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仮面ライダー1号

かめんらいだー しんいちごう仮面ライダー(新1号)

登場作品
仮面ライダー
初登場回/初登場作品
第53話『怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦 』(1972年4月1日放送)

■説明

仮面ライダー1号が、再改造手術によってパワーアップした姿。

外見の違いとしては、頭部のマスクが以前に比べてかなり明るい色になり、顔正面の中央部が銀色に変化。腕や体の側面に銀色のラインが2本入ったほか、口元のクラッシャー、グローブ、ライダーシューズも銀色になり、タイフーンのベルト帯が仮面ライダー2号と同じ赤に変化した。

視力や聴力に変化はないが運動能力は強化され、時速240kmでの疾走や25mに達する垂直ジャンプが可能。腕や脚による攻撃の威力も以前の4倍に上昇している。

さらに、腰部のタイフーンが仮面ライダー2号と同様の大型のものへと変化。サイクロン号に搭乗、疾走して変身していた以前とは違い、変身ポーズ後にジャンプして得る風力のみで変身できるため、より能動的な変身が可能になった。

また、腰部の両側にあるエナージ・コンバーターのエネルギー蓄積能力も強化され、エネルギーが残っていれば変身ポーズのみでも変身可能。また側面のパワースイッチを操作して「ライダーパワー」を発動すれば、一瞬ではあるがパワーを最大まで引き出せる。

一方でやはり弱点は存在し、ジャンプもできないほど狭い密閉空間は苦手。また、人間から仮面ライダー(新1号)へと変身する際、人間である本郷でも仮面ライダーでもない0.5秒の無防備な状態があり、この瞬間にタイフーンの風車ダイナモを止められると動けなくなってしまう。


戦闘スタイルに変化はなく、やはり素手による格闘が主軸。

多用する必殺技も強化前と同じく、空中高くジャンプしてキックを繰り出す「ライダーキック」だが、より強力になっていく怪人に対抗するため新たな技を次々と考案。打撃系の新たな必殺技では、上空へ投げた敵に向かってジャンプし、落下中に膝蹴りを叩き込む「ライダーニードロップ」、上空へ蹴り上げた敵に向かってジャンプし、両手の手刀を突き刺す「ライダーフライングチョップ」、ジャンプして壁などを蹴り、加速してキックを繰り出す「ライダー反転キック」、複数回壁を蹴ったのちにキックを放つ「ライダー稲妻キック」、空中で月面宙返りをしたのちキックを繰り出す「ライダー月面キック」などがある。

投げ技系の必殺技としては、空中で敵の頭部を両足で挟み、固定したまま地面へ叩きつける「ライダーヘッドクラッシャー」、敵に肩車をさせるかのように飛び乗って全身の反動のみでジャンプし、敵の頭部を地面に叩きつける「背面ジャンプ」、敵を掴んでジャンプしたのち、空中でコマのように回転させつつ投げ落とす「ライダーきりもみシュート」、敵の腕を掴んで振り回し、周囲の木などにぶつける「ライダースクリューブロック」などがある。こうした必殺技のバリエーションの多さから、通称「技の1号」とも呼ばれるようになった。


搭乗マシンは改造サイクロン号だったが、のちに立花藤兵衛や滝和也とともに開発した新サイクロン号に乗り換え、搭乗したまま敵に体当たりをする「サイクロンアタック」も披露した。


変身者:本郷猛


変身時に使用するアイテム:タイフーン


変身者

  • 本郷猛

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スペック

■身長:180cm
■体重:70kg
■ジャンプ力:一跳び25.0m
■走力:100mを1.5秒
必殺技:「ライダーキック」「ライダーハンマー」「ライダーヘッドクラッシャー」「電光きりもみシュート」「ライダー月面キック」など

コンバーターラング

風車ダイナモから送られた風力をエネルギーに変換し、エナージ・コンバーターに蓄積。同時に超小型原子炉を起動させ、全身の人工筋肉のパワーを発生させる装置。体内の熱を放出するラジエーターの機能も有している。

エナージ・コンバーター

コンバーターラングにより変換されたエネルギーを蓄積する装置。風のないところでも変身できるよう、エネルギーの最大蓄積量は仮面ライダー1号のエナージ・コンバーターよりも多くなっている。
エネルギーが残り少なくなると仮面ライダーの状態を保てなくなり、再変身もできない。

タイフーン

本郷猛の体内に埋め込まれているベルト状の装置。これを起動することで仮面ライダー(新1号)に変身する。

風車ダイナモ

エネルギーの源となる風圧を受けるための装置。本郷猛が一定の変身ポーズを取り「変身」の掛け声とともに内部の風車が回転を開始。大きくジャンプすることで風を受けて風車がさらに大回転し、その風力をコンバーターラングに送る。
仮面ライダー1号は変身時にサイクロン号を必要としたが、機能的に単独で変身できるよう、仮面ライダー1号の風車ダイナモよりも大きくなっている。

サイクロン誘導装置

離れた位置からでもサイクロン号をコントロールできる誘導装置。

ライダーグリップ

標的を掴んで離さない指。常人をはるかに超える握力を有する。

その他の機能など

■超小型原子炉
体内に埋め込まれた動力源。コンバーターラングにより発生したエネルギーによって起動し、そのエネルギーを全身に供給する。

■人工筋肉
超小型原子炉より送られるエネルギーが体内を通過することで強化される改造人工筋肉が身体全体に張り巡らされている。また、特殊合金製の関節やマイクロコンピューターを内蔵。多種多様な技を繰り出すことが可能となり、その破壊力も仮面ライダー1号と比べると4倍にパワーアップしている。
  • スペック
  • コンバーターラング
  • エナージ・コンバーター
  • タイフーン
  • 風車ダイナモ
  • サイクロン誘導装置
  • ライダーグリップ
  • その他の機能など
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頭部

仮面ライダー(新1号)の頭部。

超触覚アンテナ

あらゆる電波や音波を捉えるレーダーアンテナ。

クラッシャー

鋼鉄をも粉々に噛み砕く鋭い牙を持つ、顎状の切断装置。

Cアイ(キャットアイ)

人間よりも広い視覚を有し、赤外線放射機能により暗闇をも見通す複眼。物体の細部を見るためのズーム機能も備えている。

Oシグナル

周囲4kmまで索敵可能な危険探知機。半径100m以内に敵怪人が近づくと、彼らが放出する特殊な波長をとらえ、ランプが点滅する。
また、ほかの仮面ライダーとのテレパシー機能も有している。

超聴覚器

常人の40倍の聴力を誇る集音装置。周囲4kmの音を聞き分けることができる。
  • 頭部
  • 超触覚アンテナ
  • クラッシャー
  • Cアイ(キャットアイ)
  • Oシグナル
  • 超聴覚器

関連アイテム

  • タイフーン

  • 改造サイクロン号

  • 新サイクロン号