かめんらいだーぜっとおー仮面ライダーZO

- 登場作品
- 仮面ライダーZO
- 初登場回/初登場作品
- 『仮面ライダーZO』(1993年4月17日公開)
■説明
『仮面ライダーZO』における主役ライダー。
遺伝子工学の権威である望月博士の助手、麻生勝が変身する。
勝は完全生物「ネオ生命体」の創造を目指す望月博士によって改造手術の実験台にされ、バッタの遺伝子を組み込まれて改造人間第1号となった。望まぬ手術をされた勝はショックを受けて研究所から逃亡。そこで落雷に遭い、たどり着いたとある森の洞窟で昏睡状態に陥ってしまったが、以後4年に渡って眠り続ける間に身体が大自然のパワーを吸収し続け、仮面ライダーZOとしての力を身につける。
その後、彼は「ネオ生命体から宏を守れ」という何者かからの念波が届いて覚醒。望月博士に生み出されたネオ生命体が、博士の息子、望月宏を狙っていると知り、宏を守るためネオ生命体が戦闘用に生み出したドラスら怪人との激戦に身を投じていった。
深緑色のマッシブな全身と、顔部、腕、脚、ボディに流れるように刻まれた黄金のラインが特徴的で、真っ赤な目と腹部に備わる大自然エネルギーの吸収源“レッドコア”が目を惹く。
変身の際には勝の精神状態が重要となり、邪悪なものへの怒りや、愛するものを守りたいという強い意志を持つことで、勝の周囲に大自然のエネルギーが集結。それが勝の精神エネルギーと融合してバッタの遺伝子を組み込んだ身体のメカニズムが反応し、その姿をZOへと変化させる。
ドラスとの最終決戦の際には、精神を高揚させつつも集中するために変身ポーズを披露。左拳を腰の側に添え、力を込めて眼前に構えた右掌をゆっくりと振り下ろすように、斜め下方向へと流し、心を落ち着けた雰囲気で「変身」とつぶやき、ZOの姿へと変身。同時に口腔部から、鋭利な牙“クラッシャー”を瞬間的に露出させていた。
驚異的な戦闘能力をその身に秘めており、バッタの遺伝子を由来とする、超運動能力、超感覚、超生命力といった未知のパワーが全身に宿っている。特に脚力には目を見張るものがあり、ひと跳びで130mの高さへと上昇。さらに、自然界が勝を見守るために生み出した、巨大なミュータントバッタと精神感応するテレパシー能力も備えている。
必殺技は全エネルギーを足先に集中させ、天空より打ち下ろされる急降下キック「ZOキック」。さらに、強大な腕力から繰り出される全力のパンチ「ZOパンチ」も威力絶大だ。このZOパンチはさらなる威力アップのため、強大な脚力と組み合わせてジャンプ後から放たれることもある。ほかにも高速の手刀の一撃により対象を寸断する「ZOチョップ」など、その時々に応じて適切な技を繰り出す。
専用マシンは、勝への改造手術と同時に望月博士が開発した高性能バイク、Zブリンガー。普段は一般的なバイクの形状をしており、ZOへの変身時に勝から放たれる大自然のエネルギーを受けて瞬時に変形する。超高速のスピードと、どんな堅い壁も悠々と突破できる耐久性を誇るため、移動と戦闘の双方で活用可能だ。とくに対象に高速で突撃を敢行する「Zブリンガーアタック」の威力はすさまじく、一時的ではあったがドラスを戦闘不能に陥らせている。
変身者:麻生勝
変身時に使用するアイテム:-
[スペック]
■身長:193cm
■体重:83kg
■ジャンプ力:ひと跳びで130m
■走力:100mを3.4秒
■必殺技:「ZOチョップ」「ZOパンチ」「ZOキック」「Zブリンガーアタック」
変身者

クラッシャーを展開した頭部
怒りなどの感情の昂りにより口元に鋭利な牙が出現。敵を威嚇する。- クラッシャーを展開した頭部