KAIJIN

かいぞうへいしれべるに改造兵士レベル2

登場作品
真・仮面ライダー
初登場回/初登場作品
『真・仮面ライダー 序章』(1992年2月20日)

説明

世界的な企業複合体「財団」の日本支部であるISS(生化学研究所)が開発し、初めて実用化に成功した改造兵士「サイボーグ・ソルジャー」の戦闘形態。

ISS所長の氷室巌の腹心である豪島の正体で、体細胞の強化と人体のアンドロイド化というハイブリッドな技術により誕生した。一度改造を受けると人間の姿には戻れず、普段は人工皮膚を被ってカモフラージュしている。

金属と人工筋肉が混ざり合ったような、機械的な外見が特徴的で、右腕には鋭利な刃を備え、長く伸ばした2本の指先も鉤爪状と、見た者に攻撃的な印象を与える。戦いにおいてはこの刃や鉤爪を武器とし、改造強化されたパワーを活かして強力な斬撃を繰り出す。防御面においても万全で、ボディの耐久力が非常に高く、銃弾を受けてもびくともしないどころか、ロケット弾丸の直撃にすら耐えられる。機密保持のための爆弾が頭部に組み込まれており、生命活動が停止すると同時に爆破のカウントダウンを開始する。

サイボーグ・ソルジャーのひとつの到達点である“レベル3”への改造を、独断で自身に施した鬼塚義一の護送を指揮。サイボーグ・ソルジャーの開発阻止を狙うCIA工作部隊の襲撃で任務は失敗したが、豪島は改造兵士レベル2の姿になって彼らに報復した。この間、護送車を尾行していた風祭真が鬼塚との呼応反応によって仮面ライダーシンへと覚醒しており、改造兵士レベル2は工作部隊のリーダー、セーラ・深町の始末をシンに邪魔されてターゲットを変更。覚醒からまもないシンを容赦のない攻撃で圧倒するが、深町が放ったロケット弾の直撃を受けると撤退した。

その後、ISSにて変身して氷室を倒した真の前に出現。シンとの再戦は当初こそ優勢だったものの、秘めた身体能力を遺憾なく発揮し始めたシンに押され、次第に劣勢となっていく。どうにか右腕の鈎爪で重傷を負わせ、一瞬の隙を突いてシンの腹部を刃で貫くが、致命傷かと思われたその傷も強力な再生能力によって瞬時に回復されてしまった。しかも、掴まれた右腕の刃を配電盤に押し当てられて感電。動きが止まった隙に刃をへし折られたうえ、目を攻撃されて視力まで奪われ、実質的に戦闘不能となってしまう。最後は首筋に手刀を炸裂させる「真ライダーチョップ」で大ダメージを受け、続けざまに鷲掴みにされた頭部を脊髄ごと引き抜かれて敗北。なおも脊髄をシンに巻き付け、起動した装置による自爆にシンを巻き込もうとするが、投げ捨てられて虚しい爆炎を上げた。


身長:不明

体重:不明

特色/力など:右腕に備わる刃や右手先の鉤爪で攻撃、自爆用爆弾


変身者

  • 豪島

関連人物

  • 風祭真

  • 鬼塚義一

  • セーラ・深町