KAIJIN

かっぱカッパ

登場作品
仮面ライダー響鬼
初登場回/初登場作品
二十五之巻『走る紺碧』(2005年7月24日放送)

■説明

夏に現れる魔化魍(まかもう)の一種。

伝説上の生物である河童に似ており、緑色の表皮にクチバシのように尖った口、背中には甲羅のような部位がある。

身軽で素早い動きができるのに加え、水中では32ノットもの速度で泳ぐことが可能。口から吐き出す液体は空気に触れると凝固し、これを標的に吐きかけて動きを封じる。

なお、この凝固した物体を削ると、ガスが発生。毒性はないが、吸うと一時的に声が甲高くなってしまう。

胴体から抜け出るように首を切り離し、胴体から新たな首が生え、首からは胴体が育つ形で分裂する。ベースとなる個体と分裂した個体の見た目に違いはない。

 

秩父に出現したカッパは、カッパの怪童子と妖姫を倒した仮面ライダー裁鬼(サバキ)を草むらから襲撃し、腕に凝固する液体を吐きかけて動きを鈍らせたのち、沼に突き落として溺れさせた。

その後、川辺で3体に分裂。裁鬼に代わり現れた仮面ライダー響鬼紅(ヒビキクレナイ)に2体で襲い掛かかるも歯が立たず、太鼓の音撃技「音撃打・灼熱真紅の型(おんげきだ・しゃくねつしんくのかた)」を受けて爆散する。

残った1体はその場から逃げ出すも、ダムにかかる橋で響鬼紅に追いつかれ再戦。遠距離から液体を吐きかけて腕を封じるも、響鬼紅はまったく動じることなくにじり寄って来たため、橋から飛び降りて水中へと逃亡。追って来た響鬼紅を溺れさせようと組み付いたが、反撃を受けてしまいやむなく地上へ。「鬼棒術・烈火弾(きぼうじゅつ・れっかだん)」を高々とジャンプして避けるも、響鬼紅は追いかけるようにジャンプ。キックからの太鼓の音撃技、灼熱真紅の型を受けて消滅した。

 

その後も、多数の魔化魍(まかもう)が大量に同時出現するオロチ現象によって、東秩父、三浦、館林、さいたまなどに出現している。

 

身の丈(身長)73寸(2.2m

目方(体重)40貫(150.0㎏)

特色/力:分裂する能力、俊敏な動き、凝固する液体を吐き出す

声:塩野勝美(しおの・かつみ)