第8話
グレイトなきずな

なんと、7話は宝太郎が空中で変身解除して終わり！？
どうなっちゃうのーー！！

……ということで。
7,8話はガッチャード初となる2話完結エピソードです。

こうなった経緯は様々ありますが(某スピンオフと一緒の撮影だったからとか…ゴニョゴニョ)

でも、それならば。
2話完結エピソードなら、クウガみたいなじっくり敵との攻防を描いた2話完結が観たい！と内田さんにお願いしました。(世代で…すみません)

なので、8話がその解決編。

クウガ風にいうなら、

友達

みたいなサブタイトルになるのかも。

今どきのハイテンポな物語に慣れている方にはこのスピード感の物語は珍しく感じるかと思いますが、宝太郎だからできる、少年と真っ直ぐ対等に向かい合う姿はとってもヒーローだなと私は思うのです。

まだまだ未熟な宝太郎ですが、8話で見せた姿から彼の未来を感じ取っていただければ。

ぜひご期待ください。

（文責：湊 陽祐）

最近は家で植物を育てる人が増えていますよね。
なかでもサボテンは特に人気。
そのキュートなデザインに見惚れてしまう人も多いことでしょう。

そのサボテンたちの中でも、特段人気なのが
今回のケミーである「サボニードル」！

でも、「サボニードル」を育てるのって
なんだか難しそう……というイメージを持っている方もいるかもしれません。
ですが、ポイントさえ押さえていれば上手にサボニードルを育てられます。

この記事では、サボニードルの育て方とともに
育てる際の注意点について解説していきます。
サボニードルをお世話するための、参考として役立てていただけますと幸いです。



〇サボニードルの育て方は難しい？

サボニードルの育て方は難しいのでしょうか。
ここからは、サボニードルの特徴や、育て方の基本を解説していきます。


〇サボニードルの特徴①　～性格～

サボニードルは、本来は陽気なリズムを好む明るい性格だと言われております。
しかし、一方で臆病で気弱な一面もあり、打ち解けるまでは
その棘のように扱いが難しいケミーとされてきました。

今回サボニードルを拾った少年、砂山理玖くん。
エリート気質な彼は、サボニードルを邪険に扱ってしまいましたが
あのように振舞ってしまうと、サボニードルは落ち込んでしまいます。

サボニードルを育てる際は
育て初めの、打ち解けるまでの期間に注意が必要です。

ちなみにこちらの理玖くん。
演じていただいたのは　正垣湊くんでした。

年齢にはそぐわない卓越した演技力で
感情に幅のある「理玖」という役をやり遂げていただけました。
撮影は猛暑のなか、とても大変だったかと思います。
ありがとうございました！

そしてまさかのエリート小学生に宝太郎、敗北す！！
本島くんのナチュラルに「ぐぬぬ……」となるお芝居がとても良かったですね。

ところで缶蹴り、二人でどう勝負するつもりだったんだろ。
プレーヤーが2人なら鬼が缶に居座ればいいんだから
勝負にならない気もしますが……。

まぁいいや！
続く8話の理玖くんの動向にも注目です！


〇サボニードルの特徴②　～原産地～

サボテンの原産地はメキシコを中心としたアメリカ大陸と言われていますが
「サボニードル」の原産地は、造形師のYU-GO（VS）さん。

今回７、８話をご担当いただくのは
仮面ライダーの達人、柴﨑貴行監督。

サボニードルを主役にした７，８話の方向性が定まった際に
さすがに「概念サボニードル」で２話分は成立しないだろうと

（※概念ケミー：諸々の事情により、憑依という設定で単なるスケボーや人形をケミーだと言い張ること）

今回のサボニードルは特別扱いで
「ブツ」を製作することに。（１０１体全部これができたらいーのにな！！！！）

その際、原産地……もとい造形をお願いしたのが
造形師のYU-GOさんでした。
柴﨑監督とは「仮面ライダーセイバー」のセットのジオラマにあった
ドラゴンの制作でご一緒したご縁がありまして、今回お願いすることに。

サボニードルのシャープな造形まで完全再現！
YU-GOさん、素晴らしい出来のサボニードルをありがとうございました！


【サボニードルの育て方】基本的な栽培方法

サボニードルを育てるときは
適した環境で管理してあげることがポイントです。
こちらでは、サボニードルの基本的なお世話の方法をご紹介します。

〇サボニードルの好む栽培環境

サボテンは乾燥して日差しが強く、昼夜の寒暖差があるエリアに自生します。
こういった厳しい環境でも生育できるのがサボテンの魅力ですが

いっぽうサボニードルは、生ぬるい優しい環境下で生育されてきたようです。
ケミーカードの中は恐らくとても居心地がよかったのでしょう。
立派な鉢に入れてもらっているのに、どこかその表情は不安げです。

