第44話
ディープな記憶が開くとき

43話ご視聴いただきありがとうございました。

そして田口清隆監督、ありがとうございました！
気付けば先輩ズ担当監督になっていた田口監督。
普段なかなか描けないキャラクターたちの魅力を深堀りしてくださいました。

ということで先週の答え合わせ。
横軸回をこのタイミングでやる意味とは。
それが
ドレットルーパー
※ドレッドルーパーじゃないですよ？ドレットルーパー。

グリオンが鶴原鍵一のAI錬金術を使い作り出した、グリオンの魂がコピーされた完全自律型のドレッド。
元々変身者を選ばないドレッドライバーでしたが、遂に変身者すらも不要となりました。
（予告時点で予想できていた方、結構いないのでは？）

この存在がここから始まるガッチャード最終決戦の鍵を握ります。
錆丸のアイデンティティだったアイザック。グリオンはどこかで目をつけていたのでしょう。

そして、35話に続きここでも映画へのブリッジ。
ドレットルーパーは映画にも登場します。

TVシリーズとは別の歴史をたどったグリオンは、20年という経過時間のズレはあれど、同じ答えにたどり着いていたようです。
更にドレットルーパーは零式〜参式の他に、軍式という量産タイプも存在。

圧倒的数の力を前に仮面ライダーたちはどう立ち向かっていくのか？
映画「仮面ライダーガッチャード　ザ・フューチャー・デイブレイク」
にもご期待ください。

更に、次週からテレビシリーズも更に加速。
これはホントの裏話ですが、撮影的には
42,43話→映画→44,45話
とこの１話の間に映画を撮影しています。

内容的にもそうですが、キャスト一同も44話では映画の撮影を経て更に一回り大きく成長した状態で撮影に望んでいます。
そのキャストたちの成長を一番肌で感じていただいたのが、渡辺勝也監督！
15話以来ということで、本当に約半年ぶりの渡辺組となります。

ブンブンジャー参加中の渡辺監督をお声がけするにあたって、
ーーーーー
湊「……久慈さん、渡辺監督が撮るガッチャードをまた見たいと思いませんか？」
久慈P「え、いや、別に……」
湊「思いますよね？ね？」
久慈P「（瞬時にすべてを察し）あー…………わかりました」
ーーーーー
と、バクアガッチャ（調整了解）していただきました。
（上記の内容にはいくばくかの誇張が含まれます）


