第9話
ダッシュで京都！修学旅行！

ついにやってきました！修学旅行編！！
待ってた！！！

前回7,8話のときは2話完結エピソードであることを伏せておりましたが、今回は最初から2話完結であることをお伝えしておきます。

何故ならば、今回はテレビシリーズの仮面ライダーとしては2012年の『仮面ライダーフォーゼ』33,34話以来11年ぶりとなる東映太秦映画村＆東映京都撮影所バックアップによる京都ロケを敢行した特別編だからです。

たった1話で終わらせるなんて勿体無い！！笑

元々、高校生が主人公のガッチャードにおいて、学生ならではのエピソードはどこかでやりたいと思っていたところでした。
ぽろりと「京都編で修学旅行って行けないですかね…？」と塚田部長に相談したのが5月のこと。
そのままドンブラファイナルで大阪へ伺った際、ついでだからと京都撮影所まで足を伸ばして相談し、あれよあれよと東映の頼れる先輩方がガッチャンコしていただいた結果、大規模なエキストラ撮影、更にはキャスト登壇トークイベントも含めた大規模な撮影旅行が実現しました！

言ってみるもんです。
改めてこの場を借りて、諸先輩方に御礼申し上げます。
また京都撮影にご参加いただいたエキストラの皆さまもありがとうございました！


そして！そんな入魂の京都編を任せられる監督といえば、もちろん我らが田﨑竜太監督！
奇しくも田﨑監督と脚本の長谷川さんは『仮面ライダーW』29,30話で同じく京都ロケ編を作り上げたお二人。
もはや安心感しかありません。

そんなお二人が作り上げたガッチャード京都編。

ぜひぜひご期待下さい。

（文責：湊 陽祐）

「俺は超A級錬金術師です。素人の独断行動に肩入れするつもりはない」

「……世話が焼ける、鉄鋼！」

「勘違いするな。別にお前を助けたわけじゃない」





以上、華麗なる

～今週の即オチスパナ～

でした。


２コマではなく３コマでしたね。






そんなこんなで
性根はイイヤツ、黒鋼スパナにも助けられ
無事サボニードルと親子のきずなを守れた第８話！

（ミナト先輩とスパナ不意のお揃い腕組み）


一応スパナさんの名誉のために言っておくと
上記の台詞は一部捏造です。
（正しくは東映特撮ファンクラブでチェック！(？)）



言わずもがなですが
彼にとっての戦いのターゲットは、あくまでも「冥黒の三姉妹」。
ですので行動原理に矛盾はありません。

前話で三姉妹について色々調べてましたからね、さすが仕事人。

そしてそんな三姉妹のひとり
ラケシスさんはアリの「アントルーパー」に続き
新たなケミーを取り込みます。

クローバーのケミー「ハピクローバー」を取り込み
クローバーマルガムに！！


そして今回「ハピクローバー」の声を担当してくださったのは
声優の伊藤彩沙さん！

マスコット（？）キャラならお手の物！
とばかりに
一瞬でこちらの演出意図を理解してくださって、とても助かりました！

そして怯えるハピクローバーがかわいい。


実は伊藤さん、今回の８話はある種先行登場でして
お声がけしたのは来週９話からの「京都篇」がメインだったりします。

来週以降「京都篇」ということで
どうせなら京都ご出身の声優さんはいないかと……
探していたらガッチャンコ！

伊藤さん、来週もケミーたちと一緒に
どうぞよろしくお願いいたします！


お助けスパナのガッツショベルと
ドッキリマジーンの
（実は３話で蓮華姉さんが持ってた）
２枚をりんねさんが献身的にかき集め
（借り集め？）


仮面ライダーガッチャード　ドッキリマジーン　が新登場！

……ちなみに肩はヴェノムマリナーの塗り替えです！！！！


これは○○の塗り替えで～～
としたり顔をされたくないので
ここらで先に言ってしまいましょう。
別にやましいことじゃないですし。


なんなら制限のある中でも
違うパーツに見せる工夫がある
そういうデザイナーさん、造形会社の皆様の凄さこそ
むしろ称賛されるべきですよね。

プレックスさん、バンダイさん
ブレンドマスターさん
いつもありがとうございます！！

SDGsの時代ですから
持続可能なフォームチェンジを
目指しておりますガッチャード。


ということで
ニードルホークもSDGsの精神に則り
先週に引き続き大活躍！

剣弓型武器「ガッチャートルネード」を華麗に駆使し
大空を飛び回る！

まさにドラゴンフライマルガムにはうってつけの姿。

ドラゴンフライマルガムに変身していたのは
理玖くんの父親、砂山堅二さんでした。

堅二役を演じていただいたのは
内藤聖羽さん！

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」や
「仮面ライダーリバイス」にもご出演いただき
その存在感は唯一無二！

