やもげらすヤモゲラス

■説明

ヤモリの特性を備えた怪人。

ショッカーによって柴田とヤモリが合成された改造人間で、垂直の壁をのぼったりや天井に張り付いたりできるほか、口から白い凝固液を噴出して対象を石膏のような殻に閉じ込めてしまう。

改造された柴田はショッカーの協力者で、殺人光線を完成させてデータを奪うべく助手として白川光学研究所の白川博士を手伝っており、博士が研究の封印を決断した際はデータをマイクロフィルムで保管するよう提案した。

同意した博士から隠し場所までは聞き出せなかったが、ヤモゲラスに改造されたのち博士の屋敷に潜入。博士がマイクロフィルムを隠したペンダントを妹のマチコに贈ったと確認し、彼女をアジトへ拉致して殺人光線照射機の完成に貢献した。

その後、ショッカー首領に白川博士を連れてくるよう命じられると、博士の屋敷にいた緑川ルリ子に陽動をかけて白川博士を脅迫。アジトで「デンジャーライト」を製作させた。このとき、気づいてアジト付近に現れたルリ子を亡き者にしようとするが、これは現れた仮面ライダー1号に阻止されて逃亡。この間に完成したデンジャーライトが戦闘員によって持ち出され、ヤモゲラスは追ってきた仮面ライダーを凝固液で殻に閉じ込め、デンジャーライトで倒そうとした。

しかし、ルリ子の妨害により狙いがそれて仕留めそこない、倒れて割れた殻から飛び出した仮面ライダー1号が戦闘員を一掃。ヤモゲラスはまたも逃げ出すが、同行させていた白川博士にデンジャーライトを浴びせられて倒された。

なお、第13話と劇場版『仮面ライダー対ショッカー』にも再生怪人として登場している。

身長：1.78ｍ

体重：102kg

特色/力など：垂直の壁ものぼれる登坂力、目標を殻に包む凝固液

声：水島晋（みずしま・すすむ）