第14話
パクっとレックス！ キケンなエックス

皆様もう「DXエクスガッチャリバー」はガッチャされましたか？！


劇中ではUFO-Xが宝太郎にくれたエクスガッチャリバーでしたが、実はUFO-Xはキャンペーンで手に入るスペシャルなカード。（数量限定！）
DXガッチャリバーに付属しているカードではないのです。
では何が付属しているのか？


それが次回の主役エックスレックス。


各属性最強のケミーが揃うレベルナンバー１０ですが、エンシェント属性最強は、そのものずばりT・レックス。

実はレベルナンバー１０のケミーの名前には必ずX（ギリシャ数字で１０）が入るルールになっているのですが、T・レックスには最初からX入ってる！
つまりX2倍！
マイナスワンどころか、かける２！
こいつは絶対超強い！！！


……かどうかはさておき、T・レックスといえば映画「ジュラシックパーク」シリーズを始め、様々な小説や映画で主人公級を務める大型俳優であることは明白でしょう。

我らがスーパー戦隊シリーズ初の恐竜モチーフ作品「恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992)」でもレッドは当然、ティラノレンジャーです。
しかもパワーレンジャーとして海外進出まで果たすなど、東映産のティラノサウルスは世界中の人気者となりました。

そんな鳴り物入りで登場するエックスレックス回を担当するのは、まさしくジュウレンジャーで監督デビューを果たした渡辺勝也監督。

T・レックスを追い求めるとある親子。
ケミーだけでなく、人も仲間も守ると一回り成長した宝太郎の活躍。
そして、悩めるりんねの思いとは。
監督歴31年の大ベテランが魅せる、匠の技。

ぜひ、ご期待ください。


……と、終わろうと思いきや、ここで一つ、告知をさせて下さい。

なんと現在、東映は脚本家を大募集中。
https://www.toei.co.jp/release/public/1233273_1140.html

現在３年ぶりとなる「芸術職研修契約者」という採用を行っており、契約期間中、東映のドラマ企画制作部に在籍してテレビドラマ・配信ドラマ・劇場用映画等、映像製作の最前線で実際の職務を経験しながら、実地研修を受ける機会が与えられているのです。
実際に下亜友美さん、金子香緒里さん、西駿人さんら、スーパー戦隊シリーズ、仮面ライダーシリーズに参加した方も多数。

私も「仮面ライダーセイバー」「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」でお仕事をご一緒しましたが、皆様非常に優秀な方々です。
脚本家志望の方はぜひ東映特撮の現場にガッチャンコしてみてはいかがでしょうか！？

（文責：湊 陽祐）

第13話ご視聴ありがとうございました！！！

宝太郎たちは、無事に錆丸をとりもどすことに成功！
よかったよかった！


一旦ひと安心ということで、
13話をふりかえっていきましょう！




◆錬金連合とは・・・？


ミナトは、調査官のスパイ発覚や錆丸のドレッド化など、
アカデミーで対処できるレベルではないと判断し、
「錬金連合」への支持をあおぎに向かいました。


さて、その「錬金連合」とは一体何なのか。

錬金術師たちが所属し、
錬金術界の発展や世界の秩序を守ることを目的とした組織です。


某魔法物語で例えれば、
“魔法省”的なものでしょうか・・・


若手錬金術師を育成する目的で
（ケミーが解放されてからは、ケミー回収の任務を与えて）
「錬金アカデミー」を運営する組織でもあります。


スパナとボルトが因縁の対決をした昇級試験（第6話参照）。
錬金術師にランクをつける昇給制度を管理するのも連合です。

さて、そんな錬金連合幹部へ、今回の問題の対応支援を仰いだミナト先生でしたが・・・

結果は惨敗。


スパイだった調査官も、人質にとられた生徒も切り捨てられてしまいました。


人命がかかっていようと、組織の安泰と保身を優先、
色々な問題に目をつぶってやり通そうとするのは
“組織”というもののリアルな姿ですね・・・


ただ、ミナト先生も連合に所属し、
アカデミーの教師という役職を与えられた組織の人間。


スパナも連合に所属、
連合からケミー回収の任務を与えられアカデミーに派遣された組織の人間。


スパナは錆丸を救いたいという気持ちはあっても、
とにかくドレッドを倒すという策しか出せず、

ミナトはどうすることもできす頭を抱えます。


組織に所属する大人としてのスタンスを守り、
どうしても組織に縛られてしまう2人。




一方で、
ただ仲間を救いたい一心で解決策を模索する生徒たち。

頭の固い大人たちが集まり、組織の保身しか考えていない錬金連合。


問題から目をそむけず、ただひたすら立ち向かおうとする若い生徒たち。


その間で葛藤する大人たち。




今までふわっとしていた錬金術界の世界観が徐々に明かされた前半シーンでした。





◆珠美ママの温かい見守り


さて、今回、錆丸救出の解決策を模索する宝太郎の
大きな後押しになった人物は、珠美でした。


珠美が宝太郎へかけた言葉。
『悩むより探せ。答えは必ずある』

宝太郎のお父さんの口癖だそうですが、


いつもと様子が違う理由を尋ねるわけでもなく、
自分なりの答えを探しに行けるよう、
道筋を示し背中を押してくれました。


なんて素敵なお母さんなんでしょう・・・

珠美という存在や、キッチンいちのせは、
壮絶な戦いに巻き込まれていく宝太郎にとって、
心癒される場所、精神的安全が保障された場所として、
制作陣一同もとても大切にしている場所であります。