あの……

久慈Pありがとうございました！！！！


というわけで、ここからはホントのホントに縦軸先行。
ガッチャードの教科書とも言える５話を作り上げた渡辺監督がガッチャードの物語の根幹についに踏み込みます。

ぜひぜひご期待ください。

（文責：湊 陽祐）

錆丸の成長、そして兄・鍵一との絆、

43話いかがでしたでしょうか！？



グリオンも完全復活し、
ついに本格的に動き出しました。

物語ではまず、
そんなグリオンと真美の過去が明かされましたね！

真美はかつて錬金連合にいたグリオンの研究に関わっており、
その研究と、おそらくグリオン自身に心酔していました。


しかし、危険な思想を持つグリオンに研究が悪用される可能性に気が付き、
逃げ隠れて金剛ラボラトリーで研究を続けてきたのでした。


グリオンに対する真美の隠された思い、
ガッチャードではこれまでなかなかなかった「大人な感じ」を
佐伯さんと鎌苅さんが生み出してくださいました。


グリオンはきっと真美の思いもわかったうえで
金剛ラボラトリーに乗り込んできたのでしょう。

そして、錆丸・鍵一の過去もついに明らかに！



なぜ鍵一は、錆丸に対しあからさまに冷たい態度をとっていたのか…

もともと2人は仲が良い兄弟。

アイザックも、なかなか周囲に馴染めない錆丸のために
鍵一がつくってあげたものでした。

お気づきの方もいるかもしれませんが、
アイザックのぶっきらぼうな口調は、鍵一の性格や口調を元にしたAIだからです。


周りとコミュニケーションをとるのが苦手な錆丸に、
自分のAIを入れたタブレットを渡し、いつでもサポートできるようにしたのでしょう。


鍵一の、錬金術とAI技術を組み合わせたコミュニケーションツールをつくることが目標というのも、
きっとそんな弟・錆丸の存在があったからこそ。



そんな弟思いの兄・鍵一との関係が変わったのは、
まさに「カメドーン」が原因でした。

カメドーンは、錆丸と鍵一が考えた架空のケミー。



そんなケミーを遊び半分でつくろうとして、
錆丸が乱暴に錬成道具を組み合わせたことにより、本当に生み出してしまったのでした。



鍵一は、それをすぐ隠し、
錆丸に口封じをしてカメドーンは自分が作ったことに。

傍から見れば、手柄を独り占めしたかのような鍵一。


鍵一自身も、それに罪悪感を感じ、
錆丸も自分を恨んでいるだろうと思って
いつも冷たい態度をとっていたのでした。


しかし、鍵一がカメドーンを作ったと真美に伝えたのは、
実は錆丸を守るため。


ケミーを作ったことが伝われば、大変なことになり
研究の犠牲になることになると、子供ながらに感じていたのでしょう。


実際、真美は鍵一に
「AIなんかじゃなくこっちの研究に力を注いでくれれば…」と言っており、

（アイザックの発明はなかなかすごいことですが）
実はあまりその成果が認められていない様子。

それによって、本当はAI錬金術をすすめたいのに、
真美に求められる魂を作り出す研究におされ、
十分にできていなかったようです。



そういった劣等感も、鍵一の態度に影響を及ぼしていたのです。



さらに、真美とグリオンの過去や関係性も、
鍵一は知っていたのでした。

錆丸の能力が真美に知られれば、グリオンにも知られてしまうかもしれない。

そこで、グリオンが錬金連合に戻ってきてからはさらに錆丸を遠ざけていたのでした。





しかし！

結局グリオンが狙っていたのは、なんと鍵一の研究の方でした。

さて、鍵一がしたことを恨んでいたわけでもなく、
ただ昔の仲の良かったころに戻りたいだけの錆丸。



宝太郎に背中を押され、鍵一に本音を伝えにいくものの、
鍵一は錆丸に責められる幻想を見るほど追い詰められていました。



そこにはすでに結界を破りラボラトリーに侵入したグリオンが。

破られた結界の元では、
グリオンが錬成したゴーレムとの戦いが。


グリオンは、ジェルマンごと吸収して蘇ったため、
錬金術の始祖であるジェルマンの錬金術能力まで吸収。

ゴーレムを生み出すこともできるようになってしまっていました。




そして今回は珍しくガッチャードとヴァルバラドの
共闘、協力プレイが多く描かれていたのも見どころですね！






さて。ここでゲストのご紹介！


錆丸の幼少期を演じてくださったのは、
川田琥太郎さん！

小さい頃からコミュニケーションが苦手ながらも、
お兄ちゃんには心を開いていた、無邪気な錆丸を演じてくださいました！


そして、カメドーンのめちゃくちゃ可愛い声、
「カメッドーン！」を演じていただいたのも川田さん！


未完全なケミーということで、
はじめて子役の方に声を担当していただきましたが、大正解！
めちゃくちゃ可愛いケミーが爆誕しました！

