いちもんじ はやと一文字隼人(THE NEXT)

- 登場作品
- 仮面ライダー THE NEXT
- 初登場回/初登場作品
- 『仮面ライダー THE NEXT』(2007年10月27日公開)
「言ったろ、俺は不死身だってな」
■プロフィール
種族:改造人間
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:不明
家族など:不明
演:高野八誠(たかの・はっせい)
■この人物が変身する仮面ライダー
■説明
仮面ライダー2号に変身する青年。
かつて秘密結社「ショッカー」に所属し、バッタの能力を備えた改造人間、コードネーム「ホッパー2号」として、組織の裏切り者である「ホッパー」こと本郷猛=仮面ライダー1号の命を狙った。しかし、のちにショッカーから裏切り者とみなされて組織から離反。第2の仮面の戦士、仮面ライダー2号となって、1号とともにショッカーのアジトを壊滅させた過去がある。
戦いから2年後、本郷と別れた一文字は、派手なスーツを着て高級クラブで豪遊するなど、放蕩生活を送っていた。しかしその裏では、改造人間が定期的に必要な血液交換を長く行わなかったことによるリジェクション(拒絶反応)に苦しんでおり、その現実から目を背けるように自暴自棄になっていたようにも見受けられる。
盟友である1号がショッカーの改造人間、チェンソーリザード率いるショッカーライダー軍団と戦いを繰り広げている最中にサイクロン2号を駆り乱入。1号の危機を救った。
後日、とあるバーで本郷と旧交を温め合うも、その際に自身の肉体の状態を知られてしまい、さらにショッカー所属の改造人間「ホッパーVersion3」風見志郎が現れる。本郷と一文字を倒すことで力を誇示したいという風見に対し、それは昔の俺と同じであり「カラッポだ……」と鼻で嗤い一触即発となったが、本郷が間に入りその場での激突は避けられた。
その後、ひとりで飲んでいると再び風見が現れ、決着を望んでいるのかと思われたが、風見の口から出たのは意外な言葉だった。本郷がひとりでショッカーとの戦いに向かっているので止めてほしいと言うのだ。それを聞いた一文字は急ぎ本郷の元に向かい、皮肉交じりに共に戦うことを提案。だが、本郷からは少しでも長く生きて欲しいという想いが籠められた腹部への一撃という、手荒い友情の返答を受けてしまう。
目を覚ました一文字は余計な気遣いは無用とばかりに2号の姿となり、苦戦する1号の元へと急行する。ショッカーの改造人間、シザースジャガー、チェンソーリザード、ショッカーライダー軍団、多数の戦闘員を相手に激戦を繰り広げるも多勢に無勢。戦いの舞台となった建造物内で徐々に劣勢に追い込まれていき、また、ついに自身の肉体が限界を迎え、吐血してしまう。力なく崩れた身体をチェンソーリザードに掴まれ、建物外へと投げ飛ばされたその時! ハリケーンを駆るホッパーVersion3、いやショッカーからの離脱を決めた第3の仮面の戦士、仮面ライダーV3が駆けつけ、2号の身体を受け止める。
ショッカーの改造人間を前に、己の意思を独白したV3に向け、2号は「もうあんたはカラッポじゃない」と力ない声で歓迎。並び立つ3人の仮面ライダーの前に敵はおらず、ひとり、またひとりとショッカーの改造人間たちを撃破していった。そして戦いの舞台となった建造物が炎に包まれるなか、2号と1号は地下でひとり残されていたV3を抱えて屋外へと脱出。
こうしてまたひとつの戦いが終わり、一文字の身体を心配する本郷に「俺は不死身だ」と言い残して、いずこかへと去っていった。
■戦闘時の決め台詞など
「ヘタな気遣いしやがって。俺は不死身だ」
「おい、よかったな。もうあんたはカラッポじゃないぜ」
「そういうお前もな」