ライダーマン
らいだーまんライダーマン

- 登場作品
- 仮面ライダーV3
- 初登場回/初登場作品
- 第43話『敵か味方か? 謎のライダーマン』(1973年12月8日放送)
■説明
元「デストロン」の科学者だった青年、結城丈二が自らの手で開発した強化スーツを纏った姿。
仮面ライダーV3やデストロンの怪人とは違い、失った右腕の代わりに取り付けられた人造アーム以外は通常の人間と変わらず、強化スーツによって全体的な身体能力を向上。また、強化スーツには機関銃による弾丸の連射をも跳ね返す頑丈さや、高熱や強酸のなかでも苦なく歩行できる強度も持ち合わせている。
V3のような派手な必殺技はないが、右腕の人造アームは各種アタッチメントの取り替えが可能なカセットアームとして機能。
先端に三日月型の刃を備えた「パワーアーム」。
先端にカギ状のフックがついたロープを射出できる「ロープアーム」。
先端にトゲ付きの鉄球がついたロープを射出する「スイングアーム」。
捕縛用の頑丈なネットを射出する「ネットアーム」。
劇中では使用されなかったが、毎秒1000発の弾丸を発射する「マシンガンアーム」。
ロープの先に鎌が取り付けられた「カマアーム」。
目くらましの煙幕を放射する「スモッグアーム」。
以上の各種カセットアームを状況に応じて攻守使用し、自分に有利な状況へと転換していく。
専用マシンとして、市販のオートバイを改造したライダーマンマシーンを駆る。シートには変身時に使用するライダーマンのマスクや各種アタッチメントを収納するスペースがあり、移動に加え戦闘時にも欠かせなかった。
デストロン追放の濡れ衣を着せ、自身の右腕を奪ったヨロイ元帥への復讐心こそが戦いの動機であり、目的成就の障害としてV3を敵視していた。しかし、デストロンが悪の組織であるという実態を知ったことで、V3との共闘を決意。怪人相手には力不足はいなめなかったが、罠に落ちたV3の救出や戦闘員への対処など、サポート役として大きな活躍を見せた。
戦いが終局に近づくと、デストロンは東京を壊滅させるべくプルトンロケットを発射。これを阻止するべく、ライダーマンはプルトンロケットに乗り込み上空で自爆という壮絶な最期を遂げた。この命懸けの行動をV3は称賛。ライダーマンには栄誉ある「仮面ライダー4号」の称号が与えられることとなる。
変身者:結城丈二
変身時に使用するアイテム:-
変身者

スペック
■身長:175cm■体重:70kg
■ジャンプ力:常人の10倍
必殺技:「ロープアーム」「パワーアーム」「スイングアーム」「ネットアーム」「ドリルアーム」など、カセットアームの各種強化アタッチメント切り替え
防弾スーツ
機関銃による弾丸連射も弾き返す防弾帯、筋力を増加する倍力帯、身体機能を調節して疲労を軽減するメタボライザーの3層構造になった多機能プロテクター。エナージ・コンバーター
エナージ・ジェネレーターで生み出されたエネルギーを蓄積し、必要に応じて引き出す装置。カセットアーム
失った右腕の代わりに移植された、金属繊維製の磁力活性筋を備えた人造アーム。攻撃や脱出など用途別の各種強化アタッチメントが切り替え装備可能となっている。交換には3秒の時間がかかってしまうため、その間は無防備になってしまうという欠点がある。
エナージ・ジェネレーター
受けた風力をエネルギーに変換する機能を備えている。特殊コーティングされており、レーザー光線の直撃にも耐えうる強度を持つ。ライダーバックル
内部には超小型ミサイルを4基内蔵。怪人探知レーダーやミサイルの誘導装置の機能も持つ。パンチャーブロック
パンチ力を強化、および衝撃から拳を守る特殊なグローブ。ハイジャンプシューズ
常人の約10倍のジャンプ力を発揮する特殊なシューズ。靴底は特殊金属スチールボトム製で、高熱や毒物、強酸上での歩行を可能とし、足にかかる負担を軽減する機能も備える。その他の機能
■強化細胞改造手術により体内の一部が強化されており、呼吸器系、循環器系、筋力など運動能力に関係する一部の機能が常人よりも優れている。
パワーに関しては成人男性の約6倍程度を発揮し、深度500mの水中でも10分以上の活動が可能。ただし、仮面ライダーV3はおろか、怪人との戦いにおいてはパワー不足で苦戦を強いられることも多い。
- スペック
- 防弾スーツ
- エナージ・コンバーター
- カセットアーム
- エナージ・ジェネレーター
- ライダーバックル
- パンチャーブロック
- ハイジャンプシューズ
- その他の機能

頭部
ライダーマンの頭部ヘルメット
結城丈二が頭部に装着することで自動的に全身に強化スーツが装備され、ライダーマンへの変身を完了する。普段はライダーマンマシンのシート内にある収納スペースに保管されている。特殊アンテナ
あらゆる電波をキャッチするアンテナ。スイッチの切替えによりさまざまな無線機と通信可能。細胞型コンピューター
特殊アンテナや人口複眼から受けた情報を高速で処理するコンピューター。ヘルメットの内側に細かく分割配置されており、脳波と連動してインプットした情報を人工複眼へとアウトプットする。人工複眼
特殊レンズで構成されており、赤外線や紫外線などあらゆる波長の光を捉えるカメラアイと、映像を直接網膜へと投影するマイクロディスプレイを内蔵。暗視や透視、放たれた弾丸すら止まって見えるほどの恐るべき視力強化機能を備えている。
- 頭部
- ヘルメット
- 特殊アンテナ
- 細胞型コンピューター
- 人工複眼