堅二の父親としての歪んだ愛情と
そこから見せる謝罪と和解のあたたかさを的確に作ってくださいました。

内藤さん、シェフじゃなくてパパでもやっていけますね！
ご熱演、ありがとうございました！

あなたがもう少し理玖くんに優しくしていたら
あんなことにはならなかったんです……！

お話の構造でいえば
ケミーを通じて、ゲストの心情と別れを描く
第５話のレスラー回と似た形ではありましたが

決定的に違うのが
理玖くんの下に残ったものがあるということ。

つまり「サボニードルの一輪の花」。

これが５話との大きな違い。
それは、錬金術師的にはタブー破りの産物。

宝太郎の想いが「花」という形となって
この世界（錬金術師たち）のルールを
ほんの少しでも、打ち破る。


５話と７話で構造が似ているのは
その「一歩、進んでいる感」を際立たせる効果もあり。

宝太郎というキャラクターとともに
当番組が目指したいことの
そのほんの少しだが大きな一歩が
ルール破りの「サボニードルの花」だったりするのでした。

サボニードルをガッチャした宝太郎は、決意を新たに。

錬金アカデミー内にあるパネルに
サボニードルをガッチャした記録を残してましたね。

アカデミーに配置されているパネル。
その名も
「ガッチャンコレクションパネル」ですが
（なんといまDX版を購入すればサボニードルカードもついてくる！）

これさえあれば
10属性10枚＝100種を一覧できるようになっております。

作劇上
カード自体は宝太郎たちのカードホルダーに入っているので
劇中では、こちらのパネルはディスプレイとして
ガッチャしたケミーたちを一覧して表示するガジェットと設定しております。


そして、このガッチャンコレクションパネルが設置してある「錬金アカデミー」。
デザイナー田嶋さん一番の大仕事ということで
この機会に、ご紹介させていただきましょう！！

こちらが蔵出し
「錬金アカデミー」デザイン画。
（無断転載禁止！）

錬金アカデミーのマークと同じく
パイロットの田﨑監督とＰチームと田嶋さんと打合せをさせていただきました。

そもそもの出発点として
「錬金術が科学に負けずに、この世界のもう一つのスタンダードになっていたら？」
という想像のもと

古き怪しき「錬金術」イメージではなく
「現代まで生き残っている」錬金術という技術とはどんなものだろうか。
そういう「現代性」を基にしてイメージを固めていきました。

ゆるくカーブを描く円形の部屋の感覚と
田嶋さんのスタイリッシュなセンス！
どことなく近代的なイメージを感じさせます。

加えると
上述のバンダイさんの
「ガッチャンコレクションパネル」を
部屋内に配置することは決まっていたので
トラディショナルな雰囲気にすると
それが浮いてしまうという懸念もありました。


そして「アカデミー」と言いつつ
ここで毎回授業をする、といった番組内容ではなかったので

「教室」というよりは「談話室」のイメージ。

先生が立つ場所には、いわゆるバーカウンターというか
ビアホール的なイメージを用いるのが
田嶋さんのアイデア。

「教室」と違って
キャラクターの位置が固定化されないような
デザイン的工夫がなされています。

そしてこの部屋を囲むように「廊下」があるのは田﨑監督のオーダー。

メインの場所とは離れてところで芝居ができる
要は「内緒話」ができる場所がレギュラーセットにあると場面を作りやすいのです。

そこまで見通せる田﨑監督もスゲーですが
そのオーダーをしれっと入れてみせるデザイナー田嶋さんもスゲエ。

そしてこのデザインを現実に作ってしまう
東映撮影所の美術部さんも、同じくらいスゲーのです。

デザイン画とほぼ遜色ないこのカーブや色合い。
そして目を引くのがこの装飾品の数々。

古今東西
ありとあらゆる「万物」が置いてあり
じっくりと見ているだけで一日過ぎてしまうくらいの情報量……！
これは通いたくなる！

この番組において大事な
ワクワクする「非日常」感を

この「錬金アカデミー」のセットが
一手に担ってくれている気さえします。

関わってくださった皆様
本当に素晴らしいアカデミーをありがとうございました！！







……ちょっと文字ばかりで疲れましたね。
そんなときは、オフショットタイム！

カフェでのひと時、その裏側をお楽しみください。

寄り道したりんねと蓮華。
こちらのカフェで作られているパンがとても良い匂いで……。

撮影終わり、監督をはじめとして
スタッフ一同、そのカフェのパンをガッチャするために列をなしたとか。





そして激カワ絃乃ちゃん。

本編ではあんなにダークでやっているので
ギャップにより、オフショの威力が破壊的。

すずしそう。

暑い時期での撮影でしたので
ハンディ扇風機は手放せませんね。

しまった！
ケミーカードがアトロポスに全部奪われた！！！

……ではなく
絃乃ちゃん状態ですから大丈夫。
（見た目アトロポスなので一瞬脳がバグりますが）

ライドケミートレカも集めてくれているそうで

悪の女王に献上すべく
欲しいカードを吟味してもらっていました。





その結果……

なぜか
雑誌付録限定の「ホッパー１」をチョイス。

（確かにかわいいですけどね、そのカード）



ちなみに好きなケミーは「ヴェノムダケ」だそうです。
いやぁ本当にいい子。現場がなごみます。

絃乃さん、いつもありがとう！
またカード欲しくなったら言ってね！！ すぐ持ってくから！！！




ということで、楽しく撮影進んでおります。
来週はますます楽しい修学旅行！　京都篇！

加治木の運命の恋も始まる！？

京都で出会ったあこがれの人
姫野聖を演じていただいたメインゲストは

京都ご出身である「木下彩音」さん！！

これはガッチャード
ますます目が離せない！！


京都も待ってる！！！
もうなにも憂いはないぜ！
生徒一同、これからもがんばっていくぞーー！！
おーーーーー！！！！

……








…………

「……俺も京都に行けるんだろうな？」




残念、黒鋼先輩はお留守番です。

「……」


キメ顔で来られてもダメ。


初めに戻って
２コマでも３コマでもなく
５コマ落ちのスパナさんなのでした。


おあとは全然よろしくないようで！



以上、今週の富良州高校掲示板でした！

（文責：松浦大悟）