ほんごうたけし本郷猛

- 登場作品
- 仮面ライダー THE FIRST
- 初登場回/初登場作品
- 『仮面ライダー THE FIRST』(2005年11月5日公開)
「俺はただ、美しいものを守りたいだけだ」
■プロフィール
種族:人間→改造人間
性別:男性
年齢:不明
職業・身分など:城南大学大学院生
家族など:不明
演:黄川田将也(きかわだ・まさや)
■この人物が変身する仮面ライダー
■説明
仮面ライダー1号に変身する青年。
城南大学の大学院生で、水の結晶を研究している。満足できる成果を得ていないのか、修了後も大学に残り、研究を続けようと考えていた。また“命”を美しいものと捉えており、水が美しい結晶を形作ることから「水は生きている」という持論をもつ。
芯の通った誠実な人物だが口下手なところがあり、自分の感情を伝えることが少々苦手。自身の研究を取材していた緑川あすかに惹かれていたが、彼女には婚約者がいるということもあり、その思いを口にすることはなかった。
普段から大型のバイクに乗っており、その運転技術は立花レーシングを経営する立花藤兵衛も認めるほど。のちに藤兵衛からは、彼がチューンナップしたスーパーマシン、サイクロン1号を託されている。
その明晰な頭脳を見込んだ秘密結社「ショッカー」に目を付けられてしまい、改造人間バットによって拉致されたアジトで強化改造手術を施される。さらに洗脳処置で自我を失った本郷は、バッタのような改造人間、コードネーム「ホッパー」となり、組織の尖兵として命令されるがままに暗躍し始めた。
驚異的な力の行使に充足感すら得ていたなか、ある任務中に事件は起こる。改造された驚異的な視力の影響か、変身していた本郷は突如降り出した雪を目にして水の結晶を認識。それをきっかけに自我を取り戻し、無断でショッカーから抜けることにする。
その後、元の生活に戻ろうとした本郷だったが、非日常的な世界に足を踏み入れた彼が安穏の日々を送れるはずもなかった。組織からの離脱を決意した先の一件で、あすかの婚約者である矢野克彦が巻き込まれる形で落命したため、本郷は克彦に手を下した犯人だと、あすかに誤解されてしまった。そして、本郷自身も改造人間としての強大な力をコントロールできず、人知れず悩む日々を送ることになる。しかし、立花から告げられた「失ったものもあれば得るものもある」という言葉を受けて立ち直り、守れるものを守るため、仮面の戦士、仮面ライダー1号として戦う決意を固めた。
一方、裏切りを許さぬショッカーからは追手として改造人間たちが差し向けられ、本郷にとって油断のならない日々が始まった。しかし、新たな刺客として仮面ライダーと同じ姿の改造人間、一文字隼人ことホッパー2号が現れたことで状況は一変。一文字も本郷と同じようにあすかに惹かれ、ふたりは彼女を巡って何度も拳を交え合う。やがて、影ながらあすかを守っていた仮面の戦士こそが本郷であったと判明。本郷への誤解が解けて、あすかとの関係は良好なものとなり、同じ女性を愛した者同士として、一文字との絆も徐々に深まっていく。
その後、あすかが改造人間候補としてショッカーに拉致されてしまった。本郷は、自分と同じ組織の裏切り者となった一文字とともにショッカーのアジトへ乗り込むと、そこに待ち受けていたバット、スネーク、コブラを撃破。あすかを無事に救出し、一文字からの応援の視線を背に、何処かへと去っていくのだった。
■戦闘時の決め台詞など
「とう、ヤァーーーー!!」
「失ったものもあれば得たものもある。俺が得た力で守れるものを守れればいい……今ではそう思ってる」
「あんたほんとはいい人なんだな」