仮面ライダーゼロワン

#4

EPISODE GUIDE

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2019.09.22 ON AIR

バスガイドは見た!アンナ真実

脚本: 高橋悠也

 監督: 中澤祥次郎

第4話

或人とイズはデイブレイクタウンを案内するバスガイドツアーに参加していた。ツアーの案内役であるバスガイドヒューマギア・アンナの職場視察のためだ。デイブレイクタウンといえば、かつてヒューマギア運用実験都市だった場所だ。ヒューマギアを制御する為の通信衛星打ち上げプロジェクトなどの事業が行われたその都市では、12年前に大規模な爆発事故が発生したという。それが原因で、今では立ち入り禁止区域となり、跡地は湖のような場所になっている。そんな中、ツアーに参加する少年が周囲の友人に囃し立てられ始める。
「事故の犯人、こいつの親父!」
その言葉に或人はひっかかって―――。

第3話 ハイライト

今回はテーマである人工知能のお話を少し。
『仮面ライダーゼロワン』に臨むにあたり、様々な本を読み様々な有識者にお会いしました。第三次AIブームと呼ばれる今日にあって、AIを研究されている方々の方向性や専門性は多岐に渡っていて、AIの分野には無限と思えるほどの可能性が横たわっているように思えました。それは同時に、人間自身の無限性を示す事実でもありました。AIについて踏み込めば踏み込むほど、実は逆に人間自身を見つめ直さなければならないことに気付かされます。

さて、“お仕事”というテーマを切り取るにあたり、この番組では各ヒューマギアを「一つの仕事に特化したAIロボ」という描き方をすることにしています。現実の世界では、囲碁や将棋に特化したAIが人間のプロを破ったり、クイズ番組に特化したAIがクイズ王を打ち負かすという事態が、もう何年も前に起きています。それと同じように、例えば腹筋崩壊太郎はお笑い芸に特化したヒューマギアであり、一貫ニギローは寿司職人という職業に特化したヒューマギアというわけです。何か一つに特化すれば人間を超えるかもしれないAI。そんなことを比喩的に示しているのが、『ゼロワン』に登場するヒューマギアたちなのです。もちろん、現実にはお笑いにも、お寿司を握るのにも、AIではまだ図り知ることのできない人間の機微が必要であることは疑いの余地もありません。

そして、そんなヒューマギアが自我に目覚め始めるとき、そこには仕事への“喜び”、“情熱”や“使命感”というものが生まれてきます。腹筋崩壊太郎の「人を喜ばせる」喜び、マモルの「人の役に立っている」という喜び、そしてニギローの少しでも旨い寿司を握ろうと「心を学ぼう」とする使命感などですが、ヒューマギアがそれぞれのお仕事をラーニング(学習)した延長線上にそれが起きているというわけです。

そんな感情を抱き始めるヒューマギアと人間との対比が『ゼロワン』では描かれていくことになります。何かに一生懸命になること。何かに打ち込み、情熱を傾けること。何かを探求すること。ヒューマギアを通して描かれる、原始的ともいえる人間のエネルギーの源となる“感情”のお話に、ぜひこれからもご注目ください。次回、登場のヒューマギア・アンナもバスガイドとしての“使命感”を追求していきます。さて、バスガイドの使命とは―――?

(文責・大森 敬仁)


第3話プロダクションノート

■ゲスト紹介
03話から始まりました【お仕事編】。ゼロワンでは各話ごとに様々なお仕事の現場が舞台となります。
今回、或人社長が訪れたのは寿司店です。「まごころ寿司」は雑誌にも取り上げられる名店です。
老舗寿司店×ヒューマギアというゼロワンならではの世界に挑んでくださったゲストをご紹介します。

