第13話
とりもどせ！ユージョー×フォーエバー！

何度か言ってますが、一ノ瀬宝太郎はどこにでもいる普通の高校生です。

社会に守られ、社会責任を持たず、
自分のことで精一杯で、他人の人生を思う余裕などない、普通の高校生。

それは仮面ライダーの力を手に入れても同じです。

最初は自分の興味に突き動かされてただけ。
それでも、降りかかる火の粉は払わなきゃ、目の前で困っている誰かの助けになりたいと、
ヒーローっぽいことをしてきただけ。
「カッコいいヒーローがいる」なんて噂に舞い上がってた部分も、ちょっぴりあったりして。


とある国の、とあるどこにでもいる高校生は、ある日スーパーパワーを手に入れて舞い上がっていたとき、こんな事を言われたそうです。


「大いなる力には、大いなる責任が伴う」


一ノ瀬宝太郎も、自分が手に入れた力の意味と、その責任を考える時が来たのかもしれません。


悪と戦うこと、弱い人々を守ること。
力の正しい使い方。

そして、強くなるということ。

悩んで、迷って、成長する宝太郎。

ぜひご期待下さい。

（文責：湊 陽祐）

怒涛の第12話、いかがでしたでしょうか？



大切な仲間を奪われ、初めて「死」を覚悟した宝太郎。

ただの普通の高校生だった彼が、錬金術師、そして仮面ライダーとなって成長していく中、
あまりにも壮絶な試練が訪れました。

これまでの明るいガッチャードから、
急激なシリアス展開にびっくりした方も多いはず・・・



一旦いつものガッチャード感に戻って気持ちを落ち着けたい場合は、

（もう見てくださった方はもう一度、そうでない方はぜひに・・・）

絶賛好評配信中

「仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド」EP１、

そして、

まさに本日9時半から配信スタート・EP２の視聴がおすすめ！！

※詳細はページ下「最新情報」欄をチェック！



＼カグヤ様の待つゴージャスな世界へと、
　　　行ってらっしゃいませ！！／

・・・と、余計なお世話じゃい！と
こちらにとどまっていただいたありがたい皆様につきましては、
12話を一緒におさらいしていきましょう！！

◆針馬が語った真相

針馬汐里は、冥黒の三姉妹が目的とする「暗黒の扉を開く」企てに賛同し、
三姉妹を強く崇拝する信者でもあったことが判明。

そこで針馬の口から出てきた「10年前の話」に注目！

ー『10年前も臆病で頭の固い愚かな連中が、
錬金術の真理をつかむ千載一遇のチャンスをつぶした』ー



10年前・・・
そう！「九堂風雅が101体のケミーを持ち出して消えた」10年前ですね。




戦いから命からがら帰った錬金アカデミーで、スパナも過去を語っていました。

ー『この世界の秩序を守るために何人もの錬金術師が命を落としてきた』ー

「10年前」、そして過去に、錬金術師たちの世界で一体何があったのか？


今後、物語のポイントになってくる・・・かも！
皆様ぜひ忘れずに頭の片隅に置いておいてくださいませ！


ちなみに針馬は最終的にアトロポスによって抹消。
協力者さえも容赦しないアトロポスちゃん恐ろしや・・・。

◆ついに登場「暗黒の破壊者ー仮面ライダードレッド」

ついにその姿を現した『仮面ライダードレッド』。

その変身の実験体として選ばれ、強制変身させられたのは「錆丸」でした。

（みなさまドレッド変身者は誰だ考察、当たりましたか？）





これは錆丸の意思に基づく変身ではなく、
ケミーについて熟知したその情報量に目をつけられ、
それをドライバーに吸収させるために、

アトロポスに操られ遂げてしまった変身。



そして、ガッチャードとドレッド、ケミー大好き2人の戦いは、
ケミーの特性を最大限に活かす、まさに同じ戦い方。

似たもの同士、尊敬し合っていた2人がお互いの意思に反して戦う姿は
見ていて辛いものがありますね・・・



ドレッドの威力はすさまじく、ヴァルバラドも全く歯が立たず・・・。

スパナの「ケミーは道具」という美学をもとにした戦闘力だけでは、
ケミーを知り尽くした今度の敵にはもう通用しない、ということですね。


ということは・・・


スパナが今後どうなっていくのか、そちらの展開もお楽しみに！

さて、話は変わりまして



新キャラクターのネーミングについては、バンダイさまをはじめ大人たちが集まり、会議でああでもないこうでもないと頭を捻らせて考えるわけですが、


今回の『ドレッド』は、

【「dread」・・・恐怖、恐れる、不安】
といった意味の英単語をそのまま用いたネーミングになっています！


これは、ドレッドの戦い方に由来。

ドレッドは、ライドケミーカードをコピーした「レプリケミーカード」をドライバーに入れ、
レプリケミーの力をドライバーで搾り取って使います。

アトロポスがいうように、
（針馬汐里がブランクカードを何枚も盗み、空間の再錬成を用いたことで）
レプリケミーカードは何枚もあるので、
力を搾り取るだけ搾り取ったら後はおさらば。使い捨てです。


