2023年 10月 15日放送

第7話
さよならサボニードル

脚本:内田裕基

監督:柴﨑貴行

「こいつ、引き取って欲しいんですけど」

いつものように
ケミー回収に励む宝太郎たちのもとに
エリート小学生、砂山理玖がやってきた。

拾ったケミー「サボニードル」を届け出ようというのだ。

鴨が葱を背負って来る？
少年がサボテン持ってくる！

ケミーを入手できるとなれば
喜ぶ錬金アカデミー一同。

でもでも理玖くん、サボニードルを
本当に手放してよいの……？

少年の隠れた想いを
いま救い出せ、ガッチャード！

監督：柴﨑貴行
脚本：内田裕基

（文責：松浦大悟）

相関図／カード所有表

次回のガッチャどころ

ガッチャードの企画チームは比較的若めです。

脚本打合せには2,30代の比率が高く、皆が熱く熱量を注いで、ガッチャードの物語は作られています。

しかし、その若手の中にあって、最もクールかつ理性的にガッチャードを見ている方が。
脚本の内田裕基さんです。

番組の企画立ち上げ時から私と一緒に試行錯誤を繰り返し、数々の方向性を探っていただいた内田さん。まだまだ32歳と若手にもかかわらず、数々のアニメ作品でシリーズ構成を重ねてきた経験、そして仮面ライダーシリーズでは多くのスピンオフ作品を手掛けてきた実績から、
「5話でこんなこと言ってたので、こう繋げておきました」
「キャラ設定的にこういうことならやれそうなので、やっておきました」
などなど…

各話エピソードとして脚本を構成するだけでなく、キャラクターや流れを理解し、細かい整理や改めて強調しておきたいことの混ぜ込み方が非常に丁寧です。

そんな内田さんが手掛ける7話は細かい会話一つに至るまで、練られた工夫がいっぱい。
さらには今後へ連なる大いなる伏線も……

ぜひご期待下さい。

（文責：湊陽祐）

富良州高校掲示板

みなさま大変お待たせいたしました。

そう！今週は、笑えないジョーク大先生の回！！

これまで、じっとみんなをストーカ…監視したり、

力づくでガッチャードライバーを奪いに来たり、

明らかにりんねに対してだけ態度が違ったり、

せっかく助けたみんなからちょっと可哀そうなくらい反発をくらったり・・・

なかなか強烈に謎めいた存在だった黒鋼スパナ。

今回は、そんな彼にまつわるお話。
さっそく語りつくしていきたいと思います！

物語は「バーニングネロ」を悪意に染めようとする
ラケシスの悪事からはじまりましたね。

ところが、女性がマルガムになりかけたところに間一髪、
スパナがケミーライザーでバーニングネロを回収しました。

ここにて初登場！スパナのケミーライザーです。

宝太郎たちのものと色違い。
スパナカラー・紫バージョンです。
美学の男・黒鋼スパナにオレンジのケミーライザーは持たせられませんね。
実は「ケミーキャプチャー！」の音声も、
宝太郎たちのものとちょっとだけちがいます。

さてこちらのシーン、
悪意に染まりかける女性を演じてくださったのは、
志乃さん！

若いOLが騙され怒りに震えるお芝居、とてもリアルに演じてくださいました！

志乃さん、ありがとうございました！

そして、バーニングネロの声を演じてくださったのは、
第5話のバレットバーン、ゲンゲンチョウチョに引き続き、
奥野香耶さん！

名前のとおり、辛さにバーニングして
甲高く叫んでいるようなイメージにという監督のオーダーに合わせ
アフレコでは沢山叫んでいただきました・・・！

奥野さん、ありがとうございました！

ここで、冥黒の三姉妹・ラケシスと初対決を果たしたスパナ。
実はこれを機に、今後もこの２人はなんだか因縁がありそう・・・

ぜひお楽しみに！

さて、続いてお話したいのが、
勝手に個人的見どころだった、
宝太郎とスパナのお料理バトル！！

まずは宝太郎のターン、
「スペシャルモーニング定食」！

結構おいしそう・・・

ここでいきなりですが！

これまでの宝太郎の創作料理の数々を
振り返ってみましょう！

「きゅうりハンバーグ柚子胡椒マヨ」

「あげあげビッグあげカツ弁当」これはちょっとおいしそう？

「にこにこニコニコにくにくオムライス～九堂スペシャル～」

こちらの創作料理たち、
毎回フードコーディネーターの方に監修いただいております！

ニコニコにくにくオムライスは、脚本段階では
「特製納豆オムレツ・シシリアン風」でした。

4話の山口監督のもと、
宝太郎らしさ溢れるネーミングが素敵な、
にくにくオムライスに変更に！

毎話監督のこだわりと、
フードコーディネータさんの技術が詰まった料理たちなのです。

今回のスペシャルモーニング定食は、
これまでのノーガッチャ気味だった料理とはうってかわって、
いつもバチバチなスパナをぎゃふんと言わせられる、
ある意味期待を裏切る自信作！

