かざみ ちはる風見ちはる

「今度は絶対来てよね、コンサート」

■プロフィール

種族：人間→改造人間

性別：女性

年齢：不明

職業・身分など：アイドル

家族など：風見志郎（兄）

　演：森絵梨佳（もり・えりか）

■この人物が変化する怪人

・Chiharu（怪人態）

■説明

国民的アイドル「Chiharu」として活動する女性。

兄の風見志郎と仲が良く、仕事が忙しい志郎を自身のコンサートに誘うため、彼の会社を訪れ公演チケットを渡していた。このとき秘密結社「ショッカー」の面々が志郎のオフィスに出現し、体内に侵入し改造手術を施すナノロボットを散布。その場では何も影響を受けなかったが、これがのちの悲劇のトリガーとなる。

その後、ちはるは自身の人気を妬んだ同じ事務所の戸塚尚子、谷口由香里によって階段から突き落とされ、顔に大きな傷を負ってしまう。すぐに顔を復元する整形手術を受けたものの、体内に侵入していたナノロボットの影響により、顔の左半分が醜く歪んでしまい絶望。親友の菊間琴美に電話で弱気な言葉を告げ、マネージャーの山崎に遺書のようなメールを残すと、病院の屋上から飛び降り自ら命を絶とうとした。だが、肉体を改造されていたちはるは絶命せず、顔以外も醜い姿へと変貌。身柄をショッカーに回収されたものの廃棄処分となり、アジト内の光なき廃棄場にひとり放置されたまま、苦しみ続けることとなる。そして、さらなる絶望の淵にいたちはるは、恨みからなのか悲しみからなのか、Chiharu（精神体）を生み出してしまい、独自に動き始めたこの新たな存在が、Chiharuのヒットソング『Platinum Smile』を聞いている人物や自身の関係者を次々と襲い、その顔を斬り刻んでいった。

その後、ちはるは少しずつ這うようにダクトを抜け、どうにか自力で廃棄場から脱出。そこで、仮面ライダーV3としてショッカーと戦っていた兄と再会すると、自身の願いを聞き届けたV3の手により、彼女は永遠の眠りについた。

彼女が生み出したChiharu（精神体）も消滅した、と思われたが……。