川田さん、ありがとうございました！



そして、鍵一の少年期を演じていただいたのは、
中村朗仁さん！

錆丸へアイザックを授ける、

さらに、カメドーンの誕生を目撃し、隠すという重要な過去を
沢山演じていただきました！


現場では、短い時間の中でも川田さんと積極的に話して、
兄弟として仲を深めている様子が印象的でした。


その甲斐あってか、今と対照的な仲の良かった頃の2人を
しっかり描くことができました！


中村さん、ありがとうございました！

一方こちらのお留守番メンバーは大変なことに。

現場組の展開がシリアスな分、
お留守番チームのコミカルさで上手くバランスをとってくださった田口監督。



ポンコツなミナト先生も見られました！

42話に引き続き、キャラクターの色々な面を描いてくださり本当に感謝です！

鍵一からアイザックの研究を奪ったグリオンは、
金剛ラボラトリーに火をつけ、なんと鍵一をも黄金マルガムに。


真美がカメドーンと結びついてしまったときは、
カメになったり、大砲になったりとその姿は曖昧な状態でした。

しかし、今回は完全なるカメドーンマルガム。


このマルガム化も、鍵一に完全な悪意があったわけではありませんが、
罪悪感、劣等感、似たような黒い感情をグリオンに見破られたために、
融合させられてしまったもの。

兄を助けるため、果敢にもグリオンに立ち向かう錆丸。


しかし、それがグリオンの逆鱗に触れ、
大きなトラウマが呼び起されることに。

仮面ライダードレッドの襲来……


と思いきや、これはドレッドではなく『ドレットルーパー』。

違いは、完全自立型であるということ。


鍵一のAI錬金技術でグリオンの意思を持った魂のコピーを生み出し、
それを用いて作られたドレッドライバーによって、ドレットルーパーが爆誕。



名前が変わったとて錆丸にとっては死にかけるまで苦しめられた存在。

錆丸のトラウマを乗り越える戦いが始まりました。

なんといっても、富園さんの吹き替えなしの素面アクションが素晴らしかった！

自分を助けてくれたユーフォーエックスが宝太郎に授けた、
エクスガッチャリバーで戦うのも熱い！！

宝太郎が錆丸を守ろうとするのではなく、
一緒に戦おうとガッチャリバーを託すのも、
これまで積み重ねてきた信頼関係が見えて感慨深いですよね


現場では福沢アクション監督の指導のもと、
ハードなアクションも撮影していきました。


戦いながら、鍵一と叫びながらの掛け合いもあり…富園さんなかなかハードだったはず。


でもその分、錆丸の成長が感じられて臨場感のある
熱い戦いを見ることができました！！！


富園さん、本当にお疲れ様でした！

戦いの中、錆丸から新たな真実が語られました！

カメドーンは、錆丸だけではなく、
鍵一と2人で錬成されたものだったということ。

実は当時、鍵一と錆丸、両方の指輪が光っていた。



必死の戦いの中だったからこそ、
お互いの思いをぶつけあえて、やっとわだかまりを解くことができた鶴原兄弟。


最後はカメドーンの力を借りて、
錆丸はドレットルーパーを打ち負かすことができました。

宝太郎が言っていたとおり、
お互いを思いながらも素直になれない兄弟を見て、

そしてわだかまりを作ったお詫びとしても、

カメドーンが2人の仲を再びつなげるために、
ひと役、ふた役、買ってくれたのかもしれません。

鍵一は、グリオンに奪われた研究を諦めないと宣言し、
金剛ラボラトリーの騒動は一件落着したのでした！




おっと、忘れていてはいけないのがこちらの方！

I'll be back　の超A級錬金術師。

逃げ遅れた亜琉美ちゃんを、無事に救い出しました！



亜琉美ちゃんにも超A級と認められてうれしそう。

鏡花以外の人間には一切興味がなさそうだったスパナでしたが、
亜琉美と交流するようになったりと、
錆丸同様にこれまでとはなにか違う、変化が起きているようです。


その変化が今後どういった展開をもたらすのか…
今後にもぜひご注目ください！




無事錬金アカデミーに戻ってきた一同。

ケスゾーで固まってしまった体も溶け、

こちらの2人のわだかまりも一緒に溶けたよう！

さすが先輩ズ！！！

しかし、グリオンは新たな武器を手に入れてしまいました。

鍵一の研究を活用したことで、
グリオンの意思をAIによって引き継ぐドレッドライバーが次々生まれ、
それによってドレットルーパーも大量に生み出されることに。


これが今後の戦いにどう関わってくるのか…？

ぜひ次の展開にご注目ください！




では最後に、載せきれなかった素敵なオフショットたちで終了したいと思います

ということで今週はここまで！富良洲高校掲示板でした！

（文責：原島　果歩）