まさにレプリケミーたちは、ドレッドへの

「生贄」

。
実はよく聞くと、ドライバーからレプリケミーたちの悲鳴が聞こえます・・・！


そんな、命の尊厳を踏みにじって力のみ奪いとる、恐怖の存在。
そうして「仮面ライダードレッド」という字は生まれたのでした！

◆素面アクション満載！！

今回の12話も、アクション監督を兼任いただいた福沢博文監督回です！
素面での迫力あるアクションが盛りだくさん！


キャストのみなさんも、スタッフのみなさんも、
体を張って頑張ってくださいました・・・！

そして実はこの12話、
「戦いの場」と「錬金アカデミーの教室」

2つの場所でしか構成されておらず、背景の画変わりはほとんどない回。

そうなると間延びして飽きがでやすくなってしまいがちですが・・・
むしろどんどん引き込まれる12話だったのではないでしょうか！？


それは、
脚本・長谷川さんがつくる驚きの展開と会話劇、
福沢監督がつくるテンポよく迫力あるアクションと演出、

この2つのコラボレーションでしか為せない技！！ほんとすごい！



さて、そんな中でも、こだわりのシーンのうちのひとつが、
宝太郎がドレッドに変身した錆丸にタコ殴りにされるシーン。

殴られるたびに手足をぴくっと動かし、
その生々しい恐怖感を出す演出だったり、、


メイクさん渾身の殴られ腫れ顔メイクの演出だったり、、、


中でも、監督はその「音」にこだわってつくってくださいました。



映像をつくる過程では、映像に効果音を乗せる作業があり、
音のスペシャリストである専門スタッフさん達が、映像にぴったりはまる効果音を細かく調整して当ててくださるのですが、
（歩くときの「コツコツ」という靴の音、剣で戦う時の「カキン」という音など）


ここでいう「殴りの音」は、タコ殴りの視覚的なイメージもあいまって
加減調整がなかなか難しい部分でした。


普通のアクションシーンのように、リアルに「ぐちゃっ」とはできない。


仮面ライダーは「子供番組」なので、
教育的観点から色々と演出を変えねばならない事情が出てくることもあります。



ただ、このシーンは、今回の長谷川さんの脚本の中でも、

ただの夢を追いかける高校生だった宝太郎が「死」をはじめて意識し、
仮面ライダーとして「人を守って戦う」責任と重みをはじめて知る、
そして「自分がもっと強ければ」と、自分の弱さと向き合い成長を誓うきっかけとなる大事な部分。


それを監督も汲み取ったうえで、
暴力的すぎず、でも大事なインパクトは残して強く意味の残るシーンにしたい！と

スタッフさんたちのプロフェッショナルな細かい効果音調整技術のおかげもあり、


12話の中でも、いや！シリーズを通してもきっと、意味のあるシーンになったのでした！

◆UFO-Xから授かったエクスガッチャリバー！！

宝太郎が最大のピンチに陥った瞬間、
UFO-Xは「純白の剣」を彼に授けました。


そして、宝太郎の中に注ぎ込まれた変身のビジョン・・・


宝太郎が大きく剣を振りかざすと、
それは眩しく輝き色づきました。


その剣の名は・・・

エクスガッチャリバー！！！

レベルナンバー10の力が詰まった最強の剣で、
宝太郎はドレッドに攻撃を与えることに成功。


何とか一時撤退することができたのでした。


この剣を与えたUFO-Xの真意、
宝太郎の見たビジョンの正体とは？

そして、エクスガッチャリバーは錆丸救出の糸口となるのでしょうか・・・？





それでは今週の掲示板はここまで～！！


今回は三姉妹がなかなかに恐ろしかったので、
微笑ましい撮影現場のオフショットで終了とします！

次回13話、宝太郎たちは錆丸を救うことができるのか？

お見逃しなく！！！！

（文責：原島果歩）