ではいざ実食！

「まずいとか言いながらこの人めっちゃ食ってる・・・」

しかも、あのクールなスパナのイメージを覆す豪快な食べっぷり・・・

なかなかにギャップ萌えでしたね・・・！

こちら、
スパナの意外な一面を演出すべく、
藤林くんが考えて、お芝居で工夫を凝らしてくれたシーン！

そんなスパナを演じる藤林泰也くん。

彼自身は、京都出身・ハワイ育ち、明るい陽気な関西人！

本人曰く、クールなスパナとは正反対の性格とのこと。
陽気さを抑えつつ、いつも楽しんで演じてくれています。

だいぶキザなセリフも多いスパナですが、
それもさらっと見せられる、
藤林くんのお芝居の工夫が際立つ回でした！

（陽気スマイル藤林くん）

引き続きお料理バトルは、スパナのターン、

衝撃の「紫オムライス」！！！！！

ギャップ萌えポイント②の卵ちゃんにも注目

この紫色具合、
美学を貫き通すスパナとはいえ、オムライスまで紫にするかな・・・？
と、制作陣も悩んだポイントだったのですが、

渡辺監督の「スパナは紫でしょう！」という決断もあって、
インパクト大の紫オムライスになったのでした。

余談ですが、
藤林くん、そして本島くんも
料理が得意で趣味だそう。

お料理バトル２回戦もあるかもしれないですね！

さて、珠美さんとも加治木とも、
「宝太郎の新しいお友達」として無事顔見知りになったスパナ。

キッチンいちのせへのまたのご来店をお楽しみに！

料理について語りすぎてしまいましたが、
今回の掲示板のメインディッシュ（？）はここからです！

第６話の名脇役・鉛崎ボルトの登場です！！

毒舌な蓮華ねえさん曰く、
「何でも完璧にこなす男に嫉妬する心のちっさい惨めな連中」の筆頭！

超A級錬金術師になるには認定試験というものがあり、
そこでの敗北を勝手に逆恨みして、
1年もストーカーし続ける強者。

その猛烈な悪意を利用され、ホークスターを取り込んで
マルガムになったのでした。

そんなボルトを演じてくださったのは、
天羽尚吾さん！

実は、渡辺監督作品には3回目のご出演！

現場では、監督のオーダーを
素早く読み取ってボルトを熱演！

特に、スパナへの憎しみを語る
ひとり語りのシーンは圧巻です！

色々な動きを足して、
ボルトの癖強キャラを際立たせてくださいました！

天羽さんご本人は、
とても穏やかで気さくな方で、

現場ではキャストたちと楽しくお話されている様子が印象的でした！

天羽さん、ありがとうございました！

さて、物語後半、運悪くボルトに人質にとられてしまったりんね。
宝太郎とスパナが救いに向かうことに・・・

ここで新登場！スパナバイクです！！！！

おおおおお！！

超かっこいいい！！！

ホンダのレブル1100というバイク！

ロケ地の採石場にスパナバイクが映えすぎて、
ゴルドダッシュがかすんで…嘘です。

どちらもとってもいい感じでした！

ということで、ゴリラセンセイの導きもあって、
スパナと宝太郎がたどり着いたのは、
ボルトが敗北した試験場。
鉛崎ボルト、どこまで執念深いんだよ・・・。

りんねがスパナの恋人だと勘違いしたボルトは
りんねを空から突き落としますが、

それを助けたのが、
新フォーム・バーニングゴリラでした！

これまた採石場に映えるフォーム

九堂無事救出！

このフォームはキックではなくライダーパンチが決め技！

スパナも空にいるボルトを追いかけますが、その高さに勝てず・・・
ここで機転を利かせた宝太郎！

スチームホッパーのキックパワーで
助太刀をしたのでした！

思いがけずのナイス共闘！！

でも、そんなに簡単に打ち解けたりはしません。

今後、宝太郎とスパナの関係性はどうなっていくのか・・・

引き続きお楽しみに！！