2022年 7月 17日放送

第44話 「全身全霊をかけて、決断の行方」

脚本: 木下半太

監督: 柴﨑貴行

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「アンタじゃ人類を救えない」
赤石に対し、自らの手で引導を渡した大二はギフに契約を迫る。
赤石の役割を引き継いで、人類を守ろうというのだ。
驚くべき行動に、たまらずギフと大二に割って入ったバイスだったが、
ギフの亜空間に吸い込まれてしまう!

しあわせ湯に戻った一輝たちは、バイスの身を案じつつも、
どうしたら大二の考えを変えることができるのかと思い悩む。
そこに、母・幸実に最後のお別れ言いにきたと訪れる大二。

一輝は覚悟を決めて、大二を外に連れ出す。
そして、同じ覚悟を抱くものがもう1人ー。

見どころ

人類をギフから守るためにその身を捧げ、
長きに渡って暗躍し続けた赤石長官が、散りました。

赤石の敗因は、まさしく大二への偏愛。
偏愛の芽生えは太助の今際の攻防によるものであり、
芽生えた想いは無謀なリバイスとの直接対決を生み、
その戦いは、不老不死であったはずの赤石に恐怖を植え付けた。

無敵であったはずの強者が堕ちていく様をなるべく無様に
描きたいという私たちの考えと、演じる橋本さんの想いが
合致して、「あっけない」赤石の最期となりました。

織田信長の謀反にしろ、武田信玄の病死にしろ、
天下に最も近づいた戦国時代の武将って、完全無欠と思われた中で
あっけなく野望が頓挫してしまったよね、でも、それこそがカウンター的に
彼らを伝説にしているのでしょうね、なんてお話を橋本さんとさせて
いただいたことがあって、自然とそんな最期を共有していたのかも
しれません。

撮影での立ち振る舞いから完成映像に至るまで、
大きな影響力を作品に与えて下さった橋本さんに
キャスト・スタッフを代表してこの場で感謝申し上げます。
本当に、ありがとうございました!

次週以降は、そんな橋本さんの魂のお芝居を引き継いだ
若手キャストたちがいよいよクライマックスに向けて躍動します。
一年の集大成をぜひ、見届けてやってくださいませ

(文責・望月 卓)

第43話 あとがき

■さらば、赤石(もう蘇るな…)
続々とレギュラー陣がオールアップする中、ついにこの人も。
歪んだ思想を持った「英雄」は、若き「英雄」たちの前に散りました。

赤石英雄、死す。
橋本じゅんさん、オールアップ!!!

戸次さんや映美さん、矢柴さんといった錚々たる面々の中、番組途中から参戦いただいた橋本じゅんさん。監督とのディスカッションを欠かさず、若手キャストともコミュニケーションを図ってくださる紳士な方でございました。芝居とは何か?役者とは何か?常に考えることを止めない橋本さんの現場に対する姿勢を目の前で見られたことは、今後の役者人生を生き抜いていく上で若手レギュラー陣にとっても貴重な財産となったことでしょう。
そして、その橋本さんに感化されたのは、キャストだけではありません。制作スタッフ全員が、橋本さんのお芝居の一瞬一瞬を逃さぬよう臨む現場。撮影は、まさしく真剣勝負の場でした。

橋本さんにしか出来ない、赤石長官。
改めて、本当にありがとうございました!

一番撮影を共にしてきた日向くんとパチリ。

前田くんらレギュラーキャストと柴﨑監督とパチリ。

望月Pも参戦してパチリ。

みんながやっているこちらのポーズ。初登場時、橋本さんが杉原監督に提案して、一つの赤石の癖として生まれました。現場では冗談で本体は両手なんじゃないかみたいな話で盛り上がっておりましたが、撮影当時はギフとの交信方法はまだ決まっておりませんでした。橋本さんがつけたこの癖が、新たな設定を生んだ一つの要素になったことは間違いありません。

それでは皆さん、また会う日まで。(もう蘇るな…)

(文責・百瀬 龍介)

■沸きまくり! 期待値爆上げ!! 激アツな夏がやってくる!!!
43話よりオープニング映像が夏映画仕様に変わりました! 劇場版映像の数々ご覧いただけましたでしょうか。息を飲む超絶アクション! そして豪華ゲストの皆様の劇中カットがそれぞれ登場しました。

海外アクション映画のような戦闘服に、ドライバーを装着した五十嵐三兄妹。一輝と大二の普段と違う髪型にも注目です!

劇場版×坂本監督ならではの大大大爆発的火力!!

爆発の中を駆けるバス! ハイジャックからの決死の乗客奪還ミッション!!
その時試されるのは、シリーズ一年をかけてより強固に結ばれた五十嵐家の「家族の絆」。

そしてあの世界的アクション俳優のケイン・コスギさんとのガチンコアクションに挑んだ最強一家の長男坊、我らが主演の最大出力ハイパーアクションにもぜひご注目いただきたいです!

ガチです。
アクション! 火力! そして五十嵐家満載の約60分間! いよいよ来週金曜日、7月22日全国公開です!! ぜひ劇場に足を運んで、大スクリーンでご堪能ください。

一方で気になる本編の展開。劇場版では笑顔を見せている大二ですが、ギフに対して「俺と契約しろ」という衝撃の言葉を放ちました。
止まらない大二。止まってくれ大二。
五十嵐家、ヒロミ、大二を取り巻く人たち全員が、大二を救うべく全力を尽くします。
果たしてその想いは届くのか。そして、大二自身が兄妹との決別を決めてから抱き続けてきた想いとは……。
善と悪の行方。自分にとっての悪魔とは。大二を中心に様々な「答え」が示される第44話にもぜひ、ご注目ください!

(文責・近松 知佳)