魚住範雄:渡辺哲
まごころ寿司を一代で三ツ星の名店へと押し上げたベテラン職人、魚住を演じてくださったのは渡辺哲さん。職人気質そのものの風格で、カウンターの奥から或人たちのやりとりをジッと見つめる眼差しが放つ緊張感は、若手の多い現場をピリッと引き締めてくださいました。厳しい印象が強い役どころではありましたが、ニギローを壊すことをためらう或人に「道具じゃねえさ!」と投げかけた声に込められた慈愛、新品状態のニギローに「またゼロから徹底的に叩き込んでやるから」と嬉しそうに宣言する表情にグッときた方も多いのでは……。まさに「まごころ」の名に相応しい魅力的な大将でした。


一貫ニギロー:内野謙太
衣裳合わせで寿司職人のユニフォームに身を包んだ内野さん。その姿を目にした瞬間、大森Pが感慨深げにつぶやきました。「これが見たかった……!」 企画チームが夢にまで見た寿司職人ヒューマギアを演じてくださったのは内野謙太さん。ヒューマギアを演じる俳優さんはカラーコンタクトの着用が必須。コンタクトは大丈夫ですか?と質問すると「前も着けてましたね」とのお返事。以前はそう、確か黄色の……皆さまご存じ、仮面ライダー電王でキンタロスが最初に憑依した人間を演じてくださったのも内野さんでした。休憩時間には懐かしい思い出話に花が咲いていました。再々登場もお待ちしております!


■ヒロインたちの活躍
<①バルキリー、変身!>

唯阿、初、変身!

ばーん!

唯阿の使用するプログライズキーは「ラッシングチーター」。3話を担当した中澤監督は、チーターの「急加速、急停止」という能力をバルキリーのアクションに生かしたいと話していました。そのアイディアから生まれた必殺技・ダッシュラッシングブラストでのバルキリーの動き、いかがでしたでしょうか。
前回のプロダクションノートにて言及された通り、A.I.M.S.のふたりが使用するショットライザーでの変身は強化アーマー型。ということは、唯阿の身体能力がとてつもなく高いということがうかがい知れたのでは……。唯阿を演じる井桁さんも元陸上部。2話で見せた見事な蹴り技に続き、今後も華麗なアクションが繰り出されるであろうことに期待が高まります。


<②イズ、怪力>

女性たちの活躍の光った03話。バルキリーの華々しい活躍ももちろんですが、イズの意外なパワーに驚いた方も多いのでは。180cmを超える長身の魚住を軽々と負ぶって安全な場所へ運ぶイズ。2話でも軽い動作で或人を物陰に引き込んだりもしていましたが、その能力が確信に変わった瞬間かと思います。ヒューマギアってすごい。
一方で、いつもそばで見ている或人のギャグをラーニングして再現するシーンはとてもキュートでした。
はい、アルトじゃ~ないとっ!

(文責・近松 知佳)

■現場レポート

① イズisホット!
3、4話のクランクインは7月半ば。長かった梅雨が明けたと思った途端、連日35℃越えの猛暑日が現場を襲いました。或人役高橋文哉くんを始め、キャストたちはみなその暑さと戦いながらの撮影だったわけですが、特にその影響をダイレクトに受けてしまったのがイズ役の鶴嶋乃愛さん。イズの衣装は全身が覆われる上、ウィッグを被り、さらにヘッドパーツまで付けるので、まったく熱の逃げ場がないのです。カットが掛かる度、氷嚢や飲み物を用意してスタッフも全力で鶴嶋さんを支えました。クールな社長秘書AIロボは、キャスト・スタッフ皆の熱い頑張りによって作られているのです。

② A.I.M.S.カー
1話に引き続き、3話でも登場したA.I.M.S.の特殊車両。現場ではエイムズカーなどと呼ばれています。内部には武器ラックや隊員用の椅子、唯阿の情報端末などもあり、意外と広いのです。

警察とは違う、AI犯罪を取り締まるための特殊組織であるA.I.M.S.。
いつ結成され、なぜ飛電と同じプログライズキーの技術を持っているのか、まだまだ謎の多い組織です。
今後どのようにその謎が明かされていくのか、ぜひご期待ください!

(文責・湊 陽祐)

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