成績ピンチな蓮華姉さんのように、雑に捕獲すると
棘を発射される危険性もありますので注意しましょう。

だんだんチーム感が出てきた錬金アカデミーの面々。
今回の脚本を担当されたのは
ガッチャード企画当初から参加いただいている
内田裕基さん。

（ちなみに、ゆうきさんではなくひろきさんですよ、そこの貴方。）

企画当初からご参加いただいている内田さんなので
レギュラーキャラの関係描写がしっかり深められていたのがポイント。

サボニードルの話ではありつつ

・冒頭のメカニッカニ共同捕獲作戦　や
・蓮華とりんねの放課後カフェタイム　
・スパナと錆丸の関係描写　など

サボニードルを主軸に、レギュラーキャラクターたちの描写にも
ウェイトを置いていただいて、また彼らに厚みが出たかと思います。

〇サボニードルの水やり

サボテンには水やりをしなくてもよい、という
イメージを持っている方は多いかもしれません。

しかし実際はサボテンにもしっかり水やりをする必要があり
水不足になると枯れてしまうことがあります。

いっぽうサボニードルには、頻繁な水やりの必要はありません。

また、サボニードルは
飼い主にあたる人間がしっかり愛情を注いで育ててやれば

「サボー！」と可愛い声で喋るようになる
という、ほかのサボテンには無い固有の性質を持っています。

しっかり生育されたサボニードルは、まるでCV.阿澄佳奈 さんのような
癒される声で喋るようになり、愛情たっぷりに育てられた証となります。

ということで
今回サボニードルの声をお願いしたのは
声優の阿澄佳奈さん！！

阿澄さん、なんと東映特撮は初参加であったそうでして
阿澄さんともあろう実力者を、お招きできてサボニードルも幸せそうでした。

寂しがり屋のサボニードルの機微を
しっかりと「サボ～」の２文字だけで表現いただき……一言で言って最高でした！

来週のサボニードルくんも
阿澄さん、何卒よろしくお願いいたします！！


〇サボニードルの肥料

サボテンは多くの肥料を必要としない植物と思われていますが
より大きく育てたいときや花を咲かせたいときは、適量の肥料を与えましょう。

いっぽうサボニードルには、一般的な肥料は必要ありません。
サボニードルにも、綺麗な花を咲かす習性がありますが
こちらも肥料や水分量などは関係なく

先ほどの項で解説した通り
友達のように接してあげる、愛情あるコミュニケーションが重要となります。

本編でりんねや蓮華さんが寄り道していたような
静かなカフェで
二人の時間をサボニードルに作ってあげるのがオススメです。

こちらのカフェで店員役を演じていただいたのは
毛利悟巳さん！

Ａ４一枚びっしりと敷き詰められた
注文用のセリフ暗記が大変だったかと思いますが
やり遂げていただきまして、無事りんねを困らせていただきました！
ありがとうございました！！

そしてこちら、りんねさんがアーバンな注文分からず
ワケわかめ～～な場面。
台本上では、注文のセリフだけだったのですが

現場で柴﨑監督と話していて
「りんねにはこの注文が呪文のように聞こえるのでは？」
という表現のもと、急遽石森プロのデザイナー（兼テロップ職人？）
田嶋さんに連絡して、今回用の特別な呪文画面を作っていただきました！

こんな大量のワードをしっかり一画面に入れ込んでいただいて
素晴らしい出来栄え、さすがの一言でございました。

ちなみに、田嶋さんといえば
まだ解説できていなかったのが「錬金マーク」

番組開始時に様々なデザインをお願いした中で
錬金アカデミーの扉や、指輪のデザイン元など
あらゆる箇所で使われているこのマーク。

湊・松浦と、田﨑監督、そして田嶋さんと
打合せを組んだのですが、それぞれ好き勝手に言い放題。
「これ、ひとつのデザインにまとまるのか……？」

となっていたところに、田嶋さんの玉稿、いや玉デザが。
かなり多くのモチーフが、一つのデザインに収束されちゃって……凄すぎ！

全部解説はしませんが、大きな部分だけでも
・錬金術の祖「ヘルメス・トリスメギストス」に代表される重要数字「３」＝「三角形」
・ガッチャード世界のシンボルである「矢印」
・「哲学の卵」と呼ばれる錬金術上の重要なシンボル、卵型の「円形」

などが
混然一体と、ひとつのデザインに収まっている素晴らしさ！！

田嶋さん、改めてありがとうございました！
引き続きよろしくお願いいたします！！



















って、違う！
今回は植物の育て方How Toサイト風を気取っていたのに
すっかりいつもの感じになってしまった。

戻れ！











〇まとめ
いかがだったでしょうか？

過酷な環境でも育つサボテンには、たくさんの種類がありますが
理玖くんの友達であるサボニードルはひとりだけ……。

育て方のポイントを間違わなければ
きっと素敵なサボニードルに育つことでしょう。

素敵に育ったサボニードルは
鷹のケミー「ホークスター」と相性がよく

仮面ライダーガッチャードを「ニードルホーク」の姿に
変化させます。

ニードルホークは攻防一体の姿。
羽を畳んだ状態では、サボニードル由来の棘による鉄壁のガードが。
羽を展開した状態では、ホークスターが得意とする空中戦闘を繰り広げます。

しかし、サボニードルは繊細なケミーですので
少しでも恐怖を感じてしまうと、ベルトから勝手に逃げ出してしまうことも。

そんな不安定なところもチャーミングなサボニードル。
あなたもサボニードルの成長を楽しんでみてはいかがでしょうか。



以上、富良州高校　環境委員会だより　でした！（違う）