今後も、そんなキッチンいちのせでの
温かい親子のやりとりをお楽しみに！







◆UFO-Xを呼び出して、直接聞こう大作戦！


珠美の後押し、そして加治木のナイスアシストによって
宝太郎が考え付いた解決策は、

「UFO-Xを再び呼び出して、どうすれば
エクスガッチャリバーを使って錆丸を救い出せるのか聞くこと」でした。


Ａでもなく、Ｂでもなく、
斜め上のＣを導き出す宝太郎ならではの考え方。


でも、
まさに「悩むより探せ」
希望があるならできることをやろう、と

ミナト先生たち、みんなの気持ちを突き動かすのでした。

しかし、そこに現れる冥黒の三姉妹と錆丸。


錆丸は、ドレッドライバーの負荷に耐えきれず、
次変身した場合、「もってあと10分」と告げられてしまうのでした。

ドレッドライバーは、変身者のパワーを増大させる分、
体へ大きな負荷がかかるドライバー。

また、変身者の特異性を取り込み、自らもパワーアップさせるドライバーです。



早くUFO-Xを呼び出さなくては・・・！時間がない・・・！
みんなで錆丸先輩を救うんだ・・・！！！

◆今回監督は、渡辺勝也監督！


そんな熱い錆丸救出劇回を担当してくださったのは、
渡辺勝也監督です！

11・12話の福沢監督からバトンをつなぎ、
ガッチャード初の3話完結もので、完結回を担当していただきました！


11・12話からのつながりもたくさんある中、
沢山のご苦労をおかけしてしまったのですが・・・


さすが渡辺監督！

福沢監督のスタンスを受け継ぎつつも、
熱く・エモーショナルな感動回に仕上げていただきました！


特に印象的だったのが、
蓮華が公園でアイザックを持って錆丸に語りかけるシーン。

台本にはない演出として、

２つのブランコや２つの鉄棒、
２つのベンチの画など、

蓮華と錆丸の２人で１つだったコンビ感への懐かしさや、
それが今はもうない悲しみの心情を画に映し出してくださいました。






◆みんなで力を合わせて！


宝太郎たちがUFO-Xを呼びだす間、時間稼ぎにまわったのは
ミナト先生とヴァルバラド。


今回は、いつも以上にチーム一丸となっての戦いが印象的でした。

中でも印象的だったのは、
ミナト先生が、ヴァルバラドのドレッドへの攻撃を止める場面。

「鶴原を救うために、一ノ瀬たちが頑張っている。
　時間をかせぐだけなんだ」と。


ヴァルバラドもその思いに負け、チームとしての戦いに移行することができました。



ん？ちなみにミナト先生が持っている武器はなんだ？


・・・




さすまた・・・？

奇しくも、タイムリーな物を錬成してしまったミナト先生。


でも、学校の防犯対策って、確かにさすまた多いですよね！
さすが学校の先生ですね！




余談でした！







◆UFO-Xが連れ出した場所とは・・・



宝太郎たちの思いが届き、現れたUFO-X！

しかし、宝太郎はワープ機能によって連れていかれてしまいます。



連れていかれた場所とは・・・「ウロボロス界」でした。

そう、第1話で風雅と出会った場所です。



そこでUFO-Xからエクスガッチャリバーの本当の使い方を教えてもらった宝太郎。

UFO-Xをもガッチャ！！！
「スーパーガッチャードクロスUFO-X」に変身したのでした！

アブダクション技で、ドレッドと錆丸を分離！！！


スーパーガッチャードクロスUFO-Xの回転決め技で、
抜け殻のドレッドを倒すことに成功！！！


独特な回転技は、UFOのまわる回転イメージを攻撃に盛り込んだ
アクション監督・福沢さんのこだわりです。


マスクの中にいるUFO-Xが目をぱちっとさせる
インパクトのあるイメージも、
あのスーツデザインが決まったときから
監督陣で絶対どこかで使おうと決めていたんだとか・・・





ガッチャ！錆丸先輩、おかえり！！！！（2回目）ということで、
今回の掲示板はここまで～！


平和な結末の余韻をお楽しみいただくために、
平和なオフショットをどどんと大公開！

みんなでそろってユージョー×フォーエバー！

来週もお楽しみに！！！