)
「首領、東南アジアで暴れ回ったこの地獄大使、選ばれて日本へ来た以上、必ず仮面ライダーを倒しますぞ」
■プロフィール
種族:人間
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:ショッカー大幹部
家族など:暗闇大使(従兄弟)
演:潮健児(うしお・けんじ)
■この人物が変化する怪人
■説明
悪の秘密結社ショッカーの改造人間で、その正体はガラガランダ。
東南アジアで活動していた大幹部で、更迭された死神博士の後任として日本支部の総司令官に着任した。猛毒に精通していて新たな毒液を開発していたほか、生贄一人に対し5体の改造人間が復活する儀式など不思議な術にも通じ、自ら戦う際は左手の爪と電撃鞭を武器とする。
ゾル大佐や死神博士とは違い感情を表に出すタイプで、基地で指揮を執るよりも自らよく現場に出て指揮していた。プライドが邪魔をするのか、同じ大幹部の死神博士とは折り合いが悪く、彼が南米からナマズギラーを連れて来日した際は、自分だけでは力不足ということなのかと勘ぐるような発言もしている。
立案する作戦は、細菌やビールスなどの病原体を用いたものをはじめ、全国のペットや動物園の動物たちを凶暴にさせる「アニマルパニック作戦」や、全国の主要な飲料水用貯水池に毒を投入する「毒水計画」など、広範囲に影響を及ぼす大規模なものが多い。また、仮面ライダー打倒よりも作戦遂行を重視させ、なかには成功寸前まで漕ぎつけた作戦もあったが、結局は本郷猛や一文字隼人らに阻止されてしまった。
日本支部に着任した大幹部は地獄大使で3人目。その彼までもが失敗続きだったことはショッカー首領を大きく失望させたようで、ついにはショッカー首領自身に彼の組織であるはずのショッカーを見限らせることになった。地獄大使はショッカー首領から自身が知らぬ改造人間、ガニコウモルを見せられて立場が危ういと気づき、自らの手で仮面ライダー(新1号)を倒そうと決断。ガラガランダとして遂行する「毒水道作戦」を本郷らに通報し、自身が首領を裏切ったと見せかけてその処刑に本郷らを立ち会わせ、信用させたうえで騙し打ちにするという捨て身の作戦に出た。
この結果、地獄大使は半ば疑いつつ現れた本郷と滝和也に救出され、「ガラガランダが毒を補給に行った」としてふたりが浜松の中田島砂丘へ向かうよう誘導。捕らえた立花藤兵衛やユリたちを人質に、ガラガランダとして戦うも仮面ライダー(新1号)には勝てず、「ショッカー軍団万歳!」と叫びつつ爆発した。