41話
創世Ⅲ：漆黒の将軍

41、42話は坂本監督です。
実はそろそろ監督陣も最後のローテーションになります。
1年もある「仮面ライダー」ですが、制作現場の感覚としては、30話台が終わると、あとは早い……。前述のように、それぞれ最後の「〇〇組」シリーズとなるからです。

坂本組、ウィンと英寿の対話（14話）等、「ギーツ」では男っぽいぶつかり合いを撮っていただくことが多かったです。坂本監督は女子アクションのイメージも強いですが、アクション映画の男たちの熱い戦いこそ、監督のベースかと思います。
景和、道長、英寿、バラバラにされたライダー達のドラマをどう撮っていただけるのか。ジット、ケケラ、大智、たくらみのある男たちの動きをどう描くのか。ご期待下さい。

さて、脚本の高橋悠也さんには、ずっと「ギーツ」を書き続けていただいております。7月28日（金）公開の夏の映画も書いていただきました。
テレビと映画は、スタッフは別班で、同時期に併行して撮影していきます。キャストは両方行ったり来たりします。

その脚本はどうやって進めているのかというとーー、普通は、テレビシリーズを前倒しで書いて、映画の執筆期間を空けたり、その間、他の脚本家さんにテレビを書いていただくこともあります。
「ギーツ」の場合は、「どちらも佳境なので、どっちも止めずにやります！（やるしかありません）」と、全く併行して執筆いただきました…。2日置きくらいに変わりばんこに打合せが来ました。ハードでした…。（高橋さんが一番…）

そんな悠也さんの作・演出舞台 TXT 第３弾「TQY」が、7月9日より上演決定となりました！
「ギーツ」だけでなく、ご自身の舞台も書いてしまうバイタリティ！！！
悠也さんの世界、脚本に興味を持たれた方は、こちらもぜひよろしくお願いします。

（文責：武部直美）

吾妻道長と桜井景和が、浮世英寿の主催する「デザイアグランプリ」へ参戦を決める中、
運営が差し向けた新ゲームマスターのジットは、ケケラとベロバに最上級の力を与え、協力を要請する。
そして小さなジャマトを使ってパラサイトゲームを繰り広げているのは、新たな「ジャマ神」になろうと目論む五十鈴大智だったと判明。
桜井沙羅が大智と会っていたことに不安を覚えながらも、英寿と景和は大智が姿を変えた三葉虫ジャマトと戦う。
一方の道長は、街に現れたポーンジャマトと交戦。
そこに待ち構えていたように見学をしているベロバの前で、ポーンジャマトを撃破する。
このジャマトが寄生していたのは、桜井沙羅。そして既に彼女はステージ2へと到達しており……。
景和が駆けつけるも、沙羅は景和の手をすり抜け、消滅してしまう。
そして悲しみの雨にうたれ、慟哭する景和の傍らに一瞬浮かんだのは…新たな仮面ライダータイクーンの姿!?

『創世Ⅱ：タイクーン覚醒』
ご視聴ありがとうございました。

タイクーンが、覚醒しました。
まさか、こんな形で。
こんなの、あまりにも。

こぼれて、まいります🥲

■『願い』
先週に続き柴﨑監督がマウンドに。